変化と積み重ねの毎日とおさんぽ中のストイックさと結果オーライの話
ことしも開催されました風見和香さんの生誕祭風見和香生誕ソロライブ「ののかまると犬の散歩~すくすく成長中~」を観に、KT zepp yokohamaまで行ってきました!
これでソロコンも3回目。どんな形に仕上げてくるのでしょうか!とりまおぼえていることとか思ったこととかをメモしておきます。乱雑です。
■開演まで
・白い雲よりも青い空の方が主張の強いよく晴れた9月の空のもと、zepp yokohamaに白い人たち集合。3時前に起きて昼ちょいまで仕事して横浜までやってきた自分はちょっと疲れていたので、早めに入場。
・ステージは大道具などのセットなし。シンプルで潔い。
・スクリーンにはののかさんと愛犬クーちゃんのイラスト。おしゃれ。
・客入れBGは落ち着いたPOPSがメイン。でもラウド系ロックも流れたり。ののかまるどうしちゃったんだろう。
・きょうは水曜日でド平日。ぼく以外にも仕事帰りの社会人多し。メンバーカラーが白なのはいろいろと助かります。全体的に白ユニ2割、白T3割、白シャツ3割、白系以外が2割といったところだったでしょうか。
■開演!
開演はebitureから。うっ・おい!うっ・おい!の声を割って「えびちゅうの、えびちゅうの、えびちゅうの、ののかまるです!」と入ってくる主役の声。去年に続いて、スターダストよりもえびちゅうさんへの帰属意識が高いののかさん。
M.01 Go!Go!Here We Go!ロック・リー
えびちゅう史上屈指のブチあげナンバーから入るののかさん。いきなり放たれたロックリーに戸惑ったのか、カラダの動ききっていないファミリーさんもちらほら。正直な感想として、急発進のロックリーってのは、けっこう危険なものなのかもしれないと思いました。
でもののかさんはテンションを落とさずしっかり走る人。戸惑う空気に気づいていたのか、それとも気づかなかったのか、事実はどうあれフロアは彼女に乗せられてどんどんホットに。ハイキックを見せた時などは感嘆の声などが聴こえました。
M.02 使ってポートフォリオ
間髪入れずにポートフォリオ。直球ではなくクセ球を入れてきた。ポートフォリオ大好き民の沸き方にも押され、どんどんノリのよくなるフロア。途中のダフトパンク部分でべしゃりを入れて、会場に「わん!」と言わせるののかまる。どんどん掌握されてゆくフロアの民。
もともとはいろいろなジャンルの曲をたくさんのメンバーの歌声で楽しむ歌なのだけれど、ののかまるの化粧ケのないまっすぐな歌声一本で連続して多ジャンルを聴くと、ちょっと不思議な感覚になったりします。
M.03 スウィーテスト・多忙。
さらに多忙へとつながってゆくセトリ。ボンゴレー!これも気持ちの良い楽曲なのだけれど、えびちゅうさん本体ではあんましやらなくなってしまったなあ。きょう聴けてラッキー。
MC1
正調の自己紹介発動。場内みなさんで「まるー」ができました。
きょうのセトリはちょっとした狙い?テーマ?があると語るののかまるさん。そして家族や親族からのリクエストでカバー曲が決まりましたと告げるののかさん。カバー曲その1は(たしか)父まると母まるの「17才なのだから」ということからリクエストされたので歌いますと宣言。
M.04 17才(南沙織)
リクエストは「17才のカバーなのだろうなあ」という、おおかたの(おっさんたちの)予想どおりの選曲。ただし聴こえてきたイントロは森高千里によるちょっとだけユーロビート系によったアレではなく、ストリングスのさわやかな南沙織verのほう。すっきり通る歌声がアレグレットのビートに心地よく載せられて、至福の時間が創出されていきました。筒美京平もきっと喜んでいると思うのです。
MC2
そしてどーんとセッティングされる電子ピアノと譜面台。緊張したカオを見せるののかまる。きょうは弾き語りを魅せてくれると事前にアナウンスがあったのです。
しかし試しで鍵盤に触れると、なぜかエレキピアノ的な音色に設定されてしまっているYAMAHAの88鍵。スタッフさんの尽力によりグランドピアノ音色に戻って安堵。
前途多難な船出ですが、そこは5歳からピアノを習っていたというベテランピアニストののかまる。2曲ご披露になるそうですが、はたしてどうなる?
M.05 変わらないもの(奥華子)
1曲目はアニメ映画「時をかける少女」の挿入歌から。
弾き始めて数秒は「大丈夫かな、止まったりしないかな、練習の成果がうまく出るといいね」くらいのことを考えていたぼくなのですが、彼女の弾き語りはそんなレベルなぞにはないことがすぐにわかりました。
ゆったりとしたペースでしっかり鍵盤を捉え、しっかりとしたピッチで歌い上げるののかまる。素人目には目立ったミスタッチなどは皆無でしたし、(こういったらなんですが)歌声などはピアノと一緒のときの方が安定しているようにも聴こえてきました。
気のせいかもしれませんし、ダンスをしていない分のアドバンテージなのかもしれませんし、実際に鍵盤を抑えながら歌うぶんピッチの感覚がつかみやすいのかもしれません。が、とにかく「一生懸命に練習をしたので甘く見てくださいね」といったものでなく、練習した成果の立派なパフォーマンスをしっかり堪能することができる、立派なものだったのでした。
M.06 晩餐歌(tuki.)
