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Episode 5. ロジックの違いを理解する

仲間と話が噛み合わない…

仕事をしていると、時として、同僚・上司・後輩などと、話が噛み合わないことがよくあります。
メンバーそれぞれ、これまで違う経験をしてきただろうし、仕事に対するポリシーや、意見・アイデアを持ってチームに参加していたりもする。ですから、異なる意見やアイデアが出てくるのは当然です。
いや、むしろ、いろんな多様な意見が出てこない方が、チームとして大きな落とし穴に陥るリスクが高くなることだってあります。

ところが、時として、単なる意見の相違にとどまらず、そもそものプロジェクトの進め方に対して根本的に考え方が異なっていることもあります。
当人同士が、それを意識出来ればまだしも、何において、話が噛み合っていないか、理解できていないと、お互いに「あいつは、仕事の進め方が分かっていない!」と完全否定してしまう事態にもなりかねません。

Goalへの道のりは一つではない!

プロジェクトのGoalが、チーム内で共有されたとします。

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でも、実際に現地点からGoalへの道のりは、必ずしも一直線ではありません。複雑なプロジェクトになればなるほど、いろんな困難と遭遇したり、ハプニングにも見舞われ、実際には、紆余曲折をへてGoalに辿り着いたりします。

きっとAさんは、今までこんな風にプロジェクトをGoalに導いていたかも知れないし、

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あるいはBさんは、こんなふうにGoalに辿り着いていたかも知れない。

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でも、最終的にGoalに辿り着けば、とりあえずは、どちらでも良い訳です。
(当然、組織としては、一番効率の良い、失敗の少ない道のりを模索すべきですが。)

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相手のロジックを理解する

ただ、Aさんも、Bさんも、過去の自分の経験、成功体験へのこだわりが強すぎると、他人の仕事の進め方に、いちいち、いちゃもんをつけたくなってしまいます。
特に、二人の間に上下関係がある場合なおさら…

例えば…

とある街に相応しい、新しい公園のデザインを求められた、とします。

Aさんは、これまでも彼がそうして来たように、まずは、どんなコンセプトが相応しいか、チーム全員でブレーンストーミングからスタートしようとました。敢えて、対象となっている街の条件や、自治体からの細かな条件は読み込まず、「新しい公園」ってなんだろう? と問うことから始める

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