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過去も現在も未来も

2024年の夏も大盛況のうちに神宮で千秋楽を迎え、眩しい笑顔、思いが溢れた涙と共に幕を閉じました。
快適に過ごせるようになったのにどこか寂しい今、この夏に感じたことをまとめようと思います。

今年のツアーでは自分の中で「愛」をテーマにしてライブを見ていました。

個人的ですが全国ツアーは他のライブの時より心が曇る瞬間が多いです。
輝いていて、楽しそうで、逞しくて、この目に映る全てがかけがえなくて、どんな道を選んでも応援したいって思っているはずなのに”来年の夏はまたきっとここに来るだろう”とスピーカーから聞こえてくると心の中にトロイメライが広がってしまう。
そんな心に耳を傾けて、奥底にしまっていた本当の気持ちに触れる瞬間も嫌いでは無いので、心が曇ることは必ずしも悪いことでは無いと思います。

さて、今年は循環した愛を受け取れたツアーだったなと千秋楽を終えて感じました。
本編ラストに歌われた「誰かの肩」の”愛は代わりばんこ 何度も交代して幸せの道歩こう”を正に体現した夏。
2023年の全国ツアーで叫んだ梅澤さんの「過去も現在も未来も全部まとめて愛して、皆で前に進んでいきます!」の”未来”だった今年の夏、この言葉の通り愛に包まれ、前進し続ける乃木坂46を見ることができました。
”幸せを感じた時に1人にさせてくれない”、”孤独を孤独にさせない”乃木坂46。
代わりばんこだった愛が、ライブの時はみな等しく平等に与えられ、ステージのあらゆる場所で輝きを放つ姿に毎公演圧倒されていました。
乃木坂46結成時からグループに流れている愛がメンバーからメンバーへ、スタッフや楽曲にも流れ、会場をも包み込み、巡り巡ってグループ・メンバーに還っていく景色を見ることができました。
大坂で愛の種を蒔き、名古屋で育ち、神宮で満開に咲き誇った素敵な物語。
幾つもある中の1つに過ぎませんが、神宮1,2日目で5期生へ愛を送った梅澤さんが最終日にメンバーとファンと神宮に包み込まれたのが目に見えて感じ取れた良い例だと思います。
キャプテンとして、最上級生として、梅澤美波さんとして駆け抜けたこの夏に出来た最大の恩返しだったと思います。弓木ちゃん本当にありがとう。
そういえば弓木ちゃんのあの振りはイヤモニからまだ繋いでくださいと言われてアドリブで放ったらしいです。感謝しかありません。
涙を浮かべ、暗転する中深くお辞儀をしていた梅澤さんを見て自分の辞書の''幸せ''の意味がまた1つ増えました。
あの後に裏でありがとうと共に弓木ちゃんにハグしたそうで微笑ましい限りです。代わりばんこの愛だ〜

印象的だったのは梅澤さんの「今年は緊張を隠さずに見せている」という発言。
少しの驚きと共に何とも言えない安堵感に身を包み込まれました。
横浜アリーナで先代から受け取ったバトンを肌身離さず持って走り続け、キャプテンとして背負わなければならないもの、その役職としてどうあるべきかという正解の無い問いに正面から向かい続ける姿を近くで見てきて、弱さを見せることが必ずしもネガティブなものでは無いという事に辿り着いたのかと嬉しくなりました。
1人として同じキャプテンは居ないし、ましてや明確な解自体が存在しませんが、どのキャプテンにも紡いできた歴史と伝統を背負い、今の乃木坂を未来へ繋ぐという想いは共通していると思います。
キャプテンとしてどうあるべきか試行錯誤を重ね、色々なアプローチをしていますが、MCでも言っていた''あの梅澤さんですら緊張してるんだよ''効果はやっぱり絶大だと思います。
強くあるべきという姿も格好良いですが、弱さを見せることも立派な強さだと実感しました。
また1つ新しい扉を開く瞬間を見れました。
周りを優先したり、個人ではなくキャプテンとしてどう振る舞うべきかを考えて発言や行動をする場面が多いけど、それは本人も覚悟の上だし割り切ってるという話は沢山聞いていました。
だからこそ神宮で梅澤さんがMCから振られたときに久しぶりの感覚に襲われて、なんて言うんだろうとワクワクしていたら「9/4は3期生の8周年です!」と開口一番に3期生としての感謝の気持ちを述べ始めた時は流石に好きが止まらなかったな。
梅澤さん推しでなくてもライブ中に梅澤さん個人の話を聞きたい人って多いんじゃないですかね。
僕の中の梅澤さんを尊敬する要素の一つにメンバーのメディアを細かくチェックしているというものがあります。
具体的なメンバー名を出されたときに、そこまで見てるのか!という話が出てきたりして驚くことが多々あるので、これからキャプテンとしての話も個人の話も両方聞けるライブが増えたらと願っています。

