大学受験の分類を再構成するべき?文系・理系・職業系。ビジネスの面白さを伝える教育も必要。

今の大学は、偏差値で序列化されている。本来は、職業に就くことが重要であり、学者志望の人は学べる学問で大学を選ぶべきだろう。

今の大学受験は、文系と理系で分かれているが、以下のように再構成したほうが良いのかもしれない。

文系
理系
職業専門職系

大学院であれば、専門職大学院があるが、学部ではほとんど存在しない。医学部や薬学部などは医療専門職のための学部だが、それ以外はあまり職業のための学部は存在しない。

例えば、会計・ファイナンス専門職のための会計ファイナンス学部があっても良いと考える。情報システム系の学部も、従来型の研究系の学部と、ビジネスアプリケーション系の学部で分ければ良いと思う。ビジネスアプリケーション系の学部では、SAPやAWSなど、より実務に近いことも学べば良いだろう。そうした学部では、仕事の面白さやキャリアについても教えるべきだろう。

一橋大学や早慶は、ビジネスエリート養成大学なので、専門職系学部に特化しても良いと思う。もちろん、従来型の学部も残しても良い。

東大の場合は、もともとは官僚養成大学であり、マクロエリート養成が使命であるため、さすがに専門職系学部はありえないように思える。それをやってしまうと、日本から知的教養エリートは消滅し、ビジネスエリートしかいなくなるだろう。京大も東大と似た位置づけだと思う。

ただ、専門職系学部となると、当然、「専門学校とはどう違うのか?」との批判もあるだろう。高度な職業専門スキルと、教養や高度な思考力を両立した学部にできるのか、難しいところだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?