義務教育や高等教育で、行われるべき職業体験!

一流大学卒業でも、民間企業の仕事で活躍できない人は一定程度いる。私も人のことは言えない。たまたま、ITコンサルタントという職業に恵まれたから、やってこれただけだ。経理や営業の仕事を選んでいたら、私も使えないリーマンに成り下がっていただろう。

小学校から大学まで、日本の教育では、「職業」について考えさせる機会がほとんど無い。そして、偏差値ばかりで、「職業」に必要な能力を測定したり、伸ばすように指導することも行われていない。これが、問題であると思う。中学か高校で、民間企業のインターンシップを義務化するべきだろう。それで、民間企業の仕事が「絶望的に面白くない」と感じた人は、医学部へ行けば良いのだ。

もちろん、これは医師や民間企業だけの話ではない。今は、土木や工事現場などの職人不足だ。職人の仕事を体験して、その腕を磨くことも大切だろう。今の日本では「偏差値が低いことは悪いこと、恥ずべきこと」のような価値観がある。だが、それは間違っている。偏差値など無関係に立派な仕事をされている方は山ほどいる。勉強が嫌いならば、職人に弟子入りしても良いと思う。ただし、義務教育は完了してもらう必要はあるが。

とにかく、「職業」という観点がごっそり抜け落ちているから、一流大学卒業なのに仕事で苦しむ人が後をたたないのだと思う。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)
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