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海を毎日見る生活って初めてだなって思った 【マルタ留学記_2】

地中海のど真ん中の国にきて1週間が経とうとしています 経ちました。意外と忙しくて全然書いてない。
地中海性気候のこの国はカラッと暑くて過ごしやすいです。
最初の数日は、0からのスタートのひとりぼっち感、明日の予定が学校以外ないことの焦り感とちょっと戦ってた。今まで予定詰め詰めにするタイプだったから..今はそんなことも楽しめる余裕が出てきた
このnoteでは思ったことのメモを

スーツケースにAirTagを仕込めば安心が手に入る

今のヨーロッパの空港は、Covid-19の影響で空港職員がたくさんリストラに遭った直後であり、初めての本格的な旅行再開でめちゃくちゃトラブっているのをご存知でしょうか。

6月に母にイギリスに連れてきてもらった時、これのせいで飛行機が飛ばない危険性もあったほどでした。
ヒースローはひどい状態ですが、他のヨーロッパの空港も荷物が本当に積み替えられるか危ない。航空会社をまたぐ2回トランジットなのでロストバゲージが心配。しかも私、北京でロストバゲージにあったことがあるのです….
なのでAirTagを預け入れ荷物に仕込みました。これがとってもよかった!!!

普通、預け入れ荷物が本当に自分と一緒に移動できてるかは出てくるまでわかりません。が、トランジット先の空港でケータイをひらけばFind Meアプリでわかる!!これで一安心できました。

マルタでまた、宿舎みたいなところで生活してる

語学学校が提供してる一番安い寮に入っています。留学エージェントの話によると綺麗だよ!!とのことですが、一番低いグレードなのでやはり最初は綺麗じゃなくてちょっと戦きました。
1つのフラット(フロア)に2人部屋が5つあります。10人くらいで、キッチンとリビング、シャワーとトイレが共用です。私が大学1,2年の時に暮らしてた宿舎もこんな感じだったので、懐かしさすら覚えます。
人種構成は、日本人女性3, 日本人男性2人, トルコ人女性3人, 韓国人女性1人です。(男の子がいてびっくりした)
ここで1ヶ月生活します。私が来るまではまた違う人たちが暮らしていたらしくとっても汚かったとのこと…どんな人がフラットメイトになるかは大事だなと思った。
同室の子に街を案内してもらって、帰りにリビングで日本人チームでだべりました。初めての土地で初めて会う人たち。ビールもらってぐだぐだ喋った。早速旅先で人に出会えて嬉しい。
こちらで人に会うと、日本人もみんなファーストネームで名乗ります。自分も自然にそうなる。なんでだろう

CISKという、マルタのビール。味は薄めでぐびっとのめた

旅の恥をかき捨てる

ショットバーに行ってきました。日本にはないタイプの居酒屋さんです。ショットと言っても半分以上割り材で、ぐびっと行けちゃいます。(レッドブル割が一番よかった)
日本であんまり大人数のめちゃくちゃ飲む飲み会みたいなのは、行ったことがあまりありません。今にして考えると、お酒が弱いし、いざとなった時に人前でダメになるのが怖かったからなのかなって思います。あと、せっかく人と飲むのに語らえない…美味しいお酒を美味しく飲む楽しみを早くに知ってしまったし…
マルタで1ヶ月だけ同級生な人たちしかいないし、海外のパリピがみてみたいので社会科見学のつもりでいきました。行ってみたら、店にいる半分以上が日本人..
ゲームしてみたりコールがんがんやったり、いや大学生の飲み会かよってそのまんまでした。みんなでワイワイ飲んでるのも楽しいもんだなと思えました。お酒入ってるから普段話さないような感じの人とも話せたし。しっかり飲みすぎて、初めて訳わかんなくなりました。あんなにダメになったの初めてかも..お酒入ると自衛力が下がるから、ほんと、気をつけよう。旅の恥はかき捨て

クラブにも行ってみました。私の通っている学校ではクラブのチケットが格安で買えたり、月曜は無料だったりします。いやどんな学校?
ショットバーでダメになってる私をみて心配した日本人のお姉さんが、ずっと守ってくれながら一緒に行ってくれましたありがたいな。ドープな雰囲気の店の中で、めちゃくちゃイカつい男の人に入場券見せろって言われたの結構どきどきでした。至る所であついキスしてる人たちがいたし、マリファナのかほりがぷんぷんした…

