ウツシヨ岡山ライブ!!【ウツシヨの映す夜、第三夜】
ごきげんよう、シンク、またはココロと申します。
2024年3月3日(日)、僕の住む岡山の地に、大阪で活躍中の“時代遅れの激情ロックバンド”こと『ウツシヨ』がやってきました。
初めての岡山だそうです。
ウツシヨライブウツシヨライブと呪文みたいに呟いておりましたが、ライブそのものは
『ELECTRIC MAMA 「Hyper Vega」リリースツアー』です。
ELECTRIC MAMAというバンドのリリースツアーで、ウツシヨはその対バンのうちのひと組。
ほかに、
・リケイブル
・カミナリ王国(キングダム)
・ハイファイコーヒーズ
・ELECTRIC MAMA
というバンドが名を連ねております。
前半2組が岡山のバンドで、ウツシヨの出番は岡山勢に次ぐ3番目でした。
◆演者さんとの距離について
音楽ライブに限った話ではないのですけど、僕には“舞台の上で活躍する人”に対してアイドル化…とまではいかないものの、憧れの存在、“むこうがわのひと”という意識が常にあります。
開場して少しの後にライブハウスに入ったわけですけど、客席側も休憩所も間の物販スペースも、普通にウツシヨの皆さん通る通る。
それもあって、開演時間よりも前にメンバー全員とお話する機会を持ててしまいました。
終演後の物販とかで少しお話できれば…程度に考えていたから、嬉しすぎる誤算!
「ウツシヨの出番から観られればイイや」、と出遅れていたらこの時間は無かったのだなと思うと、少し足を早めて良かったなと思ったのでした。
◆ウツシヨアルバイターズ!
ファンネームっていうんですかね?
そのバンド・アーティストのファンの総称的なやつ。
ちょこはちなら“チームガオニャンチュ”、
mm limitなら“ミリッター”、
的なやつ。
(あれガオニャンチュってファンネームだっけ)
ウツシヨでは、その名を“ウツシヨアルバイター”といいます。
で、アルバイターとしては日の浅い自分に対し、ふだんからTwitterでウツシヨのことをしゃべる度に反応くれたり気にしてくださるアルバイターさんが何名かおりまして。
特に事前に決めていたりとかはなかったんですが、今回の岡山にも遠征されているということで、お会いできたら挨拶したいなーとは思っていて。
お会いしました。
「よかったら声をかけてね」と、こちらの都合や気持ち等々を尊重してくれる働きかけをしてもらいながら、結局向こうから声を掛けさせてしまった…恐縮です。
今回お会いしたおふたり、とてもフランクにフレンドリーにお話してくれて、かつご自身も最高にライブを楽しんでおられて、「かっこいいなぁ…」と思った次第です。
そんなおふたりに、なんと最前ドセン(センター)の位置をいただいてしまいました!ピャ!!
◆初めてのいつものやつ
“お決まりの演出”と言ってしまうと、いつも予定調和なライブしているみたいで印象よくないかもしれませんが、そういったものがウツシヨちゃんにもありまして。
その中でも出番の曲終わりで、ボ(ボーカル)のリカコさんが「よく来たな」っていうくだりがありますのね。
前述しましたとおり、最前ドセンの最強の立ち位置をいただいてしまったココロさん(俺ね)。
しかもこのライブハウス、自分がこれまで入ったことのあるハコの中で、おそらく一番ステージとこちらがわの距離・高さの差が無くてさ。
ドセンターになんて居たら、それこそホントに目の前で歌っている状態なのです。
その距離でさあ、
確実こっちの目を見てさあ、
ずっとずっと言われたかった「よく来たな」、
ですよ?
惚れてまうやろーーーーー!!!(笑)
撃ち抜かれるとはこのことを言うのか。
あぶなかった。誇張じゃなく、一瞬ヤバい心臓の高鳴り方をしていた気がする。
コレもしかしたら寿命が縮むか延びるかしてんじゃねえかな?(笑)
*
終演後の物販スペースでリカコさんと、この時のことについてお話しました。
「言う言うって思われてるだろうから、言ったらんとこうかなーっていうSっ気が出かけた」
とのこと。
言ってくれてよかったー!
でもそれを踏まえて、言ってくれないのもちょっとアリかもとか思ってしまったー!(変態がいますね…)
*
話を戻しまして、そうした憧れの“いつものやつ”。
他に『秘密のサタデイ』の「右からステップ〜♪」とか,『レスポールより、愛を込めて』の「ヘイ!フーー!!」とか、この日はもうほぼ全部盛りでいただいた気がします。
***
そんなこんなで、贅沢なことに開演前にウツシヨのメンバーひとりひとりとお話することができました。皆さんほんとフレンドリーで、ライブ前からもう楽しい時間だったな。
初対面でありながら、配信ライブを観たりSNSで絡んだりと、わりと普段から強火めなファンをやっているあたくしココロさん。
メンバーにしっかりと存在を認識されていて、なんと皆さん一度会いたいと思ってくれていたとのことです。会えました。やった。
中でも、どうやらいろんな趣味が自分とわりと近いところにありそうなBa.紗季さんとの会話。
初めましての挨拶を交わしてからの三言目くらいにくれたのが「ブンブンジャーみました?」だったのがちょっと面白かったです。
(初対面でよう知らん人間だから、とりあえず共有できる話題として持ってきてくれただけかもしれませんが)
ブンブンジャー面白いよ!みてね!
