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中吉と2枚目の円盤と13196文字に及ぶヘローの話
突然なんですけどね。今回は余計なことを言わずに、とある画像をUPしちゃいますよ。さあてこれはなんでしょか。

はい、なんのグラフでしょうか!?
なんとなく見覚えのあるような9つの色と、これみよがしな青。そして黒。ん-、なんだろうなあ。なんだろうなあ。
・・・はい。正解はコチラ!
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そう!
これはアルバム「中吉」Disk2に収録されているエビ中出席番号の歌 その3で、各人に割り振られた歌詞の文字数を円グラフで図示したものでした!
このDisk2は2022年9月現在のメンバー9人による新曲+再録曲アルバム。再録曲は現在の9人に合わせて原曲発売当初の歌割りから変更が施されているもので、誰がどこでどんな歌声を聴かせてくれるのかに着目するのもまた楽しみ方のひとつなのです。
てなわけで今回も1曲ずつちまちまと数えてみました!
この勢いで誰にも望まれていないのに勝手に始めてしまう企画シリーズ!題してチキチキ!第1回・アルバム中吉Disk2でメンバー様それぞれの歌詞の割り振りを数えてみよう大会!
さあみなさま、張り切って読み飛ばしてください!
では改めて
第1回
アルバム中吉Disk2でメンバー様それぞれの歌詞の割り振りを数えてみよう大会!
レギュレーションは以下のとおりです。
・各曲の歌詞をひらがなにして1文字ずつ数えました。
・アルファベットは発音の有無に関わらず1文字ずつカウントしてます。
・ぜんぶで13196字ありました。
・ハモってるとこで歌詞カードに名前の明記があるものは各人にカウント。
・ALLとなっているとこは各人それぞれでなく「全員」としてカウント。
・なるたけ正確に数えたつもりですが不備あったらすいません。
・きほん円グラフだけバーっと眺めて頂ければ大丈夫です。
・ホントに暇な人だけポイントとか解説とか読んでやってください。
01. エビ中出席番号の歌 その3
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■■ ポイント ■■
メンバーごとの文字数に大きな偏りはない
全員歌唱パートが大半を占める
実はメンバよりゲストの方が出番たくさん
<感想と勝手な解説>
グラフ内の黒い部分はゲストのこと。カンの良い方は気付いていると思いますが、ゲストっていうのは担任役・前山田健一のことです。9人分の出席をとるため何回も登場していますので、担当文字数が誰よりも多くなりました。ちょっとした盲点かもしれません。これ、テストに出ます。
メンバーのみでの歌詞配分を見ると、「もう1回」が2度出てくるぶん、りったんさんが最も担当文字数が多くなっています。半面、みれいちゃんはボーントゥビーなアイドルであるからこそ、自己紹介はスパっとシンプル。文字数としてはだいぶ短くなっています。
そうそう。小久保さんの自己紹介部分に関しては、CDに収録された近況を聴きとって文字数をカウントいたしました。
02. 仮契約のシンデレラ (中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
まやま・安本のふたりは他メンの2倍弱
そのほかメンバーは多少かたよる程度
ココユノノカもそれなりの配分
<感想と勝手な解説>
まやまさんと安本さんの配分が多いのは、元素記号や円周率によるものと、中途の「姫にして!」の煽りや最後の「おつかれちゃん」によるもののダブルパンチからきています。理系っていいね(文学部卒)。
感慨深いのが、冒頭のおーじ様とシンデレラの会話部分。オリジナル音源ではなつひろコンビが担当したものでした。2014年にはカホリコの二人に受け継がれ、ベストアルバム「中卒」に収録。そして2021年にはココユノノカにバトンタッチされ、晴れて「中吉」に収録されました。2022年末には、桜井さん仲村さんの担当となるのでしょうか。幕張公演2日目の1曲目、楽しみになってきましたね。
細かいパートの引継ぎを見ると、瑞季パートは桜木さん、松野パートは風見さんに振り分けられている感じです。杏野パートや鈴木パートは小久保さんやカホリコさんでまぜこぜに担当されており、廣田パートはまやまさん安本さんなど色々な人に引き継がれています。
03. スターダストライト(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
ほぼ均等な配分
実は純然たるソロパートは少なめ…
<感想と勝手な解説>
ポイントには均等に分かれていると書きましたが、これちょっとカラクリがあるんですよね。旧スタダラを聴きまくった方はお気付きだと思いますが、オリジナルのこの曲は各人のソロ歌唱部分がなくって、全員歌唱と3人歌唱の繰り返しで構成されていたものなのです。
中吉verも基本的にはその構成なのですが、1番だけちょっとマイナーチェンジされています。10年選手の4人がまずそれぞれソロで1フレーズずつ担当、カホリココンビとココユノノカがそれぞれ1フレごと担当、以降は従来どおり全員歌唱と3人歌唱の繰り返しとなっています。
つまりこれ、昨年の大学芸会・REBOOTで披露されたときの、メンバが少しずつ舞台に出てくる演出のまんまの割り振りになっているのです。公演に参加された方もそうでない方も、この導入部にエビ中の歴史を感じてみるのも良いかもしれません。
といったあたりを得意になって書き進めておいたのですが、まやまさんがQJwebでのインタビューで仰られていた内容とだいぶかぶっていたのですっごい二番煎じ感。
04. パクチー(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
