-いいえ、わたしは牡牛座の男-
この、月の隣に見える星は、何だろう。
調べても、よくわからない。
木星かな、アルタイルかな、アンタレスかな。
◇
それは、そうと。
◇
やりたいことをやる。
自由に生きる。
やりたくないことから逃げる。
◇
そういう生き方が流行ってますね。
大流行してます。
◇
でも、そういう生き方をしている人の言葉に惑わされてはいけないと思う。
大抵の人は、若い頃に、沢山やりたくないことをやっている。
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その発言をすることによる、本人のメリットや言葉の裏を読んだ方がいいと思う。
わたしかて、その対極にある、この発言に、わたしのメリットがあるから、発信しています。
◇
ほとんどの、何らかの活動をしている人の言葉には、多分にその人のメリットが含まれている。
言動やその他も、然りです。
◇
あなたが、もし、まだ高校生や20代くらいの年齢であるなら、やりたいことだけをやって、得られるものと、やりたくないこともきちんとやって、得られるもの、その天秤は、しっかりと見つめていた方が、よいと思います。
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例えば、やりたいことを続ける上でも、やりたくないことは、たくさんあります。
誰かと一緒に、音楽を作るとか、アートをどこかに出展するとか、小説や短歌を詠むとか。
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そういう中でも、すべてを捨てて、逃げ出したくなる夜、みたいな夜は、一度や二度ばかりか、何度でも、何度でも、そんな夜は、訪れます。
その度に、逃げ出していたら、どこにも居場所など、あるわけがありません。
それでもいいなら、別に構いませんが。
◇
例えば、わたしが、あなたに見下されて、あなたに蔑まれて、あなたに罵られて、あなたに踏み潰されて、あなたにすべてを奪われて、それでも、人を敬い、尊しとし、その人生を、そこに価値を、残しているなら。
そんな、わたしの日常を、見つめている人は、そのわたしから見える視線の、その少し陰になる辺りに、きちんといます。
◇
そのあなたから見える視線の、その少し陰になる辺りに、きちんといます。
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やりたいことをやる。
自由に生きる。
やりたくないことから逃げる。
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そういう人が、もしあなたの友人で、あなたに助けを求めてきたら、あなたは、どうするでしょうか。
◇
それでは、また星のみえる夜に。
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