2曲目はこちら。失礼ながら曲名とアーティスト名には聞き覚えがなかったんですが、楽曲自体はどこかで聴いたおぼえのあるもの。tiktokでバズったものだそうですね。義理の兄まるからのリクエストだったそうです。義理の兄まるマインドが若いなあ。そして相変わらず風見一族はほかほかだなあ。
ののかまるのピアノは、基本的には左手でベース音をオクターブで抑えテンポを整え、右手でコードを抑えつつ、ところどころに所謂オカズを入れるというオーソドックスなもの。でもこの曲は比較的テンポが早いものでしたが、それを苦にせず歌の合間だけでなく歌いながらもポイントポイントでオカズを入れてくる。
ぼくは音楽のことなぞなんも勉強したことがないのですが、趣味でたまにピアノの鍵盤を眺めることがあるのでわかる。役割の違う左手と右手の作業ならば、片方ずつ消化するのではなく両手いっぺんにコードとベースをかみ砕いてしまえばそれほど難しいものにはなることはない。しかしそこに声帯を用いてメロディラインを載せこむマルチタスクってのは、けっこうガチな技術と練習が必要になるものだ。だって、運指と発声ってまったくもって違う動作なんですよ?
それをあれだけキレイにこなしきってしまうののかさん。忙しかったさなかなのに、どれだけ練習を重ねたのか。(ステージではきょう2回弾いてきたって言ってたな。)素晴らしいとしか言いようがなかったです。
映像タイム1
弾き語り終了後はしずかにいったんハケたののかさん。舞台は暗転してモニター映像。愛犬クーちゃんの一日のようす。寝てばっかり。かわいい。
M.07 あたしきっと無限ルーパー
聞きなれたEDMのイントロから無限ルーパー。ダンスフロアのごとくカラフルでにぎやかにステージと客席を照らすサスライト。その中央で踊るののかさんはダンスのキレが見事でした。
札幌ヨコハマ梅田地下街!ことしはどこも春ツアーで行ったなあ。
M.08 結果オーライ
そしてびっくり。結果オーライ。えびちゅうさん本体での思い出がそれほどないくらいのレア曲だ。最近だと「フルバッテリーサラウンド」でやったんだっけ。6人体制のころじゃないか。あとはガールズファクトリーのたむらぱんスペシャルのときにもやったのかな。生誕祭ってのはこういう曲がどんどん出てくるからたのしい。
「私の小さなハト胸がズキズキ痛むの」という歌詞が「私の八の字眉毛が」に変更されちゃっていてたのしい。
MC3
直前にうたった曲の紹介で「歌わせていただいたのは、おねがい…あ!あー!!あああ!、あたしきっと無限ルーパーと結果オーライでした!」と大あわて。何か口を滑らしたようすがまるわかり。かわいい。このあときっとあの曲をやるのだろうなーとか察知しないようにつとめるフロア。
ここで過去にツイッターで投票募集したアンケートのコーナー。会場のみなさんとののかまるさん本人で一位を当てるというもの。もう内容あんまし覚えていない…。
「好きなえびちゅう夏曲」はラブスマが1位で、ののかまるも正解していたな。ほぼブラジルに関してはコメントすら全くなかったのでくやしいなおかしいな。
「好きなえびちゅう衣装」の1位はこのまえのファミえんのマリン衣装。あれはよかった。本人がなんて答えていたかは忘れてしまったよ。不正解だったはず。
「好きな髪型」の1位はストレート、だったかな。ぼくはアンケ募集当時に天女って答えた気がする。ののかまる本人は2階客席の小久保さん仲村さんの様子をみてポニーテールと答えてはずしていた。
「印象に残ったライブ」は1位がrun in our ebichu familyでした。去年の10人体制スタートの大学芸会ですね。本人はなんて答えたかなー。
「好きなののかまる推しポイント」の1位はストイック・努力家であることでした。真面目さと答えたののかさん判定の上で正解扱いに。ぼくは「眉毛」か「ワイプ芸」と回答した気がする。どうだったかな。
M.09 お願いジーザス
そしてなんと!おねがいジーザスがここで登場!まさかこの曲をやるなんて、これは誰もが意表をつかれましたね(笑)
んでもやっぱりお願いジーザスって良いですね。前奏のかっこよく歪んだギター。本編の静かな曲調。心地よい音色のキーボード。浮遊感の高いギターソロ。どうにかもう一度、フジファブリックと共演してほっしーな…。
M.10 ポップコーントーン
ここで最後の曲だとのアナウンス。フロアが「えー」とお約束を返すより早く、「この曲は撮影可能になります!」と叫ぶののかまる。慌てて荷物をさぐるカメラの民。硬派にペンライトを掲げ続けるそれ以外の民。
