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最初で最後の最高の!(ちょこはちくんを語りたい ep.11)

何かわすれてないっけ?
不安にかられ、鞄を見る。大丈夫。
しばらく経ってまた、やっぱり何かわすれてないっけ?また鞄を開く。
何度も繰り返してしまう。
特にチケットなんて、一番最初に一番大事に詰めた筈なのに、もしかしたら、とよぎる瞬間が何度も。

大事な大事なイベントに行くときに僕がよく陥るこのループ。久々の感覚です。
さぁ、ライブだ。いざ。

***

2021年12月17日(金)
chocol8 syndromeのラストワンマンライブ in 大阪

参加して参りました。
今回はそのライブレポート的なものをお送りしたいと思います。

前置きしておきますと、僕はちょこはちライブは初参加。ファン歴も約半年という浅めのファンです。

大阪と僕

大阪には約10年住んでいた時期があったんですが、ライブハウスをあちこち回るような音楽の子ではなかったので、今回の会場である心斎橋DROPがどの辺りなのか、よくわかっていませんでした。三角公園の目と鼻の先なのな!!

ちょこはちの活動期間、6年6ヶ月。ということは大阪にいた時代とはカブらないのか。
よかった。カブっていて見過ごしていたのなら、俺はなんて勿体ないことをしていたのか!としにたくなるところだった。(過言)

開場前

17時過ぎ頃に、諸々準備を済ませて会場へ。
開場前物販がやっていたので、必要なものを買っておきます。「またきてしかく」がある!
Tシャツ、メッセージボード、ラバーバンド、ラバーキーホルダー、ゲストパス?、またきてしかくのCDを購入。
持参したおみやげは直接手渡しができそうだというので持っておくことにしました。
おひとりさまだったので、何をするでもなく待っていました。
だんだんと人が集まってきます。誰かと話せたらよかったな…。

なかなかはじまらない

音響機材のトラブルがあったとかで、つごう1時間押しくらいのスタート。
その間に流れていたちょこはちメンバーのトークラジオ?は、過去の何かの録音かと思いきや、今回のラストライブに際して新たに録った“ちょこはちヒストリー”的な内容でした。興味深い。興味深いぞー!

さて、ここからライブレポート的な文章を綴っていくのですが。
全く同じものになるのかは別として、10日後の東京ラストライブのネタバレになってしまうことを配慮し、幾つかの演出については、敢えて触れずにいこうと思います。

スタート!

「夜明けのanthem」に乗せてメンバーが順番にステージへ。
この曲はライブではおなじみの入場SEなんだそう。
詞が付いたのはラストシングル収録に当たってで初・なのかな。
「いつものようにライブにいくよ!」みたいな明るいノリですきです。

かーらーの、1曲目は新曲「六等星のメロディ」!!
ああぁ…しゃおぴの生歌だぁ…心が浄化されるゥ…!
“長い旅路を終えたとき
 溢れる思い どこへ行くの?”

もともとラストシングルになる予定の曲ではなかった筈なのに、なんともまあ今ここで歌われるに似つかわしい歌詞よ!!!

生で見るしゃおぴさんは映像で観るのの何倍もかわいらしく、その歌声はパワフルでした。
飛んで、跳ねて、笑って、踊って、歌って、歌って歌って!
今このライブハウスという空間で一番楽しんでいるのは自分だ!という強い思いが伝わってくるようでした。
この小さな身体のどこから、あんなにも多彩で表現力豊かな歌声が出ているんだろうなあ。

2曲目は!きたぞきたぞ!
「ミラクルにロマンス」!!
この曲を聴くために来たといっても過言ではない!
自然と涙が出てきました。
“残酷なだけじゃんか”がねえ、グッとくるのよねえ。
歌詞の、その時々の感情を全身に乗せながら歌う姿、しっかり目に焼き付けました!

***

合間合間に入るMCも、いつものちょこはちチャンネルを思わせる奔放な感じで、やっぱりこのバンドは仲が良いんだなあと実感。度重なる奏くんいじりが面白でした。
でも彼があえてスベった感じになっていることで、僕のような初参加の人には「これは常連さんにだけわかるノリなんだ」(でもわかんなくても大丈夫なんだ)ということが間接的に伝わってよかったような気もしています。ゴメンやで。

活動終了のこと

MCの中で、改めてちょこはちが活動終了となることに向けての思いが聞けました。
今日も参加できていないkey.ケンコモブチさんは、ライブの中の“茶番”に当たる部分をほぼ一手に担っていて、それはちょこはちライブにとって大きな割合を占める要素であるということ。
彼と一緒に演れないライブは、いわゆる“ちょこはちのライブ”としては不完全なものになってしまうこと。
彼が参加できないまま、言わば“不完全なライブ”とも言える状態をやり続けるのは、やはり気持ちの上で難しい。
そういう思いがあって、chocol8 syndromeは終了の道を選んだということです。

活動終了の発表以降、YouTube配信なんかでも敢えて彼の話題を避けているような印象があったので、心のどこかで「実は不仲になってしまったのでは?」という微かな疑念?というか不安?のようなが実はありました。それを一度に払拭してもらえました。ほんとによかった。

僕は比較的新参の、ケンさんの“茶番”については話でしか知らない人間なので感じたことはありませんが、付き合いの長いファンにとっては“物足りない”というような思いがあるのでしょうね。

茶番

なんだアレ。(いいぞもっとやれ)
いやあ、最初で最後に観るライブで、噂の“茶番”が観られて感動でした。

アコースティックのコーナー

機材交換のための一時休憩を挟み、アコースティックのコーナーへ。
なんと初めて生で観る・聴く「オールでPPP」はアコースティックバージョンでした。ジャズ調というか、ちょっとアダルティな雰囲気。
いわく、「ホントにヤバい薬に聞こえる」。
確かに!!
次にアコースティックで披露されたのは、先日最後のタイアップが発表された「シャンプーには勝てない」
なるほど確かにアコースティックに合っている。
この曲自体、ライブで披露するのが初とのこと。
意外でした。
「見た目じゃないっ」がかわいい。

待ってましたのやつがきた!

