Vol.37”暮らし”を支えるサッシ屋さん
川本サッシの仕事現場に2日間ついて回らせていただきました!
はじめに・・・
とある日・・・住民さんから・・・
「若者はたくさんくるけど、皆、大きな事業所にしか行かない。小さい企業とか個人でやっている海士町の人も知ってほしい。大きい企業も大切だけど、中小企業や、個人でやっている人がいるから海士町の暮らしは支えられてると思う。そこを大山には知ってほしい」
と言っていただきました。
密着が実現するまで
自分でも1年間、お世話になった事業所を振り返ってみると確かに、大きな事業所ばかりに足を運んでいることに気づきました。
個人や中小企業で行っている人達の仕事の重要性を考えた事がありませんでした。
自分が得意な事や趣味を活かして、興味ある現場に入っていくことも大切ですが、海士町に住んでいる以上、海士町の暮らしを支えている人を”知る”ことの大切さを感じたため、住民さんからの声を素直に受け取らせていただき、今回の密着が実現しました。
今回密着させていただいた、川本サッシについてや、求人についての詳細はこちらをご覧ください↓
サッシ屋さんって何するの!?
そもそもサッシ屋の仕事とは・・・??
【サッシ屋】
一般的に建設業の建具という種類の分野の職業 サッシの図面引きから製作、サッシ製造、取り付けを行うそれぞれの業者を意味します。
実際に感じたこと・・・
川本サッシの川本信治さんは、「海士町の建設業が減っている今、”いないとだめだ”と思われるような存在にならないといけない」と言います。
海士町で生きていくのに、これからは、”何でもできる”事が鍵になるとのこと。
本土であれば、様々な業種がいるため建物1件建てるのにも数多くの業種が関わりますが、海士町は本土と違い、本土と同じようなやり方で行おうとすると、外から業者を入れなければおらず、お金をかけて外から人を呼ぶのは簡単な事だけですがその分、時間もコストもかかります。
「サッシ屋だからここまでしかできません、しません」だと事が進まないため、本来、サッシ屋が行う作業の範囲外までできることが島では必要になるため、浅く広くなんでもこなせる事が海士町では求められるといいます。
信治さんのお父様の代から始まった、川本サッシ。今ではなくてはならない存在になっていると感じました。
海士町にとどまらず、隣の島、西ノ島や知夫里島からも依頼が来るといいます。
知夫里島に同行させていただいた時の印象に残ったワンシーン
あるお宅で仕事をしている信治さんの姿を見かけたご近所さんが・・・
「私の家も扉が壊れていて・・・ペンキを塗ってほしくて・・・自分ではどうしようもできなくて困っているからどうにかしてほしい!」
と。
すがるような思いで次から次へと・・・
気軽に声をかけられる存在だからこそ、皆に頼られるのだと実感しました。
実際、住民さんは
「あなた(川本サッシ)が来てくれると本当に助かる。安心した。よかった。」
と。
海士町にとどまらず島前3町村の”暮らしの安全”を守っているスーパーマン!また、私達が安心して暮らすためにはなくてはならない存在だと感じました。
企業に勤めて1社員として働くだけではなく、自身で会社を立ち上げ海士町の暮らしを支えるために働く可能性もまた肌で感じました!
ありがとうございました!
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