ロボット、AIの時代が来ても優秀な人材は生き残れる(と思う)
私は、ロボットやAIの時代が来ても、優秀な人材は生き残れると考えている。それは、ホワイトカラーだけでなく、ブルーカラーもだ。
ホワイトカラーの場合
現状のAIは、プロンプトを入力しないと、何もしてくれない。指示待ちである。指示待ち社員が使えないように、指示待ちAIも優秀な人間が使うからこそ効果を発揮するのだ。ちなみに、AIがあればホワイトカラーは不要というのは間違いだ。なぜならば、アホはプロンプトを考える力が無いし、AIの出力した文章やデータを理解する力も無いからだ。結局は、優秀なホワイトカラーがますます賢く働けるようになるだけだろう。
ただし、AIがプロンプト無しで動くようになると、さすがに優秀なホワイトカラーも危ないかもしれない。
ブルーカラーの場合
ヒューマノイドロボットの研究も進んでおり、人間のような仕事ができる時代が来るかもしれない。しかし、あまりにも人間に似すぎていると「不気味、気持ち悪い」と感じるらしい。かといって、ロボット丸出しの見た目だと、人間相手に相談したり、雑談するのとは違うだろう。やはり、人間同士で関わりたいし、人間からケアしてもらいたいものだと思う。そのため、介護士や看護師も生き残る。また、ロボットは阿吽の呼吸が不可能だ。場の雰囲気を微妙に感じ取り、上手く対応することができない。そのため、大工なども生き残ると考えている。親方の説明が言葉足らずでも、テキパキと働く大工のようなロボットは不可能だろう。むしろ、重いものを運ぶなど、人間のパワー不足を補う形で支援してくれると思う。
なお、日刊工業新聞で、メタウォーター勤務で巧みの技が素晴らしい人が紹介されていたので、引用する。このような仕事も、なかなかAIやIoTで代替するのは難しいと思う。なぜならば、人間は五感全てを動員して総合的に判断できるが、IoTは熱・水流水圧・電圧・ガス・振動など、一つ一つのセンサーで役割分担があり、総合的な判断が苦手だからだ。