アコースティック後、機材転換のあとに現れたのははちまろくん。
ここでなんと来ました!
オールでPPP!オリジナルバージョンでワンモア!!
アコースティックでおしまいかと思っていたからびっくりでした。この曲を聴くために来たといっても過言ではない!(2回目)

ソーシャルなディスタンスが保たれたスタンディングの会場で、横に配慮しながらオーディエンスも一緒にダンス!不思議な感覚でした。
踊ったりとかは難しいんじゃないかなとか思っていたので、一緒にできて楽しかった!

夢のような時間は

夢のような時間はあっという間に過ぎていきます。
正直どの場面でどんなことを考えて聴いていたとか、忠実に書き起こせる自信がありません。
(ライブレポ全否定か)

終盤、「夢は覚めないまま」を歌うときのMCでしゃおんちゃん。
とても真剣に、活動終了を迎えようとしている今の気持ちを語ってくれました。
音楽への、ライブへの、ライブハウスへの、ちょこはちというバンドへのとめどない愛がそこにはありました。
chocol8 syndromeは年内で終わってしまうけれど、彼女が変わらずこのマインドを持ち続けていってくれるであろうことが確信できた瞬間でした。
なので終了を寂しむ反面、“これから”を楽しみに思う気持ちも同じくらいあります。

歌の中で、少し感極まるような場面がありました。
だけどすぐに元の調子に戻れるのはさすがプロ。かっこよかったです。

僕ももらい泣きしている中、周囲からもすすり泣くような声が聞こえた気がします。
彼らをリアルタイムで見られた期間が半年きりの僕には想像できないような感情の歴史があったりするんだろうな。

まとめ

ライブ初参加の新参者が、勝手ながら感じたことを、敢えてタグ付けのようにさせてもらえるのならば。

「“答え合わせ”のようなライブでした。」

ちょこはちの活動終了への答え。
長年見てきた人も、最近知った人も、ちょこはちはこんなバンドなんだ!という答えを“あのサプライズ演出”で気持ちのいい答えをもらった気分じゃないでしょうか。僕はそうです。

また、ちょこはちの皆さんにとっても、自分達の6年6ヶ月への“答え”が帰ってきたような思いなんじゃないかな。(違ったらゴメンけど)

大丈夫です。あなたたちの音楽はしっかり、聴いた人の心の深くにまで届いています。
たった6ヶ月の時間しか共有していないファンだけれど、
たった6ヶ月で心を掴まれたファンでもある僕から、烏滸がましくもそんな言葉を贈りたい。

そしてchocol8 syndromeの生み出した音楽を、ずっとずっと愛し続けていきたいと思います!
「明るい未来は気合いで作れ」

まつりのあと

開始が押したこともあって、ライブ終演後は少しバタバタした感じ。僕もそんなに長居はできませんでした。
サインの列に並んで、なんとかおみやげを渡してご挨拶!お話できたーー!!

(サインは来年用の手帳に。ムスメチャンの分のはちまろも描いてくれたよ!)

ただひとつの心残り。
一緒に写真撮ってもらうとかってできたのかな…。
お話できて、握手できて舞い上がってしまった…。
ちょこはちでは最後だけれど、また会えるよね!きっと!
そのあと、列捌きに注力していた奏くんにもご挨拶させていただきました。僕の書く感想記事を楽しく読んでくれていると言ってもらえて、こちらもまたハシャいでおります。

*

2日が経った今の時点でも、わりとぐしゃぐしゃな感情を、なるべく熱の冷めないうちに取りまとめてみました。ライブに行った方もそうでない方も、ソコはそうじゃねえよとか気ままにツッコミながらでも読んでいただけたら幸いです。

それではさいごに、

<セットリスト>

(夜明けのanthem)
六等星のメロディ
ミラクルにロマンス
ピーターパンシンドローム
ソーシャルディスタンス
サイケデリックに花は咲く
DOKKOI SHOT!!
ADULTY少年少女
さよならトレイン
エウロパ

(アコースティック)
オールでPPP
シャンプーには勝てない

オールでPPP
つらまろのきわみ
夢は覚めないまま

(アンコール)
桜の泪
新世界より
ティーンガールの憂鬱

(ダブルアンコール)
つらまろのきわみ3
ストロボ
君と私とメタモルフォーゼ

すみません。終盤ちょっと怪しいです。
あと、サイケデリックの後にもう1曲あった気がするんだが・・・。
個人的に、君と私とメタモルフォーゼはTHEエンディングテーマという印象を持っているので、すごい清々しい気持ちで終演を迎えることができました。

機材トラブルの押しがなかったら、少し構成違っていたのかなあ。
でもあのあれは、機材がきちっと整っていないといけないやつだったよね。

ともあれ大阪ラストワンマンライブは終了。
10日後の東京ラストに向けて鋭気を養い、また最高のライブをしてください。
そちらは行けないけど、楽しみにしてる!!

***

あ。需要のほどはわかりませんけど、ぼちぼち楽曲感想再開していきます。

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