集大成ってことにして。(ちょこはちくんを語りたい ep.19)
こんばんは。
ちょこはち再始動に向けてカウントダウン中ということで、旧ちょこはちの書き物ストックを吐き出していきたいと思います。(いちおうこれで最後かな)
再始動したら新ちょこはち(仮)のことで盛り上がっていきたいからね!
さて、これまでにも何度か触れてきましたが、2020年に行われた特別企画“みんなで作るCDプロジェクト”。
4タイトルの新曲が発表され、投票によってCDリリースされるタイトルが決定する、という企画でした。
全人類がご存知のこととは思いますが(クソデカ主語)、投票一位となったのは、既に昨年chocol8 syndromeラストシングルとしてリリースされた「六等星のメロディ」。名曲です。
そのカップリングには、同じくノミネートされた「サイケデリックに花は咲く」を収録。名曲です。
そしてリリースがかなわなかった残りのノミネート曲「ひみつの遊び」「夜に咲いて」は、同CDの店舗限定特典としてのみ世に出ることとなりました。
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今回はそんな「夜に咲いて」のお話。
すごい曲なんです。きいて。2つの意味で。
とはいえ、聴ける機会というのがなかなかない気がするので、それでもなるべく伝わるように書いてみたいと思います。
今からでは聴いてもらう手段が殆どなさそうなのがとても残念。(特典CDって残っているところあるのかな?)
配信のみリリースでも、新ちょこはちでセルフカバーでも大歓迎だよ!
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僕がchocol8 syndromeの魅力・“カラー”だと思ってる部分って、
“楽しくてかわいらしくて、それでいてほんのちょっと切ない”
というところです。
(オールでPPP?めっちゃ切ないですやん二徹で眠いとことか)
「夜に咲いて」は、しゃおぴさんの書く歌詞、歌唱表現、メロディーなどにそれらがギュウッと凝縮された、言ってみれば集大成のように感じています。勝手に。
部分部分の情景や心象風景の対比、歌のストーリーの展開がほんとにキレイで、キレイで、キレイで、大好きなんです。
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“綿菓子の溶けた甘さで苦しくなる”
開始数行でもう心を持ってかれる。
chocol8 syndromeのアイデンティティー、なんて言ったらたぶん言い過ぎだし勝手に決めんなふぁっきゅーガオニャンチュ!って思われるかもしれないけど、お菓子の“甘さ”やその他要素を感情になぞらえた落とし込みがほんとに上手くてキレイなんだよな。
なんてのもありましたね。他の曲ですが。
さらに続く歌詞にも、
“ガムの包み紙に隠した内緒の話”
何度も何度も、味が無くなるくらい噛み続けたその“話”は、包み紙に吐き出したということはもう伝えることを諦めてしまったんだろうな、ということが想像できます。切ないよー!ヤメテー!(やめないでー)
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もうどこを切り取ってもスキしか見つからないこの歌なんですが、特にお気に入りの一節がこちらです。
後半のキレイで⇒キレイで⇒キライで、の流れなんかはもう好みすぎて結婚申し込みたくなるくらいアレなんですが(まじでアレだなおまえ)、それ以外の君がいた⇒消えたというシーンの対比もほんと美しい。
そう、歌に流れる物語の、ワンシーンごとの描写がうつくしくて。
つくづく今のしゃおぴさんの作詞力の集大成のように感じる歌なんです。溜め息が出てしまう。
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“刹那に消える歌は 眩しく咲き乱れて別れる命の音”
“刹那を刻む歌は 愛する誰かのために燃やす命の音”
“刹那を繋ぐ歌は 愛する君と僕を照らし出す道標”
歌詞をぶつ切りで書くという、ややもすると失礼なアレですが平にご容赦いただけたら。
いわゆる1番、2番、3番と物語が展開していく中での、心情の変化・展開がほんっとにきれいなんです。
たぶんこの歌は、失った“君”を思う切ない歌ではあるんですが、おしまいには前向きに未来を見ることが出来ている希望の歌でもあるんですよね。
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“季節の終わりの切なさ 失った気持ちの拾い方”
失った!気持ちの!拾い方!!
うぎゃーーー!尊ーーー!(壊れた)
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ちょこはちの歌姫、“しゃおん”が悩みに悩んで、一度書き上げた歌詞をぜんぶ書き直してしまったというエピソードがあるこの曲。それだけ思い入れの強い曲だったりするのかな。
4月22日にデビューライブをひかえた“新ちょこはち”。
chocol8 syndromeの曲は演らないということを既に宣言済みだけれど、何か大きな声で言えないような大人の事情があるとかではなければ、いつかセルフカバーという形なんかでお聴きすることができたらいいな。
待ってます。待ってますよ。
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最後にこっそりと(公式に読まれていることを自覚しているクセに??)、夜に咲いての歌詞の書き起こしを引用で貼らせていただきます。
(問題あったらすぐに消します!!)
やっぱり全体通して読んで、純粋に歌詞が好きすぎる。
俺が書いたんじゃないぞ!新しいちょこはちでもフロント&ヴォーカルを務める、おちゃめプリティやさしいゴッドしゃおぴちゃんの名作だ!!