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運気を磨く 心を浄化する三つの技法

この本は東大大学院で工学の博士号を取得している著者が、科学的観点から運気とはなんなのかを解いてくれる本である。


私がこの本から心に残ったところを2つ紹介する。

一つは心の安定、平穏を保つ方法として、ありがとうと心の中でいうこと。

著者の考えとして、ポジティブにと考えた時点でどこかにネガティブな部分が生じるという。相反性の特性が脳にはあるといい、常に反対の気持ち、思いもどこかに存在しているのだと、著者は言っている。


しかし、『感謝』は人に感謝するというだけなので、反対のものは存在しないのだそうだ。


よくストレスが溜まった時に、その原因を受け入れる、人が原因の場合は許してあげましょうという文言を目にする。

皆さんもよく目にしているかもしれない。

しかし、本当はまだ許せない。受け入れられない。簡単にできるわけがない。


そう思う方もたくさんいるのではないかと思う。私はその一人だ。



そうした時、心の中でありがとうと呟く。

これが結構きく。私は2回から3回。落ち着くまで呟く。


特に人間関係で不快に思うことがある場合は、効果的面だ。

人間関係でない場合でも、その境遇に感謝することを私は意識している。


どんなに不快に思う人でも、その人に感謝したことが一度もないという人はいないと思う。

不快に思うけど付き合わないといけない人は職場以外にないと思う。

学生の場合は学校とバイト先だと思う。


その人たちとは過ごす時間も長いし、一緒に何かをしなければならないわけで、

本当に少しだけのことでいいので、感謝できることを探してみよう。


私は、「仕事上、当たり前で、その人がしなければならないこと」だが自分にしてくれたことに感謝することをしていた。

それは当たり前だから感謝することではないと思わないことが大切だ。


イライラする人を思い出して、イライラした時に心が落ち着くまで、ありがとうと呟いてみて欲しい。心からというよりは、友達が落としたものを拾ってくれた時に、ありがとうという感じで。

心が落ち着いて、その人へのイライラが落ち着くと思う。



2つ目は、量子論についてだ。

この本の最後の方に、運について考えられる科学的論理が紹介されている。

その中に量子論について非常に感銘を受けた。

簡単にいうと、量子論という非常に小さい、原子を作っている最小のものは

場所を予測して確定することができない。

具体的には、時速100Kmで走ったら、2時間後には200km走っている

というようなことがわからない。


は?? となった人は、是非この本を読んで欲しい。これがこの世の現象なのだと思うとワクワクする。


かなり想像を膨らませて、大袈裟に例を挙げてみよう。


あなたのスマホが、1秒後に、2m先に瞬間移動している。そうしたことが量子の世界では普通に起きていることで、量子が次の瞬間どこにあるかは

『確率でしかわからない』

ということだ。

次の瞬間にどこにその量子があるかは、その瞬間になんないとわからない。


もちろん、量子は非常に小さいので、現実世界なると物理でならう

運動の理論で事足りるのだ。


しかし、これが運の話となるとどうだろう?その人の心が影響すると考えるとどうだろう?脳の物質考えるとどうだろう?


脳内の物質なんでとても小さい。

そうしたことを考えると、運というの大切にしたい。そのために日々の心を

どういう状態にしていくかを大切にしたいとこの本を読んで心から思った。


心について悩んでいる人には是非読んで欲しい。

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