『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』乍藤和樹 (漫画), 佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ (原作)を読む。
いつもいつも煩わしいだけのWEB広告。
たまにおもしろそうな漫画かもと思って読み始めると、ある程度進めば1日1話ずつで、しかもそれが、コマ割りを大きく取る(スマホで見るのに合わせてなのか)モノだから物語の進行も遅く、毎回似たようなヒキで、「これで金取ろうっていうのか?」と思わずスマホを投げつけたくなる瞬間がこの数年でも私は片手以上数える程ある。
WEB広告と言えば正体不明なゲーム。あの、カンタンそうなパズルをワザと間違えて解いてゲームオーバーになるやつ。
あの広告で「俺ならこうするぜぇえっ!」と意気込んで始めたところで「おいっ! あのゲームはどこでプレイ出来るんだっ!」となるか、あるいは「1回クリアごと、ならまだしもゲームの途中で数分おきに広告見ないといけないとか邪魔でしかない!」とか(課金すりゃ見えなくなるよって、それはまた別の話よ)も、もうええ加減にせえよっ!
とまたスマホを投げつけたくなるのだが、まあそれでも稀に、1%くらいは「たとえ金を出しても読んでいいんじゃね?」となることもあるわけだ。
かつて、週に一度は本屋に行って中身も金額も見ずに、所持金すらも確認せずにジャケ買いを何冊もしていた人間にとって、ある程度中身を教えてくれることは、けして悪いことじゃない。
ただフタを開けて見れば、全然大したことなく出オチ感だけで、あとはのんべんだらりとひたすら進まないストーリーを読ませられることを幾度か体験すれば、そろそろ覗いて見ようか?なんて欲求すらも薄れてくること必至なのだが。
前置きが長くなった。
まあ、そんな、今となっては煩わしいだけのWEB広告だって、悪いことばかりじゃない、で見つけたのがこれである。
『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』
タイトルがな~が~い~~~~!
もうコレもいい加減受け入れないといけないんだろうけども、本当にこういうのでいいのかね? 本当にみんなこういうのが好きなのかね?
まあいいや。
というかタイトル通りなので、中身の紹介はもはやするべくもない。
そのまんまだからだ。
あと、1巻、2巻で物語があれよあれよと進んでいくのもいい。
まあぶっちゃけ、剣術チートのおっさん『ベリル・ガーデナント』が、田舎でくすぶっていたのを大成した弟子達によって都会に連れて来られて無双しちゃうんだけど、その無双ぶりがなかなかに底が見えない。(この場合は天井か?w)
だから、『剣聖』という称号もどこまでのものになるのか? というのを期待しながら読んでしまう。
あと、剣術によって無双するのはまあ当然として。
田舎の道場を出る際に師匠から「跡取り作る為に嫁も見つけてこい」と密命(?)も受けているので、彼が伴侶として誰を選ぶのかも興味深いところ。
今のところ、候補としては騎士団長のアリューシャ・シトラスか、最強冒険者のスレナ・リサンデラくらいが有力候補っぽいんでしょうけど。
いわゆるチートものではあるんですが、一応の強さの理由付けもちゃんとされている点が、個人的には評価が高いです。
とにかく「最強」とか「最悪」とか特に理由もなくチート級主人公とかが
溢れかえる中で、そう言う理由付けがあるだけで安心出来るんですよね。
私だけかもしれんけど。
まあ、兎にも角にもコミック3巻を待ちたいと思います。
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