楽曲感想:害獣ロックンロール(ちょこはちくんを語りたいG ◆ ep.14)
ごきげんよう、シンクと申します。
Twitterおよびちょこはち界隈ではココロ(coc_oro)と名乗っております。
今回はGrand chocol8楽曲感想シリーズ!
5月からライブ会場、公式通販などで販売が開始されたデモCD「行列のできる喫茶店」の収録曲より、
害獣ロックンロール
の感想をお届けしようと思うよー!
ちょこはち公式通販はコチラ!
https://chocol8.thebase.in/
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さて、音源として手元に届くよりも先にライブで披露され、かつアーカイブ視聴なんかが出来た楽曲については、 #ちょこレポプチ と銘打ってTwitterでひとくち感想を書くということを生業として今日まで生きてきました。
まずはその時のやーつから。なんと2022年9月のツイーヨでした。
以下、Twitterより抜粋。(一部誤字等修正あり)
さて、CDでじっくり聴いてみて、印象はどう変わっているかな??
それでは本編に参りましょう。
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面白がやってきたぞ!っていう感想は依然変わらず。
というか聴き取りで書いたにしては、なかなか的を射た感想になってんじゃない?(自画自賛)
ハムタロサァンもいたしな!!
ちょっとTwitterに上げた感想の補足みたいになっちゃうんですが。
前身のバンド、chocol8 syndromeのファンに僕がなったきっかけでもある「オールでPPP」という曲がありまして。まぁー、面白の塊みたいな曲だったんですね。だったんですよ。
そして、chocol8 syndromeは他にも、いわゆる“面白”の曲をコンスタントに発表していました。
けれどGrand chocol8として再出発を果たした以降、その面白はナリを潜めていた感じ。
そいつらがとうとう飛び出してきた!という感動がありました。
どっちもすきだけど、なんだか懐かしい友達に会えたみたいな気持ちになれたよね。
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基本的なストーリーラインは、いわゆる“害獣”と見なされがちな動物たちのものがたり。
ただ、底抜けに明るい曲調から、パッと見には悲壮感はうかがえません。
だけど、
“生きるためせっせと害を成す”
“昨日は兄弟が釈迦になる”
“害獣”としてこの世に生まれ落ちた故の運命のようなもの。駆除の対象となるため容易に失われてしまういのちであることが語られます。が、それは軽快なロックンロールに流され、あたかも軽い出来事のように流されます。
“醜いいのちに拍手を”
“儚いいのちと呼んでくれ”
という繰り返しからは、“害獣”として逃れられない運命と、ソレに対する半ば諦めのような感情がうかがえます。
そんな害獣ニキが最後の最後でさ、
“尊いいのちと呼んでくれ”に変わるの、なんだか面白だけじゃ済まないエモさを感じませんか?
それでも生きているんだぞ!というつよい意志を感じます。
生きたいんだよ。
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この部分の歌詞にね、しゃおぴ(vo.しゃおんちゃん)の作詞における“自由”を感じました。
“益獣なのか?”という意味の一文なんだけど、敢えて“なんか”というくだけた話し言葉になっているの。
“ヘイ君は益獣なのか” だったら、この曲の魅力は2割くらい減っていたかもしれない。
“害獣なんか”と歌うことで害獣くんへらへら笑いながら言ってる感じが出ています。
へらへらしてんだけど、生きることをちょっと諦めていて、でもやっぱり生きたいんだよ。
そういう絶妙なさじ加減がこの“ヘイ君は益獣なんか”には込められている。ような気がしています。
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まあ歌詞の深い部分なんかを考えなくても、
プイプイ チュルッチュ♪
に合わせて、手を振り振り。何も考えずにライブで“楽しい”一本で盛り上がれる貴重な一曲でもあります。
おもえば初披露されるまでのGrand chocol8にはそういった曲はなく、そういう意味でも貴重な楽曲でしたね。
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最後に、歌詞に込められた感情や物語を人一倍読み取りたがりな僕の印象に残った一節を。
印象に!残った!歌詞を!
(嘘は言っていない)
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以上です。再出発したちょこはちが、“面白”の曲をまた演ってくれたこと。それにとても大きな意味を感じるめいきょく、「害獣ロックンロール」のご紹介でした。
収録されているデモCD「行列のできる喫茶店」は、Grand chocol8公式通販で販売中です!https://chocol8.thebase.in/
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次回は同CDに収録の、
サイフォン・コーヒー・タイム
の感想をお届けしていこうと思うよ〜!
それでは近日中に。