もいちど泣いちゃった。【ちょこはちくんを語りたいG ◆ ep.20】
ごきげんよう、シンクと申します。
Twitterおよびちょこはち界隈ではココロ(coc_oro)と名乗っております。
緊急企画です。
ちょこはち こと Grand chocol8の名曲
『泣いちゃった』
について。
感想のような考察のような、そんな話をします。
2回目です。
デモCDとして発表された当時に書いた記事はコチラ。
これまで何百回と聴いているこの曲。
発表後1年半を経て、また新たに“語りたい”が出てきてしまいました。
(いや、どこかでもう1回記事にしようとは思っていたんだけどさ)
アイドルポップ感あるねとか、日常のいとおしさを改めて意識させてくれるとか、円環構造が云々とか。
思いを巡らせば沢山の気持ちがあふれる、自分の中のGrand chocol8 現状ナンバーワンナンバーなんです、ワン。
もう語り尽くしたかと思いきや、まだまだ魅力がなりを潜めていたナリよ。
*
きっかけは、11/27に行われたライブのMC、というか、歌い出し前のvo.しゃおぴちゃんの発言。
ライブに来られる機会が殆どないので、もしかしたら以前にも同じことを言っていて、自分が知らないだけなのかもしれないのだけど。
彼女のこの短い言葉が、この曲への思いにさらなる拡がりをもたらしてくれたのです。
*
泣いちゃった
この歌に対し自分がこれまで抱いてきた印象、思い、解釈などをざっとまとめると、
「退屈な、くりかえすだけの何でもない日々」
「その中で気付くちいさな輝き」
「それに気付いたことで、見飽きた、見慣れた筈の街の眩しさに気付く」
“ほんの小さな気付きだけで、日常は輝き出すんだよ”
そんなテーマの歌だと受け取っていたんです。
いや、その解釈自体は間違いだとは思っていないんだけど。
ひとつだけ。ラストフレーズの
“音楽”というワードが出てくることに、実は少しだけ唐突さを感じていたんです。
でも、その“日常の輝きへの気付き”を与えてくれたのが“音楽”だったんですね。
退屈な見慣れた街の中で、「出逢えた音楽」の歌だったのだ!
「大切なひとと喧嘩をして、ごめんねをして、それでも日々は続いていくんだ」
という物語として読んでいたこの部分の歌詞。
その続いてく日々から輝きを見いだすきっかけとなる“何気なくこぼれたラブのおと”の正体が掴めていなかった。
喧嘩をして、ふさいだ気持ちの時に“偶然出会った初めましての歌”が、セカイの見え方を変えてくれたという歌なんじゃないだろうか?
そう考えると、この「泣いちゃった」もさ、その音楽を聴いて無意識にこぼれちゃった感情の吐露なんだろね。ラブのおとだよね。
ちなみにここが「泣いちゃったね」とか「泣いちゃったよ」じゃなく、ただ「泣いちゃった」なのがスゲーいいと思うんですけど共感してくれた方一度呑み明かしません?
「当たり前の日々がこんなにいとおしいんだよ」
という人生讃歌みたいな歌だと思っていたら、ライブハウスで歌っている彼女たち自身と出会えたという物語でした。
これってもはや、ちょこはちと出会った自分を歌ってくれた歌じゃん。(拡大解釈)
考えてみれば
「初めましてこんにちは」
とまで言ってくれていたのにね。笑
*
以上、たったひとつのしゃおぴちゃんの言葉で、こんなにも楽曲の解像度が上がった。というお話でした。
まさに素敵な“気付き”くれたラブのおとっていうわけですね。うまい。(うまくない)
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それはそうと、2Bメロあとの「ワン・ツー!!」はやっぱり最高にカワイイし元気になれる。
それはそう。
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Grand chocol8の超名曲『泣いちゃった』が収録されたデモCD『愛と憂鬱』は、Grand chocol8公式通販にて販売中です。
インディーズバンドなので(なのでってのも失礼かな)リリースはそう多くはなく、この曲もCDショップだったり配信等にはまだ存在しておりません。
ライブで聴くのはもっと最高なので、ぜひ「ちょこはち」「Grand chocol8」の名を聞く機会があったらふらっとライブハウスに行ってみてください。
泣いちゃうかもよ。