【テーマ選び】ひみつうらない?【あとがき①】
眠れねー!!
こんにちは、ワタナ・ベリヨです。
劇団美辞女(みじめ)という組織で頑張っています。日頃から文章を書いたほうがいいなと思い立ったのでnoteを始めます。(多分全然続かね~)
劇団と冠している通り演劇活動をメインで頑張ってます。つい先日2020公演『ひみつうらない?』が終演しましたので、私視点から公演を振り返ってみたいと思います。長くなりそうなので今日はテーマ選びについて書きま~~~~~~~~~す。
テーマ:「秘密&占い」
私にはナルミ・ケイさんという相方がいます。劇団美辞女はコンビなんです。
「劇すっか」となったら初めにすることが「テーマ選び」と「キャスティング」です。いずれもナルミさんと話し合った末に私が決めています。
前回公演『まるごと全部愛してね』は私の「社会人になって演劇と仕事を両立する中で自分の人格の違いがやべぇ」という雑談から生まれたもんだと記憶しています。
「人生って多面的だよね」「でも全部ひっくるめて自分だよね」みたいなぼやっとしたところから「一人の人間を二人で演じる」という演劇ではよくある手法を試してみることにしたのでした。
そげな具合で私の作品は”人生あるある”みたいなところをテーマにしがちです。今回の「秘密と占い」というテーマはナルミさんとのこんな会話から生まれました。六義園を散歩していたときのこと。
ナルミ「〇〇さんって実は##だったって知ってた?」
ベリヨ「は?なんで私にそのこと黙ってたんだろう?仲良しと思ってたのに💢💢」
ナルミ「心開かれてないんじゃん?」
ベリヨ「なんで皆そうやって隠し事するかな、悪いことしてるんじゃないのに。私なんて隠し事一つもないよ。今ここでアンタにスマホの中身全部見られても平気だよ。」
ナルミ「それはそれでアンタ、人としてつまんないね。」
そこで気づいたのが「秘密(隠し事)」に対する捉え方の違いです。公演のパンフレットにも書きましたが私は大変口が軽く、また自分は秘密を持たない主義です。しかし、おそらく私は少数派で、多くの人はなにか秘密を持って生きているのではないでしょうか。ミステリアスな人がモテるって説もありますよね。するってぇとあれかい?だからアタシがモテないってことかい?
他人と秘密を共有することってトキメキもあるけど責任も生まれるのでしんどい面も大きいでしょう。その人の分まで秘密を背負って生きていくと言うか……。「知らない方が幸せだった」なんてこと、一つや二つあるっしょ?考えれば考えるほど秘密は奥が深いなと、ナルミさんと会話が弾みました。
こうして「主人公は口が軽くて秘密を知ることが怖くなっちゃってる人」という設定を最初に決定したのでした。
じゃ、舞台設定どないする?という話になりまして、最終的に「占いの館」に決まりました。理由は「内緒話が飛び交いそうだから」「見た目が映えそうだから」「ベリヨが初対面の人に「占い師っぽですねw」と煽られたから」などなどです。かなりイケてる舞台美術を作ることができ、好評でした。ヤッタ!!!
占いをテーマにするというところから私なりに色々勉強しまして、なんとか物語に落とし込むことが出来たかなと思っています。相互誅殺の考え方や、占い師の持つタレント性など見知らぬ世界で面白かったです。
しかも占い師って個性的な人ばかりなので演劇映えがすごい。今までの作品の中でもキャラクター立ちは一番じゃないかな?ってくらいです。初めて全員で衣装を着た時「劇場版クレヨンし●ちゃんの敵幹部みたい」「ポケ●ンのジムリーダーのおふざけ枠だけ集まっちゃった」「一発屋芸人だらけの地方営業」「スマ●ラ」などと例えが止まりませんでした。
てな具合に今回はテーマ選びの話をしてみました。次回はキャスティングについて書けたらいいなと思います。誤字脱字日本語の間違いがあったら教えてくれよな。
ちなみに、台本を下記で販売してます。まだ1部も売れていません。
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テンキュー
ワタナ・ベリヨ