学校近くのクラブ

ちなみに、クラブ街で飲み物を渡されたら飲まずに捨てろだそうです。その通りではそうやって亡くなった人もいるそうな…危な。

人との関わりの、可能性を広げる

近ごろは自分と同質の人としか関わりを持ってこなかったなと思います。そうすると楽なのは間違いないです。しかもそれは全然間違ったことじゃない
マルタにきてびっくりしたのは、たとえば2人組がいるとして、話を聞いてみると語学学校でしりあった20歳フランス人と35歳韓国人で、マルタのベストフレンドよ!!というのです。そんな組み合わせが意外といます。
(もちろん、アジア人やヨーロピアン同士で固まりがちではあるにはあるのですが。)
語学学校に同時入学した日本の30歳のお姉さんと、最初は歳が離れてるし..という思いを抱えていました。クラスにもそれくらいの人が何人かいて、友達になろうという気持ちは今にしてみればとっても少なかった気がします。先述の2人をみてから、無意識のうちに築いていた壁が可視化されたような気がしました。
それから、同時入学したお姉さんから日本では絶対話さないという、人生の失敗の話で励ましてもらったり、クラスメートのひとたちからは学校を体調不良で休むと大丈夫??って連絡もらえたりするようになりました。
トルコ人ガールズ3人組に飛び込んでみたらすっごく優しくて、一緒に料理したり、クロワッサン食べに行ったり。日本の元首相銃撃事件について聞かれた時は、びっくりしたな..
韓国人の子と買い物しに行ったときは、ジェラート食べながら真剣に恋愛の話をした。国は違っても、結構普遍的なことでみんな悩むんだなって思った。
他の日本人に対しても、普段自分が付き合いのあるような人たちのタイプとは違うな、などと思っていたけれど。いい人たちであることは間違いない。

これはチャンスだと思う。この1ヶ月をとおして、もっとフラットに、オープンマインドになれるようになるといいな。これから就職するとさらに同質な人たちと一緒になる。楽しいだろうけど、こういった気持ちを持てるように。
最近はお友達ができて嬉しい。

Gozo島で女子旅

ひとを通して自分を見る

マルタで出会ったいろんな人と、旅先だからこそする話があります。そんな話を通して、また自分がその人にする話を通して、日本にいる時より素直に、「ああ、自分ってこう言う考えなんだ」って思うことがあります。

Beautiful

こっちであった女の子同士、みんなYou're beautiful!って褒めあってる気がします。日本よりも多様な身体のあり方をみて、みんな堂々と肌を出したり、着たい服を着ていていいなってしみじみ思います。
トルコ人ガールズと話してる時、あなたの国の目の形と鼻が羨ましいと言われて驚きました。私たちは彼女たちのような大きな眼やすらっと高い鼻に憧れるのに。彼女たちに「私たちは全く逆のことを思ってる!!」って言われました。自分たちに無いものに憧れるのかもしれない。
みんなビューティフル!!!

海を毎日見る生活って初めてだなって思った

新しいものの連続でした。
初めてきたマルタは結構、発展途上国の顔をしていました。道路はがたがたであんまり豊かな感じじゃなく、いろいろ雑に建設中。St. Julianは結構匂いがなんか、生ゴミのかほり..渋谷みたいな。スピノーラ湾は綺麗

通学路にあるスピノーラ湾


今週たくさんの人に出会った。クラスメートは国籍も年齢もバラバラ、フラットメイトのトルコ人の子たちと仲良くなったり、いろんな事情でマルタにくる日本人の人たち。お店でフランス人の子やイタリア人のマダム達と仲良くなって、なんと一緒にディナーしたり。
行くところがたくさんある。知らない街、見るべきところ。初めて見る百均やこちらの店。これを毎日ちょこっとずつ開拓するのが楽しい。
スーパーで売ってるものがわからなさすぎて、買い物が終わると結構疲れてる。これも楽しい
旅ならではの刺激が戻ってきてめっちゃ嬉しいです。


誰もわたしのことを知らない。わたしも誰のことも知らない。スリーマの海辺のベンチでスタバのジュースを飲みながら、ぼけっとする余裕がたまらなくよかった。