卵子凍結の意義と課題。批判を恐れずに書く!

卵子凍結は、女性が年齢を重ねても出産できる可能性を残すという、意義のあるものだ。「今は出産のタイミングではない」として、決断を将来に残すことができる。

しかし、課題もある。批判を恐れずに書いてみたい。

まず、卵子凍結で卵子を保存できたとしても、人間の体力は低下する。卵子だけを保存しても、身体じたいは老化するため、「何歳になっても出産できる」ことを意味するものではない。もちろん、医師は正しく説明するはずだが、「いざとなったら卵子凍結」と考えている若者は、注意が必要だ。

自身の身体が老化しても、他の女性の母体から出産してもらう方法もある。人工授精した卵を他の女性の母体に着床させるのだ。だが、これも、倫理的に「人の身体をお金で借りる」ことの是非は議論されるべきであろう。

そして、他の女性の母体を借りて無事、出産できたとしても、今度は育児の負担がある。私は20代後半から30代前半の比較的若い頃に子育てをしたが、それでもかなり、体力的には辛かった。夜泣きでろくに眠れず出社したり、抱っこして身体が痛かったりした。

医学の進歩は素晴らしいが、自身の肉体は必ず老化する。それを忘れてはならないと考えている。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)
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