スウェーデン雑感(1)キャッシュレス
スウェーデンに行ってきました。
わたしは海外旅行は今まで4〜5回くらいしか行ったことがありませんが、今回初めてのことがありました。
それは
「現地通貨(キャッシュ)を一切触らなかった」!!
いや〜、どこへ行っても、支払いはすべてカードでした。
これからスウェーデンに行くみなさん、現金の両替は一切不要ですよ!
カードは磁気のものだと使えない場合も多いので、チップ入りのものがよいです。
そのうえ、みなさん新型カードも使っていました。
Wi-Fiマークを横にしたようなマークの付いているやつです。
タッチ決済(非接触決済)というそうです。
これだと、少額の決済がその場でできます。しかも、ピッ、だけでOK。暗証番号入力必要なし。
スウェーデンでは、バスに乗るのに使える(ように最近なった)そうです。わたしは今回持っていなかったので、バスに乗るのはあきらめました。
これまでわたしは、海外旅行では「ネオマネー」を愛用してきました。
しかし、ネオマネーは、カードが磁気なんです。今回使えない場面がかなりありました。
今後、ネオマネーはなくなるかもな・・・。
日本もキャッシュレス化が進むのか?
キャッシュレスは便利です。まず、財布が小さくてすみます。お金を種類別にごそごそ探さなくてもよい。現地のお金を覚えていない(わたしのような)旅行者も、財布を取り出す時間が短くて安心です。
ただ、大きな前提条件があります。それは
ネットと電源の確保。
電波障害やネットのダウンが起こるとアウトです。
もちろん停電が頻繁に起こるようなところでは、キャッシュレスは無理です。
キャッシュレス社会は、ネットと電源が安定的であることが必須なのです。
日本では、どうでしょうか。
ネット環境についてはよく知らないので、電力に関してだけ書くと。
日本のエネルギー自給率は、このページによると
9.6%(2018年)です。
では、スウェーデンは?
スウェーデンは、日本と同様、化石燃料資源に乏しいのですが、エネルギー自給率は・・・
71%(2016年)です!
ちなみに電源の内訳は、水力40%、原子力40%です。風力が10%、バイオマス・廃棄物初電が7%で、火力発電は1%ですって。
日本が他の先進国を見習うのはいいんですけど、やっぱり、お国事情は各国で相当ちがうので、条件を丁寧に調べて検討する必要がありますよね。
「キャッシュレスはいいよね!でも原発はイヤ!」という人は、このまま中東から石油を大量に買って燃やし続けることを選択しているわけです。
みんな、自覚しているならいいんですけどね。
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