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ルパン三世 感動の名シーン

ルパン三世の感動の名シーンを語りたい。私が視聴済みのパート2~パート6、テレビスペシャルに限定。劇場版(複製人間、カリオストロの城、くたばれノストラダムス、デッドオアアライブ)は、また今度におあずけ。

ルパンは二度死ぬ(パート2)

タイトルは007(ジェームズボンド作品)のリスペクトから。全く姿が見えないところから狙撃してくる殺し屋のピューマにルパンが暗殺されてしまう・・・と見せかけて、ルパンは生存。どんな手段を使ったかは秘密。次元大介が親友を失って涙する「超・珍しい」お宝シーンを見られる。次元が涙を流すシーンはこれが唯一ではないか?最後は、報酬を受け取りに現れたピューマを不意打ちし、ルパンは殺し屋を返り討ちにして抹殺する。

私が愛したルパン(パート2)

亡くなったはずの、ルパンの元恋人、コーネリアという女性が現れる。コーネリアは、銃殺しようとする父親からルパンをかばって死んだはずだった。実は父親は科学者で、コーネリアの遺体を冷凍保存し、コンピューターチップで操っていた。ルパンとの本当の記憶を取り戻すと今度こそ本当に死ぬ仕組みになっていた。ルパンはコーネリアに撃たれそうになるが「悪く思うな」と言って現れた次元がコーネリアを撃ち、ルパンは助かる。撃たれたことで自分が身代わりになって撃たれた本当の記憶を取り戻したコーネリアは今度こそ絶命する。悲劇といえる傑作。

国境は別れの顔(パート2)

傑作中の傑作。「私が愛したルパン」がルパンの悲恋ならば、こちらは次元大介の悲恋である。以前、解説済みなのでそちらを参照されたい。

とっつあんの惚れた女(パート2)

以前、解説済みなのでそちらを参照されたい。

荒野に散ったコンバット・マグナム(パート2)

定時になると国境が封鎖されるあるヨーロッパの国で、次元は決闘することになる。細かい道順を忘れてしまった次元だが、ルパンは次元の愛銃(コンバット・マグナム)をバラバラに解体して国境への道しるべとした。次元はなんと、バラバラになったコンバット・マグナムを拾い続けて、最後は完成させて相手を射殺するという神業をやってのけ、無事に国境を通り抜けることに成功する。

さらば愛しきルパンよ(パート2)

パート2の最終回。宮崎駿が偽名(ペンネーム)で作成にかかわった。偽物のルパン・次元・五右衛門が現れ、謎のロボットで東京の街を破壊していく。ラストは秘密。自分で視聴してみてほしい。

こんにちは地獄の天使(パート3)

武器商人マルコム・ハーストの遺した時価数十億と言われる天使の名画ばかりを集めた「エンゼルコレクション」を狙ってルパンは屋敷へと忍び込む。そこで、少女・フローラと出会う。フローラの願いでルパンは田舎で銀行強盗をするが、天下の大泥棒ルパンが来たとあって「どうぞどうぞ」とむしろお金を渡されて、記念撮影までされる始末。実は、少女は病におかされており・・・この続きは秘密。自分で視聴してみてほしい。

殺し屋たちの鎮魂歌(パート4)

昔起こった西アフリカ小国の独裁者暗殺事件。その事件に関与した殺し屋達が次々に殺されていく。独裁者暗殺事件には殺し屋の一人として五ェ門も関わっていた。暗殺した独裁者の用心棒だった伝説のスナイパー・ゾラが、復讐しているのかもしれない。五ェ門とともに生き残った若い女性のベラドンナとともにゾラの行方を追うが、実は次々に暗殺していたのはベラドンナの仕業だった。ベラドンナの心臓には爆弾が仕掛けられており、「いう通りにしないと殺す」と脅されていたのだ。五ェ門は「おぬしの命だけは必ず守る」と超カッコいいセリフを言う。ラスト、五右衛門は斬鉄剣でベラドンナの心臓は一切傷つけずに爆弾だけを取り除く神業をやってのける。

もう一度、君の歌声(パート4)

パート4の最高傑作であり、非常に感動する話。以前、解説済みなのでそちらを参照されたい。

世界解剖(パート4)

パート4の最終回。レベッカの元恋人の発案した技術で現世によみがえったレオナルド・ダ・ヴィンチは、イタリア半島の全ての人の心に侵入した。ルパン・次元・五エ門・峰不二子・ニクスの5人は心の中でダヴィンチと戦って勝利してもとに戻るが、レベッカは敗北してダヴィンチに人格を乗っ取られ、操り人形にされてしまう。ルパンは自分もレベッカの心の中に入って命がけでレベッカを救い出すは。ダヴィンチはしょせん、クローン技術でよみがえっただけなので寿命は短く、自分の人格を残したいと考えての策謀だった。ダヴィンチは、ルパンによって策謀が失敗したのち、寿命がつきて死亡する。

