チョコ歳暮シンドローム(ちょこはちくんを語りたい ep.7)
シンクです。
お歳暮の季節ですね。(これを書いているのは11月前半です)
日々お世話になっている方へのご贈答に、ちょこはちことchocol8 syndromeのCDなんていかがでしょうか。
プレゼンとプレゼント
いきなりでアレですが、今回もすこーしだけ初めに自分語りみたいなことしますね。
自分の“スキ”を言葉にして他人に伝えられる人を見ると、いつもすごいないいなって思います。
僕は、ネタバレをせずに自分のスキを伝えようとすると、どうしてもすごいとかヤバいとかエグいとか、チープな表現になっちゃう。スリルに身を任せちゃう。(ん?)
なんていうか、好きであればあるほど、自分の感想などによる先入観を与えずにその作品に触れてほしいと思ってしまうんです。
良くても悪くても、ノイズを与えたくないっていうか。
「感動するよ」とか「笑えるよ」っていう情報さえ、できることなら伝えずに触れさせたい。
(それをうまく伝えて興味を持ってもらうのがオススメすることなんだっていうのは重々承知しています)
なんだかんだで結局、
「俺はすげえスキ!いいから聴いて(見て)!」
に、行き着いてしまうんですよ。
この“いいから”を言語化できる人、尊敬します。
というわけで今回は、「ちょこはちくんを人にオススメする」遊びをしていきたいと思います。
「俺はすげえスキ!いいから(差し上げるから)聴いて!」
です。(ですじゃねえわ)
スターターパック
知り合いにちょこはちのCDをプレゼントするとしたら、というお話。
・ちょこはちのことは知らない
・音楽はまあまあ聴く
・贈ったら最低一回は聴いてくれる
というフラットめの条件のもと、興味を持ってもらうために聴かせる導入を考えてみましょう。
いわば、「ちょこはちスターターパック」です。
差し当たって、シングルとアルバムを1枚ずつ。
このくらいが、金額的にも、受け取る側が引かない絶妙なレベルじゃあないだろうか。
アルバムぜんぶ送り付けたい気概はあれど、なにその熱量オタクこわいって言われかねないからさ!俺オタクじゃねえけど!(どの口が)
昔の偉い人も言っていました。
用量守らんとダメになります。って!
(いいこと言うね!)
*
まずは「オールでPPP」。これは外せない。
何がどうアレなのかは過去記事をご覧いただければと思います。
この曲で面白からの入口をナビゲートした上で、次に聴かせたいのは、
3rdアルバム「音楽はメジャーが全てじゃない!」です。
当レポートでも度々触れております「ミラクルにロマンス」。特に聴いてほしいそのタイトルが収録されたアルバムです。
なので…“シングルとアルバム1枚ずつ”という縛りを課した時点で、セレクトはもう決まったようなもんなのですが。
その他の楽曲も少しだけ紹介しますね。
「ベイビーダンス」
何の役にも立たないゲームのレベル上げだって
本気でやってたはずさ 忘れないでいてね
ここすき。ただただ楽しい曲です。
オールでPPPに続き、これも面白ソングの皮を被りつつ、時々ちょっとイイことも歌っているやーつ。
生きてるだけでホメてほしい!
「夢は覚めないまま」
悪夢は 悪夢は 懲りずにまた降ってくる
だけどずっと待っている
閉じた目が気づく日を
ぎゃあああ出た!スキ歌詞!
“閉じた目が気づく日”!
まっすぐな想いを切々と歌い上げるしゃおぴを見て!
「シャンプーには勝てない」
おしゃかわロック(おしゃれ・かわいい・かっこいい)のうちのかわいいに全振りしたような曲。
うっせーばかあほあんぽんたんと、面白ワードを放り込みつつもネタ曲じゃないシリーズでもありますね。(勝手にシリーズ化している!)
「つらまろのきわみ3」
カフェラテ飲んでにゃーにゃーにゃー
今度はラップバトルだ!(バトル?)
(引用する歌詞そこでええの?)
*
このように(このように?)、攻守ともにバランスに優れた布陣です。
「カネカネちょーだい」に引かれないかが唯一の課題だ。言うほど唯一か?
可能であれば、MVも見せたいところではありますが、がっつかないがっつかない。ここで一気に供給をぶちこんでしまうと、引かれてしまうおそれがありますよ。(まだ引かれていないとでも?)
*
僕はオールでPPPで彼らを知り、そこから遡る形で過去の曲を聴いていったクチなので、やはり入り周辺が印象深くこのような結果になりました。
長いことファンをやっている人が考えてみたら、また全然違う結果になるような気がしています。
あなたにとってのスターターパックはなんですか?
(うまいこと言ったつもりか…?)
ちょこはちをオススメしたい立場として、つらつらと書いてきましたが、自分の好きなアーティストに置き換えてやってみると、意外な発見があるかもしれませんよ。
(なくてもしりませんよ。)
インディーズのCDって
今回こんなネタを書いたのには、実はもうひとつ理由があって。
もしかしたら蛇足になってしまうかもしれないんですが。
ちょこはちくん、年内で活動を終了するわけですよ。(もう泣くな、まだ泣くな)
ラストシングル「六等星のメロディ」が12月15日にリリースされます。
初回限定生産とはなっていないけど、何億枚くらいプレスするのかなって。
活動を終えたインディーズバンドのCDがどのくらいの期間流通し続けるのか、というのが純粋に気になるのです。
(インディーズに限った話ではないかもしれませんが)
加えて、これまでにリリースしてきたCDたちも、いつまでふつうに手に入るのかなという疑問も。
ご贈答にオススメなのは言うまでもないことですが(言ったが)、自分の所持する分も、もう1枚ずつくらい買っておこうかなとか考えていて。
実際初期のミニアルバムなんかは、手に入れる手段がないということですし。
(ハナビラ聴きたいよー)
*
推しに惜しみ無く貢ぎたいとかいうのではなく、
プレミア付いて価値が上がるかなーとか考えているわけでもなくて。
ただ純粋に、今持っているCDが聴けなくなったらどうしようという思いからです。
その時に買い直せないとなると、今予備?を買っておくべきなのか、という。
(そのための配信か…?でも配信も終わるのか…?)
chocol8 syndromeの楽曲は活動終了を以て歌わなくなるという宣言を聞いて以来、時々考えていることです。不安は尽きないのです。
いやPCに取り込みとかもするけどね。するけどさ。
どうなんでしょ。
なんだかおかしな締めになってしまいましたが、今回はこの辺で。