で、ぼくもカメラに気を取られてしまって、ラストのこの曲の記憶があんましないんですよね。ほんと申し訳ないです。そして曲の記憶とともに、カメラの腕前もなかったのです。ほんと情けないです。
終演~アンコールへ
本編すべての曲目を終え、最後に17歳の目標を話すののかさん。そして拍手の中、颯爽と舞台袖にハケてゆくののかさん。去り際に「ちょっと時間がかかるので、アンコールの声は2分くらいしてからお願いしますね」とのこと。本人がこう伝えてくれるのはありがたい。
暗転後、ほんとに2分くらいしてからアンコールをはじめるフロアの民。えらい。
それはそうと、これって、アンコールのコスチュームの用意が長引くってことでしょ?いったいどんなカッコして出てくることやら。
アンコール
照明が明るくなったものの、まだ舞台上では黒いスウェットに身を包んだスタッフさん7〜8人ほどが銀テープなどの片付けを遂行中。
そんななか突然ひとりのスタッフさんが悲鳴を上げ、中央のスタッフさんを指さし「この人、なんか変なんです!」とひとこと。いわれたスタッフさんがスウェットのフードをはずすとピンク色衣装のハゲづらののかまるが…あとはしむけんの完コピです。ブラックタイガーでの動画を待ちましょ。
しむけんに扮したののかまるは、しむけんなのにかわいいからズルいです。あんなに目のキラキラしたしむけんがいるかっての!
En.01 チュパカブラ
1曲目はチュパカブラ。さすがに音源を聴いたのすら久しぶりなものでした。血ぃ吸うたろか?とかのセリフはしむけん衣装ならでは。珍しいキノコ舞踊団による振り付けが懐かしい。キックトントン。
きのうの生誕祭での言及はなかったのですが、きょうのセトリのえびちゅうカバー曲はこういったB面曲というか、あまりライブにて1軍曲として扱われることのなかったものが並べられていました。こういった曲にも楽しさがたくさん詰まっているんですよと、しっかり伝えてくれた感じですね。こんごご本人の口から、この狙いについて真意が語られるのを楽しみにしましょ。
En.02 また明日
チュパカブラで最後とするのもあんまりなのでと、最後らしい選曲。この曲もとてもよかったな。
思えば、古いスタプラさんの映像で、なっちゃんや瑞季さんやヒロタさんがこの曲を歌っていたよな、なんて思い出したりして。
毎日の積み重ねが一年をかたち作って、そして次の誕生日を迎える。ののかまるにとっても、えびちゅうさんにとっても、聴いている側の者にとっても、「また明日」の積み重ねがつながってきょうまで続いている。
そんな当たり前なことを、ののかまるの歌声と笑顔と元気さをもって、しっかり思い出させていただいたような気持ちです。見た目はしむけんのままではあるのですが、とてもさわやかなエンディングを迎えたような気がします。
全編終了。最後にみんなで「わん!」と吠えて、笑顔でお辞儀をして、舞台を後にするののかまるさん。お疲れさまでした!
まとめとか
最後のMCの際に、ののかさんは17歳の抱負をお話してくれました。
骨子は、変化をおそれず、いろいろなことにチャレンジをしていきたいとのこと。
もうちょっとたてば高校三年生にもなりますし、えびちゅうも15周年のグループですので、何らかの大きな変化があってもおかしくないものですよね。開設が発表されたYoutube個人チャンネルも、そのチャレンジのひとつ。さっそく一歩目を踏み出しています。
ファンの側には変化を望まない人もいると思いますし、その人たちの心理は決して間違いではありません。でもこの世の中には、正解なんてものはいくらでもあるんです。変化を恐れずに前に進むこと。そう決めたのであれば、ののかまるさんにはその正解の方向にまっすぐ進んでいってほしい。それができるのが今の若さってものですし、それを追い求めるために妹メンがいるのですから。
そしてたぶん、一度決めた夢や目標に向かってストイックにがむしゃらに走ってゆくののかさんの姿が、きっと一番魅力的な推しポイントになるのですから。生誕祭を楽しんだ皆さんだったら、そのことがわかっているはずなんですから。
といったわけで、風見和香さんの生誕祭風見和香生誕ソロライブ「ののかまると犬の散歩~すくすく成長中~」は、とても良いライブでした。犬の散歩で味わった心地よいちょっとした疲れっていうのは、きっと明日や未来への活力に繋がるのだなと、そんなことを考えています。
風見和香さん、17歳の誕生日おめでとうございます。
これからもまっすぐに、たのしくかわいくかっこよく、がむしゃらに進んでいってください!
いつかきっと出る写真集も、とてもたのしみにしています。
それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。