期別曲終わりの謎にハイクオリティすぎるプリンセス茶番の話もしたいです。
初公演での弓木ちゃんの「お待ちくださいお姉さまがたぁ?!」の衝撃は未だに思い出し笑いできるくらい最高でした。
そしてスリフォ前のプリンセスバトル開幕宣言。
最終日にして最上級の開幕宣言で幕開ける中、心の隅っこにあった「今日でこれを聞けるのも最後か〜」も良い思い出。
今までに無い演出だったけどめちゃくちゃに楽しかった。こんなの見せられたら来年の茶番のハードル上がっちゃう笑
トリンギョしかり、ライブでの茶番ってメンバーもファンもテンション上がってるから余計に面白くて好きなんですよね。
梅澤さんが常々言ってる「楽しむのが1番」すぎるスタートブロック。宝石にもお金にも代えられない''乃木坂ちゃんの笑顔''という宝物を存分に頂けた良すぎブロックでした。

そしてこの夏言葉で1番愛をくれた座長の和ちゃんについても。
和ちゃん自身が受けとった愛や感謝、優しさを詰め込み、その日の思い出と共に聞かせてくれた「誰かの肩」は凄く温かいものでした。
感謝をのせて歌った「誰かの肩」を聞き、乃木坂46は、乃木坂46のライブは愛の供給場所だなぁと毎公演感じました。
''人はみな優しさを貸したり借りたり出来るんだ''と歌い上げる和ちゃんは正にその通りで。
2023年の座長の経験を経て、2年連続乃木坂の夏を引っ張る存在として逞しく成長しメンバーに優しさを貸す姿や、支い合える同期、関係が深くなった先輩たちから優しさを借りる姿は全国ツアー完走という幸せの道を歩むための道標になっていました。
幸せの道はもっと長く続いているので優しさという道標を頼りに最高のゴールテープを切ってほしいなと感じました。
ファンとして和ちゃんには優しさを貰いっぱなしで、貸してすらくれないけどダブルアンコールの時に少しだけ返せた気がして嬉しかったな←何を偉そうに

なんかだんだん纏まらなくなってきたのでこの辺でおしまい!
乃木坂ちゃんからの愛のお裾分けは受け取るだけじゃなくていつかきっちり全部返したい。恩返しでも恩送りでも良いから。
愛は代わりばんこが乃木坂46というグループを表す言葉だけでなく、乃木坂とファンの関係性を表す一言にもなったら嬉しいなとツアーを通して思いました。
そして貸し借りできる優しさは、乃木坂46として過ごす日々が生み出すものだと思うのでこれからも零さずに応援していきたいです。
いつかその優しさや愛の中に一滴でも自分のものが入ったらなぁなんて思います。
記憶は薄れてしまうけど、この夏の感情と思い出は色褪せません。
”未来”が”過去”となり、7月20日から止まっていた季節が動き出した今、ひと夏では抱えきれないものを抱き僕も前へ歩き出そうと思います。
2024年の夏ありがとう!来年も楽しむぞー!




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