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認められなくていい

心の奥に、自分でも気がついていなかった「認められたい。」気持ちはどのようにして、できたかわかりました。

幼児の頃、母に嬉しかったこと、自慢したいことを言っても、聞いてくれなかったからです。
次第に、母は不機嫌になり、うざい、面倒くさい子と思い、「早く、手伝いなさい!」と怒りました。

これが、長い間ずっと続いていました。

母親に聞いてもらえないと、次第に子供は傷つかないように、言わなくなり母と距離をとります。

小さな子供は、存在を否定された感じになり、それが続くと、「聞いてもらえないのは、自分が駄目だから。」と思うようになります。

すると、「私に価値がないから、仕方ない。」とあきらめ、その気持ちは消えませんが出てこないようにします。

私はその気持ちをわかってあげました。
長い時間をかけて、何度も優しい眼差しで寄り添いました。

涙、咳と一緒に解放されます。
それは、その気持ちが済むまで。

そうすると、少しずつ「認められたい気持ち」は「わかってくれた。」と落ち着きます。

いくつもの鎧を着ていた。
重いのに、それが当たり前だと思っていた。

その鎧を、一つ一つ脱いでいる。

それが、自由になる体験だと思いました。

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