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研究室を企業化:ネイチャーTECHの旗手

自然科学の知見は無限の地平線に広がっています。しかし、国の予算から科学研究に配分できる経済的リソースは有限です。したがって、基礎科学の無限の可能性を、満遍なく有限の国家予算で支えるのは原理的に困難です。仕方がないことかもしれませんが、科学研究に関する予算は分野に応じた“選択と集中”によって不平等な配分にならざる負えない現実があります。最近では、大学の研究者のポストが削減・凍結され、若手研究者の将来も見通せなくなっています。このような状況なので、2015年頃から、私のラボの「自然史や生物多様性に関する研究」を社会実装するため、研究室の企業化を考えるようになりました。科学研究の成果を収益化するアクションは、研究者個々人の社会的接点を拡大し、基礎研究と応用研究の両面における研究シーズを生み出すので、科学全体の生産性も飛躍させるのではないかと考えています。大学の研究者としてはチャレンジなのですが、研究者の新たなキャリアパスの自力創出にも繋げて、自然科学の将来に光を見い出したいと思っています。

グリーンTECHスタートアップ(Green Tech Startup)の新領域、”ネイチャーTECH”の旗手、Think Nature Inc.をよろしくお願いします。


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株式会社シンク・ネイチャー
いただいたサポートは、 生物多様性保全の研究成果を社会実装するために、日本各地を訪問してお話させていただく際の交通費に使わせていただきます。