経済・株式投資の勉強、歴史に学ぶことも大切
株式投資は、テクニカルな分析、ファンダメンタルな分析など色々ある。だが、他にも重要な勉強するべきことがある。それは、歴史だ。
私は、経済学部を卒業して、若手社員の時代に、リーマンショックを経験した。そして、リーマンショックで100円くらいまで株価が下がった銘柄が、安倍晋三氏の内閣総理大臣就任で日銀の異次元緩和がスタートし、10倍以上に値上がりしたのを覚えている(銘柄名は伏せるが、人材関連だ。リーマンショックで雇用が縮小したので大暴落した)。
このように、大恐慌のとき、地震のとき、中東の戦争のときなど、どのように株価が推移したのかを、定点観測するのが良い。それも、日経平均などの大雑把なものではなく、業界や銘柄別に、非常に細かく推移を記録するべきだ。Excelにでも記録すれば良いだろう(日本経済新聞のチャートだと、10年前までしか遡れない)。
これを覚えておけば、また次の大恐慌のときに、似たような推移になる可能性は高いといえる(必ず同じ推移をたどるとは限らないが、同じように過去からの類推で考える投資家はいるはずなので、一定の買いは入るはずだ。空売りの場合もあるだろう)。
もう一つは、絶対に倒産しないであろう銘柄を覚えることだ。それは、世界シェアがトップクラスの企業だ。東京エレクトロン、信越化学工業、SMC、ダイキン工業、ダイフク、村田製作所などだ。海外であればASML(オランダ)などだ。世界シェアトップクラスな上に、これらの企業が倒産したら半導体やマテハン機器、エアコンなどをつくれなくなる。そのため、倒産することはほぼ無いと考えられる。そのため、暴落時には「買い一択」となるわけだ。いずれ、金融緩和でまた値は戻すだろう。