-L'Arc〜en〜Cielツアー-
L'Arc〜en〜Cielの8年ぶりのツアー「ARENA TOUR MMXX」に参戦してきた。
20代の頃にHYDEさんのソロを茨城県のひたちなか市のロックフェス「ROCK IN JAPAN FES」で観て、昨年はHYDEさんのアコースティックソロ「黒ミサ」を観に行った。
好きなバンドをひとつ挙げるなら、という好きなバンドだけど、初めて観に行くことができた。
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雑話のような細かな話は、すべて中略する。
多分、つまらないと思うから。
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セットリストは、行く前に予習しておいた。
中高生の頃に、初めてギターやベースで弾いていた曲を、何曲も演奏してくれた。
若い頃に、茨城大学の方々とバンドで演奏していた曲も、何曲か生演奏で聴けた。
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アンコールの「ガラス玉」では、ギターソロ前の早弾きの助走をつけるギターフレーズとベース、ドラムで躍動感を作るところで、わたし的にはテンションが上がる一方だったのだが、会場の空気とは、とても温度差があった。
当たり前の話である。
加速する早弾きにテンションが上がるのは、ギターキッズくらいのものである。
ロックギタリストは、永遠の14歳、永遠のギターキッズである。
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そして、ラス前の「I'm so happy」では、hydeさんの思いの丈を綴る当時のことを思い出したり、そして、こうして最高のドラミングで沸かしてくれるyukihiroさんの存在感を感じたり、また今の自分の心境に重なったり。
そして、それらを抜きにしても、ラス前にこの曲がある意味を、確かに受け取ることができた。
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わたしは、歌やギター、ベースに関しては、なかなかのL'Arc〜en〜Cielマニアなのだが、今日のライブで最高だったのは、何よりもyukihiroさんのドラミングだった。
それは、わたしがL'Arc〜en〜Cielの以前のドラマーであるsakuraさんの、熱烈なファンだから、余計に、かもしれない。
フィルやタム回しの音感は切れっ切れだったし、中期以降のL'Arc〜en〜Cielの持ち味である、ブレイク前の斬りつけるようなスネアの鋭い音色は、ますます鋭利に冴え渡っていた。
そして、こうして、今のL'Arc〜en〜Cielは、やはり最高である、そのことを、今のメンバー4人が教えてくれた。
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帰り道には、L'Arc〜en〜Cielへの想いも程々に、きのこ帝国の佐藤千亜妃さんのソロを聴いていた。
「空から落ちる星のように」
国道4号線を下りながら、この歌を聴いた。
でも、わたしの知ってる国道4号線は、こんなにゆるくない。笑
車のスピードも、マックスに上がりまくり、歌詞もなかなか聞き取れない。笑
果たして、この歌の国道4号線は、もう少し北の方なのだろうか。
それとも、ふつうにこの辺りなのだろうか。
でも、わかったことがある。
佐藤千亜妃さんは、きのこ帝国の佐藤千亜妃さんのままだった。
それだけでも、ソロの音楽を、これからも聴いていこうと思える。
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さて、あまりにも熱いL'Arc〜en〜Ciel愛と、きのこ帝国愛を、披露したところで、そろそろ休むことにする。
それでは、また愁いの夜に。
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