(みたそうです)
◆激情ロックバンド劇場、開演
さて、最前ドセンを取らせてもらったライブ本編。いよいよ始まります。
岡山初めましてということで、“ウツシヨらしい”セトリを組まれたとのことでした。
一曲目――『First Lady』
きーーーたーーーー!
ライブハウスの空気をウツシヨの『色』に染めるのに、この上ない曲が1発目に来ました。
これがリカふぃの生ボーカルかぁー!…に始まり、目の前で鳴らされる本物の音に感動する時間。
いい位置で見させてもらっていたのもありますが、迫力さえ感じられました。
そして前述した曲終わりの「よく来たな」につながり、一曲目にして僕の心はすっかり持っていかれてしまったのです。
二曲目――『馬鹿みたい』
生で聴いて一番印象変わったのはこの曲かもしれないな。
ジャキジャキのギターサウンドを始めとした演奏部隊の音と、リカコさんのパワフルボーカルとがバチバチにやり合ってる感じに圧倒されました。
三曲目――『秘密のサタデイ』
「右からステップ〜♪」
軽快なリズムに乗りながら、「改めましてこんばんは」、とリカコさんの挨拶。ウツシヨのライブが始まった!という感じがします。
手拍子、拳、小踊りなど(小踊りて。)、オーディエンスとして“参加”する場面もこの曲あたりから増えてきて、より楽しさが膨らんでいきます。
メンバー紹介+ソロプレイの仕上がり感も大好き。
個人的なつよつよセトリは、「First Ladyで開幕〜秘密のサタデイ」という流れだと思っていたんですが、「馬鹿みたい〜秘密のサタデイ」も良いな。すごくいい。
MCを挟み、ここからしっとりしたウツシヨの時間が始まるようです。
四曲目――『時雨』
時雨ーーーーー!!!
あぁやはりイントロが美しい…美しいよ…。
過去の記事でも書きましたが、この曲は僕がウツシヨを好きになったきっかけの曲なのです。
全部そうだけど、聴けてよかった。ああもう、泣いちゃう。泣いた。
五曲目――『罰』
しっとりウツシヨ2曲目。歌う前の“口上”も聴けて感動でした。
全体通して、確かに“しっとり”。比較的ゆるやかに物語は進行していきます。
そこからの、1番→2番の間奏のギターが激しくなるとこ大ッ好き。
からの、「目を閉じては浮かんできて」。さながら終わってしまった二人の良いこと・悪いこと・楽しいこと・悲しいことを思い返しているような。
…みたいな話は、いつか楽曲語りの時にやりましょうかね。
六曲目、ラストは――
『レスポールより、愛を込めて』
しっとりからの落差がすごい。
オーディエンス側も「ヘイ!」「フゥー!!」と声を上げて盛り上がれるこの曲。最高潮の盛り上がりでした。やっと参加できた!という喜びもありましたね。
ところで、最前ドセンでという最高の特等席で観させてもらっていた僕でしたが、時折腰が引けたり膝をつくような態勢になったりしていました。
それはあまりにも目の前過ぎたことによる緊張や物怖じみたいなものも無くはないけど、それよりも。
他の(後ろの)人もおれのウツシヨを見てくれーーッ!という思いからくるものでした。(俺の…?)
結果、跪くようにして手を伸ばすような、不思議な態勢になっていましたね。
奇しくも、
「跪いて、爪先へ服従の証にキスをして」を体現していたというわけだガハハハ!
(キスはしてません)(するかバカ)
悪目立ちしていないといいなと思いつつも、自由に楽しませてくれるウツシヨとライブハウスの空気に感謝です。
*
これはどれかの曲に限った話では無いけれど、ウツシヨの皆さんが目の前で歌って、演奏している姿がもう…溜息が出るくらいにかっこよかったです。
配信で観ていると、やはりフロントマンであるリカコさんがメインに映るので一番目立ちます。
次いでGt.ハヤトさんのギター&顔ギター(笑)、Ba.紗季さんのベースプレイに目が行きがち。
生で、目の前で見るライブでは、残る二人のメンバー、Cho./Gt.(コーラスギター?コーラスとギター?)のひでひろくん、Dr.のりちゃんもしっかり見ることができました。
もうね、全員が全員カッコイイ!
改めてウツシヨというバンドが大好きになりました。
ああもう、語彙力がない!くそう!
◆来てくれてありがとう
初めての生ウツシヨライブ。本当に夢のような時間でした。楽しかったーー!
ウツシヨ自身も、岡山に来るのは初の機会ということで。「来て良かった」「また演りに来たい」と思ってくれているといいなあ。
きっと――いや必ず、またライブ行きますね。
◆こぼれ話
●差し入れのお菓子に短い手紙を添えました。
まさか開演前に渡すことができるとは思っておらず、そのまま紙袋を渡します。
手渡した袋の中の封筒に気付くリカコさん。
あー待ってその手紙には!
終演後に読まれることを前提とした小ネタ文章が書かれているのでした。クソサムいやつが。
何も読まれることそのものが恥ずかしかったわけではないのですよーー。
(いや巡り巡って恥ずかしいのだけれども)
さて――いつ読まれたんだろうか??
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