きれいにほぼ均等な配分
歌う順番にちょっとした秘密も
<感想と勝手な解説>
パクチーは誰がどのパートを歌うのかとかを楽しむような曲ではなく、ひっきりなしに入れ変わってゆく歌い手みなさんにノせられてゆくのを楽しむ曲なのだと、ぼくは理解しています。
だので、原曲では機械的に、瑞季さんから出席番号順に2周、そのご逆順に2周、そして正規の順で2周と、システマティックに歌う順序が割り振られていました。この無機質さが楽しいんですよね。
中吉パクチーではいきなり桜木さんからスタートして、まやまさん小林さんとマイクが渡っていきます。順番がランダムになったようにも思えるのですが、実はよく見てみると、赤→紫→黄→緑→黄緑→ピンク→水色→白→オレンジと、原曲と担当者カラーがいっしょになっているです(松野さんの青はののかまるの白に置き換えられています)。気づいていた人にとってはなんてことない話かもしれませんが、ここもテストに出ますからね。
※この記事の最後に新旧パクチー歌割り対照表を掲載しておきました。
05. ハイタテキ!(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
安本さん割り振り少なめ…
小久保さん割り振りけっこう多め!
<感想と勝手な解説>
アルバムの流れ的にいうと、この曲から8人時代のものに入ります。
エビ中の歌割りに幅や遊びが出てきたのは、キャリアも年齢も「声年齢」も少し離れた、カホリコの2人が入ったこの頃から顕著になったのではないでしょうか。「惚れた!」がりったんさんに任されたことなどが、その最たる例だと思うのです。本記事的なアプローチで書くと、メンバーごとの偏りが生まれやすくなったというのがこの頃なのではないかと。
中吉verでもこの曲は各人の担当に差分が目立っています。最も担当箇所が多いのは星名さんですが、小久保さんが1文字差で追随する展開。廣田さんや松野さんの担当部が色々なメンバーに割り振られている中、小久保さんの配分が多くなった形です。
一方、なぜか安本さんのパートのうちのふたつが、小久保さんと風見さんに振り分けられています。けっか、安本さん3パーセントに。これはどうしてなんでしょうか…。残された安本パート、大事に聴いていきましょう。
06. 全力☆ランナー(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
割り振りは比較的均等
全員歌唱部がだいぶ多め
<感想と勝手な解説>
ハイタテキのところでメンバーごとに偏りが出てきたとか偉そうに書いておきながら、さっそくこの曲ではわりと均等な歌割りに戻っています。なんだか焦っちゃうよ。
でもでも、この曲がいつも一定の支持をされている理由のひとつは、そういった部分にあると思うのです。曲中の展開だとかギミックだとかいろいろが賑やかになってきた2016年の穴空期。味のあるたくさんの楽曲群において例外的にストレートな構成であるこの曲の杉山節が、聴く側や演る側にスッと腑に落ちたからなのではないかとか考えてみることがあります。
歌割りを細かく見ると、松野さんパートは桜木さんと風見さんへ。廣田さんパートは桜木さんと小久保さんにそれぞれ移っています。
あのコが大好きだったあのパートは、小久保さんと小林さん。REBOOTでの約束コンビが、今後どのように大事な温かさを守り続けてくれるのか。そこも見所なのかもしれません。
07. 紅の詩(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
名実ともに柏木フィーチャー曲
カホリコさんも存在感
<感想と勝手な解説>
名盤との誉の高いエビクラシーというアルバムですが、そのように謳われる理由の一つは、メンバーの歌声の個性を推しだして各曲をフィーチャー曲という扱いにしたところにありますよね。うん。きっとそう。
同アルバムから中吉に収録されたこの曲も、まさに柏木さんの個性に偏った歌割りとなっています。だって、9人ものメンバーがいるのに、全体の5分の1をも柏木さんが歌っているんですから。
でも、そんな柏木さんのパートのうちのいくつかは、中吉では桜木さんと小久保さんに移譲されているのです。かわりに廣田さんパートのうちのいくらかが柏木さんに回っていますので、なんていうか歌詞担当がぐるぐるっと空中旋回しています。個人フィーチャー曲ってのは楽しいけれど、歌詞割り的には細かい所に影響が起こりやすいものなので、こういうことが起こっちゃうのかな。難しいものだなあ。
あ、円グラフに2%ある「ほか」というのは、途中のYOU BE AMBITIOUS CHILD!のコーラス部分のことです。
08. YELL(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
あやひな曲から小林曲へ
ココユノノカは出番少ないけど…
<感想と勝手な解説>
YELL中吉verで、担当歌詞の文字数が最も多かったのは小林さんでした。オリジナルでは安本さん柏木さんが1位2位だったのですが、廣田さんパートの多くを受け継いだ小林さんがお二人をゴボウ抜き。結果的に最も多くの歌詞を担当することになってました。誰かを応援する掛布団小林さん。イメージにピッタリですね。
そして重要な歌いだしの部分に関しては、小林さんではなく風見さんが担っています。そして2度出てくるジョイフルは、桜木さんと小久保さんがそれぞれ担当しています。ココユノノカさんは担当箇所こそ少ないものの、この曲の見せ場はそれぞれに任せられる形になっています。
そういったあたりを併せみるに、くっつきブンブン世代中心の原曲から、楽曲の持つ空気は少し変化しているのかもしれません。でも、この曲はみんなを応援するというテーマ性がかなり強固なもの。芯にある部分は時を経ても何も変わっていないようにぼくは感じてならないのです。
