イブリースさんのブログ記事を読んだ。受験難易度は東大のほうが圧倒的に上だが(例外として中等部はかなり難しいが)、慶應が就職ではかなり健闘する理由がわかった気がする。

東大においては、「頭の良さ」で評価される。進学校における評価が継続する感じだ。進学振り分けがあるのと、学生の頭の良さが青天井であるからだろう。

これに対して、慶應は「カネ」だ。頭が良くても別に評価されない。金持ち附属上がり男子が外車を乗り回して女子からキャーキャー言われる世界だ。これは、私にとっては屈辱だった。だが、大学からの入学者も、この悔しさをバネにして、お金儲けに長けるようになっていくのだ。

一橋大学も慶應と似ているが、慶應のほうが露骨だと思う。一橋大学のほうがアカデミズムも重視されている気がする。慶應は本当に、お金があるかどうかの「結果」だけな気がする。
※大学院以上はまた違ってくるはずだが。慶應もさすがに大学院以上はアカデミア重視だ。

三田会においても、お金や社会的地位がないと、居場所は無い。もちろん、社会人の塾員は紳士淑女なので、表向きは誰にでも誠実に接するが、おそらく腹の底ではお金と社会的地位での張り合いがある。ただ、慶應は「ビジネスでの協力」を何より重視するので、「使えそう」と思ってもらえれば、仲良くなれる。東大のような、とにかく競争というのとは違う。慶應はビジネスライクなのだ。わざわざ同窓生で競争せず、協力し合わないと損だと考えている。

まあ、これはかなり、わかりやすくするためにデフォルメして書いており、実際はこれほど単純ではないし、お金に頓着・執着しない慶應関係者もいることはいる。だが、主流派はお金で動くのだと思う。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)
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