宇多田ヒカルのKiss & Cryにどハマりしながら25歳になった
宇多田ヒカルさんの曲をとにかく聴きたくなる、ビッグウェーブがまあまあな感覚で押し寄せる。最近YoutubeでみたKiss & Cryのライブ映像が、それはもうカッコよくて近頃毎朝聴いている。
公式のMV。サムネの画質の悪さに時代を感じる。映像は思いっきりSFなのに、最初は恋愛を歌ってる。でも全然マッチしてるしカップヌードルがカッコよく見えてくる、不思議だ…
アルバムHEART STATIONは神曲しかないのかと思っていたら、先日誕生日を迎えた。
20代の折り返しに立って
ちょうどいい節目である。20になった瞬間を振り返って、また同じくらいの時間の先に、30代がある。
私の20代前半は、(いやそれよりずっと前もかもしれないが)毎年何かしらの変化があった。12月31日にはFaceBookに1年を振り返るポストをしているが、毎年ちゃんと変化があることを喜んでいるなとおもう。自然とそうなっている部分50%、意識しているところ50%と言ったところである。
ただ、24歳は、ちょっと違った。振り返ってみれば、「新卒入社」という否応のない変化に、流されたような。自分の中でちょっと確信が持てない、曖昧な気持ちだった。あれ、「仕事」でじたばたしてた以外の私、何があった?
誕生日近くに聞いたこの歌詞に、普段歌詞をさらさら聞いてない(カラオケだで歌ってみてこんな意味だったのね、と気づくことあるよね?)私が、ハッとさせられてしまった。
頭の片隅に置いてたことを、カレンダーにぶち込む
思えば大学4年生、時間がある中で気づいたことがある。やりたいな..と何となく思っていたことを書き出して、カレンダーにぶち込んだらやれたなと。その最たるものが、1ヶ月ちょっとのマルタ滞在だった。
今何となくもやついているのが2点。
生活の中に運動が入る隙がない。身体がちょっと重い、というか凝り固まっている。
日常でプロダクトを考えすぎて、ちょっと違う視点が欲しい。
ということでまず、ピラティス始めました。
zenplaceというピラティススタジオに通っている。自分の身体の使い方を意識しながら、結構必死についてってるので1回全部身の回りのことを忘れて、自分の身体を労われていい。
と言ったものの本当にいいのは、多分以下のポイント
U25は安い!!!
仕事今日はめっちゃやりたいな~~て時にいつでも受けるレッスンを変えられる
とはいえ月4回行かねばなので、無駄にしたくなくてとにかくどこかのカレンダーにぶち込む
本当はちょこざっぷと迷ったが、ジムに自分から行けないという謎の自信があった。レッスン制のところで確実に運動を1週間の中に取り入れるところからだ、と思ったがこれは今のところ非常によくワークしている。
機会は突然に、良いタイミングで訪れる
Ezio Manzini氏の著書の輪読会に参加している。彼はイタリアのデザイン学者であり、社会イノベーションとデザインについて研究している。(解釈違ってないか怖い)友達がやっている団体が主催で、これは興味に合うし友達がいるなら飛び込みやすいじゃないか!!と参加した。社会人の武蔵美院生が多くてまた違った人々の考えに触れられて楽しい。
大学に入ってから、なんだかんだずっと情報系に居た。が、前の大学は社会学系の学部だったし、高校生の時は模擬国連やったりとか、結構社会学系のことがらにも興味がむくのである。ただ、いまいち深い思考までは辿り着かなかった。そういう意味で言うと、情報系は結構自分に"向いていた"。
今回の場合は、×デザインということでより親しみを持って向き合えるかしら、と思いながら必死に本を読んでいる。めちゃくちゃ面白い。参加してよかったなとすでに2回にして思う。
社会人になって、よっぽど余裕がないと本が読めなくなってしまった。輪読会があるぞというプレッシャーがコンスタントに(しかも洋書!)本を読ませてくれている。
いつも目の前を見ながら、結構必死に仕事をしちゃっている。いま起こっているUX課題は?このOKR達成を追うには??など。でも、一歩外にでて自分は今どんな時代、社会に生きてるんだっけ。この変化の時代に、自分の職業や事業のスタンスってどんな位置にある?と考えるきっかけになっている。これも今度noteにしたい。
カレンダーにぶち込む効果は、偉大である。
ピラティスと輪読会は、9月までという期限を決めているのもいい。
とはいえ仕事の話も少し
去年はこの仕事を頑張った、と明確に言えるものがあった。でもいつまでも去年した仕事の話をしたくない。
今年、図らずもちょっと抽象度の高い問題を扱っている。難しい問題を解けるようになりたくて、自分発で検討を始めていたが、いつしか事業の方向性も変わる問題だとみんなが気づき、どんどん話が大きくなって正直ゲンナリしている。
自分の想いを言語化し、事実を積み上げることで、関係者に共感してもらうことができるようになる。そのための論点を作る力を磨く。
環境への解像度が上がって、いらいらすることが増えた。けれど、どんな環境でも乗りこなして成果を産める人になりたい。そのために、異動ではなくてそう言った時のモチベーションの保ち方を掴みたい。
仕事もプライベートも。
向き合って、できることはやって、あとはしょうがない、まあいいんじゃないって軽やかに笑う。そんな30代になるためにじたばたしたい。
何が言いたいかって、Kiss&Cryが好きで、「こうなりたい」が詰まった曲なのだということだ。