株価が下がると配当利回りは増える!ナンピン買い推奨!

何度か書いているが、私は配当利回りの高い株式を購入し、株価が下がった時のナンピン買いを推奨している。基本的に、短期の株式売買で利益を出すのは難易度が高い。短期だと、どのようなファクターで変動が起こるか予想するのは極めて難しい。政治家や中央銀行高官の発言でも上下するし、地政学リスクで下がることもある。そのため、短期の相場を予想するのは「不可能」と考えたほうが良い。プロの証券アナリストでも当てるのはかなり難しいと思う。

しかし、中長期的には、株価は上がる傾向が高いし、配当も相当なことがない限りは予定通り支払われる。なぜかというと、インフレ局面においては、現預金を寝かせておくと儲からないため、投資家や投機筋は、ゴールドでも株式でも何でもいいから、とにかく投資しなければならないからだ。デフレ局面は異なる。なぜならば、物価が下がるため、金利が低くても、銀行に預けておけば、同じ現預金でもたくさんモノを買えるようになる。日本においては、かなり長い間デフレが続いたため、みんなそれに慣れてしまい、「中長期的には株価は上がる」ことを忘れているのだ。実際、アメリカの株価は中長期的にはかなり上がっている。

そのため、株価が下落した時に安く買えば、中長期的には利益が出る可能性が高い。さらに、配当利回りは、株価が下がれば高くなる。どういうことか?

配当利回りは、その株式の株価に対して、配当がどのくらい支払われるか、の指数だ。そのため、株価が下がれば、配当利回りは高くなる。企業は当期純利益に対して配当をどの程度出すかはあらかじめ決めているためだ。当期純利益が減らない限り、株価が下がれば配当利回りは上がる。

これを知っていれば、実は株価下落局面に株式を買うのが正解とわかるのだが、多くの人は株価下落局面は怖がって買わないのだ。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)
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