年収は働く場所で決まる?場所>>>能力

年収は、実は働く場所で決まる要素が強いです。日本の田舎で働くよりは、東京で働くほうが年収は高くなります。そして、東京よりもニューヨークで働くほうが年収は高くなります。

よく、受験科目数を引き合いに「国公立大学のほうが早慶より上」などと主張する人がいますが、無意味な議論です。能力云々ではなく、「場所」なんですよ。地方の上位国公立大学と早慶のどちらのほうが優秀なのか、私にはわかりません。ただ、言えることは、「東京の企業のほうが年収は高い傾向にある」というだけです。

同じように、ニューヨークで働く人のほうが、東大を卒業して東京で働く人よりも年収は明確に高いです。これは、日本では実質賃金が約30年間上がらなかったために格差が開いたことと、為替レートが円安だからです。東大卒業生の年収はミシシッピ女子大学の年収と同じです。これは、東大卒業生の能力が云々ではないのです。

他にも、勤続年数、業界、職種などによっても変わってきます。

能力・学歴よりも、働く場所を変える、というのが、年収アップの近道という、経済学・統計学的にみた結論でしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?