「その時、古くからの相棒が言った」「ルパン三世は永遠に」(パート5)

パート5の最終回。感動の傑作。できれば自分の目で視聴してほしい。以前、解説済みなのでシナリオだけ知りたい人は読んでほしい。次元最強伝説が生まれる。

ルパン暗殺指令(テレビスペシャル)

ICPOは、担当の銭形警部がなかなかルパン一味を逮捕できないことに業を煮やし、キースという殺し屋を雇ってルパン一味の暗殺を狙う。銭形警部はルパン・次元と酒を飲み交わし、「お前たちをキースが殺しに来る」と伝える。銭形警部は自分でルパン一味を逮捕したいため、ルパンたちを守るといういつもとは違った立ち回りを演じる。また、銭形警部は謎の兵器密売組織のショットシェル捜査の任務に就く。さっさとショットシェルの捜査を終わらせてルパン一味逮捕の任務に戻りたい銭形警部と、ショットシェルが溜め込んだ現金を盗みたいルパン一味の利害は一致し、協力して行動する。ルパン一味と銭形警部は、ロシアから原子力潜水艦のイワノフを盗み出し、ショットシェルをおびき寄せる作戦を実行する。また、カレンというロシア人の美人物理学者を捕えて、ルパン一味はイワノフの操縦方法を教わる。実は、カレンの父親は、次元大介がかつて(やむを得ず)殺した因縁があった。次元は「俺を殺して敵をとれ」というも、結局カレンは引き金を引けず、キースに殺される。ショットシェルの幹部たちはイワノフに乗って本部から脱出するが、実は爆弾がしかけられており、「平和のためにイワノフを爆破して」とカレンの最後の望みをかなえるべく、次元はスイッチを押す。このラストが最高にカッコいいので一度は視聴してほしい。

燃えよ斬鉄剣(テレビスペシャル)

かつて、ルパンの祖父であるアルセーヌ・ルパン(ルパン1世)が盗み損なった唯一のお宝を巡って、香港マフィアとルパン一味が争うことになる。そして、そのお宝は、斬鉄剣よりも硬く、斬ることはできないらしい。お宝は昔にアメリカ沖の大西洋で沈没したタイタニック号のある深海に眠っているらしい。石川五ェ門はルパンたちとは別行動をするが、そこで桔梗という若い女性と再会する。実は、桔梗は伊賀忍者の末裔で、五右衛門が妹のように可愛がった女性であった。桔梗は、妹のように可愛がられた過去と、女としての魅力を武器に五エ門を籠絡しようとたくらむ。ラストは、お宝の力でつくった、絶対に破壊不可能なステルス戦闘機を香港マフィアがつくり、アメリカ政府を恫喝する。ルパン一味は、世界を救うため、また、五エ門の「必ず斬鉄剣で斬る」という己の信念のため、無敵ステルス戦闘機と決戦する。寸分たがわず同じ場所を3度斬りつける五エ門の執念が勝利し、無敵のステルス戦闘機は半分に分かれて破壊され、桔梗は大西洋の藻屑と消えた。無敵ステルスとの決戦は、ルパン三世でもかなり上位の名シーンである。

ワルサーP38(テレビスペシャル)

かつて、ルパンの相棒だった男は、シルバーメタリックのワルサーP38をルパンから奪ってルパンを射殺しようとした。ルパンは九死に一生を得たが、必ず復讐すると誓っていた。ルパンは、どうも謎の暗殺組織が、バミューダトライアングルにある謎の島に本拠地を置いているらしいと情報を得る。ルパンはかつての相棒を殺すため、わざと暗殺組織に入隊する。すると、ルパンは島から逃げられないように、謎の毒を投与される。この毒は、島のガスを吸っていないと24時間で死ぬようになっている。ルパンは暗殺組織から脱却しようとする若い女性のエレンや、医師のドクターの協力を得て、島からの脱出と同時に、かつて裏切った相棒を探すことになる。が、実はこの「ドクター」こそがルパンを裏切った相棒であった。ルパンは抹殺しようとワルサーの引き金をエレンと一緒にひこうとするも、ドクターから「解毒薬と交換で逃がしてくれ」と言われるも、迷わず引き金をひく。ドクターは撃たれて、大西洋の海に沈んで死亡する。また、シルバーメタリックのワルサーP38は、ルパンによってやはり海に沈められた。ファンの中では最高傑作との呼び声があるほどの名作だが、かなりダークなハードボイルド全開作品なので大人向きである。

