【GBB24】ワイルドカード通過者から見る各部門の傾向
おばんです。
MarioHashと申します。
今年のGBBもメンツが出揃いましたね(ソロはもーちょい増えるけど)。
ということで今回は各部門のワイルドカードの結果を踏まえつつ、どんなビートボックス/ループが評価されているのかという点に注目して話を進めていきます。
スペシャルサンクス:Rentaro(記事のアイデアをくれました)
というわけで参りましょう。
ソロ部門
この結果で一番印象的なのはSteadyが3位という好順位で通過している点です。
Steadyのスタイルはメロディやベースラインで魅せるというよりかは、自分の得意な音やフロウでゴリゴリ刻むタイプ。
音色は違えど、同じく好順位での通過を果たしたABO ICEと近いアプローチですよね。
これらのビート重視のスタイルが高く評価される傾向は、ここ数年のメロディックなスタイルが席巻していたバトルシーンに変化が起きていることを表しているように思えます。
タッグ部門
なんと通過チームの半分が日本のタッグ。
2019年ごろから「日本はタッグ大国」と言われていたりしましたが、ついにここまで来たかといったところです。
例年通り、タッグ/クルーの見せ所である「ハモる」「掛け合う」を自分達のスタイルに上手く落とし込んでいるタッグが通過したイメージです。
MiCoの喉ベースでのハモりがすごく良い例かと。
その上で「ビートを交互に打つ」というタッグの基本的な見せ方の限界に挑戦したUMAが見事1位での通過となりました。
クルー部門
今年はEOGやYA NA HAなどの出場経験のあるクルーが参戦せず、全組初出場となります。
今回の通過したクルーは、どのクルーもSARUKANIやBerywamなどのトップクルーを参考にしつつ、それらを自分達のスタイルに上手く落とし込んでいるのが明確に伝わってきました。
ループ部門
上位4名が歌モノ(BreZはラップだけど)なのが大きな特徴です。
しかもみんなジャンルが違うんですよね。
レゲエ、
エレクトロポップ、
ラウドロック、
トラップ。
前から「ループは楽曲としての完成度以外で審査するのは難しいのではないか」という主張をしているんですが、各ジャッジのランキングが人によってバラバラだった(GBBのinstagram参照)事を踏まえると本当にそうなんだろうなと。
プロデューサー部門
先述のループ部門に比べると、ベースミュージックが主流のサウンドで、他の音楽ジャンルに手を出している人はほとんどいない印象です。
セカンドデバイスの性質がベースミュージックとの相性が良いのでしょう(素人なので憶測の範疇を超えませんが)。
ゴリゴリのベースミュージックをやりたいルーパーはセカンドデバイス指向に、幅広く音楽ジャンルをやりたいルーパーはワンデバ指向に。
そういった風潮があるようにも見えました。
というわけで各部門の傾向を考察していきました。
本戦が楽しみですな。
余談なんですが、「これについて語ってほしい!」というテーマがあればぜひリクエストしてもらえると嬉しいです。
XやInstagramのDM等、どこでもOKです。
お待ちしております。
それでは!
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