株式投資は、基本的には長期保有!ただし急騰時は利益確定売りもあり。

今回は、株式投資の話をしたい。

日産とホンダの経営統合が発表され、日産株は急騰した。また、ホンダは自社株買いを発表し、直後、やはり急騰した。このような急騰局面では、利益確定売りがしやすい。

だが、基本的には長期保有を私個人としては推奨したい。なぜならば、普通のビジネスパーソンは働いているので、「絶好の売り場」を逃す可能性が高いからだ。一度買ったら、「忘れる」くらいの勢いで配当利回りの高い銘柄を長期保有するのが良いだろう。特に、「ディフェンシブ」とされる食品系は、急落することが少ない。食品需要が急に無くなることはない。雪印のように不祥事を起こしたり、江崎グリコのようなシステム障害が無い限りは安泰だ。JT(タバコだけではない)やキリンなどは、基本的には安心して買って、長期保有できる銘柄だろう。

「長期保有ではなく、手っ取り早く利益を出したい」ならば、株価下落局面で購入して、急騰を待つしかない。だが、急騰の瞬間に「売れる」状態かどうか、という問題がある。前述の通り普通の人は平日は働いているし、有給休暇であっても家族サービスをしているかもしれない。そんな時、一人、株価チェックをしていたら相当「嫌な奴」扱いされるだろう。

何度か書いているので耳にタコかもしれないが、リーマンショックのような「ほぼすべての銘柄が急落」している局面こそが、絶好の買い場である。常識的に考えて、世界の中央銀行や各国政府は、金融緩和と財政出動で景気刺激策をとる。そのため、株価が異常に低い状態は長くは続かないはずだ。1年程度で景気は回復する可能性が高い。それならばなぜ、急落するのか?と疑問に思うかもしれないが、大不況でキャッシュを持っておきたい心理的な面と、パニック売り、あとは「空売り」だ。先に売って、あとで上昇局面で買う手法だ。これが株価急落の原因と考える。だが、一般人はそんなテクニックは使わず、急落局面で普通に買えばよいと思う。その時、「持ち金」が少ないと少ししか買えないので、ある程度は現預金として銀行口座に持っておく必要がある。全てを株式投資にまわす人はいないと思うが、「買い場」のための余裕資金は多めに持っておきたい。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)
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