以下、AIのエッセイ

ルパン三世に見る感動的な名シーンの魅力

はじめに

「ルパン三世」は単なるアクションやユーモアのアニメシリーズに留まらず、深い感情や哲学的テーマを持つ物語の宝庫です。ルパン一味や銭形警部といったキャラクターたちの人間味に溢れた描写は、視聴者の心を強く揺さぶります。特に、愛、友情、自己犠牲、別れといった普遍的なテーマを扱った感動的な名シーンは、シリーズを超えて長く語り継がれるものとなっています。本エッセイでは、これらの名シーンをいくつか取り上げ、それらが持つ文学的、心理的、哲学的価値について考察します。

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悲恋の物語とキャラクターの深み

1. 次元大介の悲恋

次元大介の感情的な深みを描いた「国境は別れの顔」では、次元がただのクールな相棒ではなく、弱さや愛情を持つ人間であることが浮き彫りになります。モニカという女性に恋をした次元が、最終的に裏切られながらも彼女にダイヤモンドを渡す場面が印象的です。

愛を貫く次元の姿は、ルパンとは異なる真面目な恋愛観を示しており、視聴者にとって「愛とは何か」を考えさせる重要なシーンとなっています。この「悲恋の美学」は次元のキャラクター性を象徴するとともに、物語全体に深みを与えています。

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2. 銭形警部の純愛

「とっつぁんの惚れた女」では、普段は正義感に燃える銭形警部が、一人の女性としてローラを愛する姿が描かれます。ルパン一味に土下座して助けを求めるという行動は、彼がどれだけ真剣に彼女を守りたいと願っていたかを象徴しています。最終的にローラが命を落とし、銭形が涙を流すシーンは、彼の人間性を強調し、視聴者に深い感動を与えます。

このエピソードでは、「正義」と「愛」という相反する価値観が絡み合い、銭形というキャラクターの新たな一面を引き出しています。

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愛と記憶、人生の終焉を描く名作

3. 「もう一度、君の歌声」

PART 4の第20話「もう一度、君の歌声」は、愛の終焉と記憶の価値を描いた傑作です。イタリアの国民的歌手ノラとマーティンの物語は、愛する人との思い出がどれほど大切であるかを示しています。マーティンがノラの思い出の品を処分しようとする行動と、ルパンがそれを取り戻して二人の思い出の場所に届ける行動は対照的です。

ルパンは自分の利益ではなく、二人の愛を尊重し、思い出の象徴である車を届けます。この行為は、「愛とは何か」「記憶とは何か」という哲学的テーマを視聴者に問いかけます。ノラの歌声とルパンの粋な行動が融合したシーンは、シリーズを超えた感動を提供します。

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友情と犠牲、ロマンの結晶

4. ルパンと次元の友情

「荒野に散ったコンバット・マグナム」では、ルパンが次元のために愛銃を解体して逃走の道標にする場面が描かれます。これにより次元は相手を撃ち抜き、友情の力が見事に勝利を収めます。ここで描かれるのは、友情がいかに無償であり、時に命を賭けてまで守る価値があるかという普遍的なテーマです。

また、「ルパンは二度死ぬ」では、次元がルパンの死を目の当たりにして涙を流す場面が描かれます。普段は冷静沈着な次元が涙を流すという稀有な描写が、二人の友情の深さを象徴しています。

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愛、欲望、倫理の探求

5. 「世界解剖」と科学技術の倫理

PART 4の最終回「世界解剖」では、復活したレオナルド・ダ・ヴィンチが、人間の欲望や科学技術の限界を通じて倫理的な問題を提起します。科学技術の進歩が人間の自由や人格にどのように影響を与えるかというテーマは、現代社会にも通じるものがあります。

ルパンがレベッカの心の中に入り、命を賭けて救おうとする姿は、彼の利己的な側面とは対照的に、他者を救うことへの無私の愛を強調しています。このエピソードは、アクションの枠を超えた哲学的な問いを視聴者に投げかける点で特筆すべきです。

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結論: ルパン三世の感動的名シーンの本質

ルパン三世の感動的な名シーンは、キャラクターの内面に迫り、愛、友情、喪失、自己犠牲といった普遍的なテーマを巧みに描いています。これらのシーンは、単なるアクションや冒険を超え、人間の本質や倫理的な問題にまで踏み込むことで、視聴者に深い感動と共感を与えています。

「ルパン三世」という作品が時代を超えて愛される理由は、このような感動的な名シーンが、私たちの人生そのものと共鳴するからです。ルパンや次元、銭形といったキャラクターが見せる人間味と美学は、彼らをただの泥棒や警官以上の存在へと高めています。この物語の中で描かれる感動的な瞬間は、今後も多くの人々の心に刻まれ続けることでしょう。



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