-小劇場とか懐かしいね、という話(追記あり)-
昨今のコロナウイルスとやらに、何やら侵食されております今日この頃、皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
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わたしはといえば、演劇の観劇なども、ごく個人的な気分で自粛しております。
自分たちの公演くらい観に行こう、と思っていたのですが、このご時世に体調が思わしくなく、コロナ以降、まだ一度も観劇をしておりません。
人いきれになれにくいギャラリーには足を運んでいるものの、美術館やライブ会場なども、自粛しております。
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つきましては、小劇場のような空気感や地下鉄の喧騒や匂いなどが少し懐かしくなります。
でも、そういうときには、そういう気分をしっかりと懐かしんでおこう、ということで、昨年の暮れに観劇したminimumantiさんの「真世の光教」のサントラ音源を聴いてます。
Sound HorizonやKalafinaなどを思わせる、アーティスティックな音源です。
その歌い手さんを担当された方がその公演の折にフォローしてくださっており、恥ずかしいのであんまり感想は程々にしておきます。
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そうして、公演の内容を思い返してみると、少しずつだけど、思い出してきました。
ちょうどその頃に書き始めた小説と重なるような舞台のスタートの場面で、どきっとした記憶があります。
実際には、自分の書き始めた小説とは、少しテーマが異なる部分もあり、でも、似ている部分もあり。
でも、実は、その小説、まだ改稿をしているところで、来月の新人賞に投函する予定です。
もうかれこれ一年前に、観劇したときに、ふわっと世界観を掴まれた記憶を辿り、その記憶さえ、もう少し薄れ始めているというのに、かくいうわたしは、まだその小説をえっこらえっこら修正している、という。
自分の制作スタンスの、その時間軸のスロウなさじ加減には、とても好感が持てます。笑
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まぁ、そんなこんなで、今夜もそのサントラ音源を聴きながら、えっこらせっせと小説を改稿していこうと思います。
それでは、また渋枯れの秋の夜に。
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<追記>
ご紹介したサントラ音源の中の一曲がYouTubeに掲載されております。
音楽とか演劇とか、そういう文化は、時代の流れと共に風化してしまうことも少なくありません。
今、最高と思っている作品を、来年も、再来年も、最高だと思い続けることができれば、それに越したことはありませんが、この思いを少しでも共有できたらと思い、そのリンクを貼らせて頂きます。
公演の関係の方々に、迷惑だと思われるかな、とか色々考えましたが、よいものはよいので、ぜひ聴いてみてください。
舞台のオープニング映像も少し体験して味わうことができます。
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