09. Family Complex(中吉ver.)
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■■ ポイント ■■
個人パート多め
全員パート少なめ
<感想と勝手な解説>
出席番号の歌はエビ中のメンバー各個人を紹介する歌。対して、ファミコンはエビ中自体を紹介する歌だと言ってよいと思います。エビ中を構成する要素っていうのがメンバーたちであり、そのメンバー皆さんの性格やらエピソードやらで歌詞が出来上がっています。
で、ココユノノカさんは、まだ他のメンバに比べてエピソードとかが少ないものですので、割り振りはそのぶん少なめです。でも、当たり前のことを言いますが、原曲発表時は3人のパートもエピソードも0%だったわけです。加入後にしっかり存在感を強め、現在のパーセンテージまで上げてきた。そうやって少しずつエビ中のエネルギーになりつつあるからこそ、例の追加された3フレーズが聴く者の心に強く響くのです。
新人さんの歌割りについては色々な考え方があると思います。目立つパートを渡してガーっと勢いを出すのも良いと思いますが、新人さんが自分のパートをじっくりと自分のものにしてゆく姿を応援するのも、正解のひとつなのではないか。ぼくはそう思うのです。
10. 青春ゾンビィィズ
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■■ ポイント ■■
歌割りではののかまる活躍
全体的にはわりかしバランス型
<感想と勝手な解説>
ここからは令和9人体制で生まれた楽曲群です。
歌割りのバランスを見ると、桜木さんと小久保さんが少なめになってしまっていますが、そのほかのメンバーは同じような担当数になっています。ののかまるさんも先輩がたと配分が一緒。
歌割りでは出番が少なくなっているものの、振り付けではスタートおよびエンディングで桜木さんがセンター。顔芸および笑顔で存在感をイカンなく発揮しています。
あんましこの曲について「星名曲だよね!」「安本曲だよ!」とかそういった感想をぼくはあまり見聞きしたことないのですがが、これって逆にいうとみんなが主人公になれる夏曲ってことですよね。作曲者のTAKUYAさんが、またひとつ良質なプロダクトをプレゼントしてくれました。ほんとすごいですよこの人。
小久保さんは出番少なめですが、これは役割分担によるものですよね・・・後述の別曲で大きな存在感を放っていますので、焦ったり悲観したりする必要はないのです。
11. 新未来センセーション
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■■ ポイント ■■
さらに強まったバランス型
9人の曲と言えそう
<感想と勝手な解説>
多少のブレはあるものの、全員に満遍なくパートが割り振られています。
メンバー各人が短いフレーズを連ねて重ねて、センセーショナルに駆け抜けてゆく印象の楽曲。ちょっとしたスリリングなスピード感が、得も言われぬ爽快感を生み出しているように思えます。
数字上はまたしても小久保さんが少なめに見えるのですが、上記のような性質上、誰かの歌割りを増やして誰かを削ってというタイプの楽曲ではありません。青春ゾンビィィズと同じく、印象の強いメンバーがいるわけでなく、9人がみんなでエビ中としてのメッセージというか空気というか、そういうものをプレゼンしているような楽曲です。
全員で一緒にあわせて歌っている部分が少ないのにも関わらず、エビ中が9人であることをしっかり感じられる楽曲。毎月リリースという企画のうちの1本ですが、かゆい所に手が届く、現在進行形のエビ中をしっかり彩る1曲だと捉えて良いと思います。
12. Bang Bang Beat
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■■ ポイント ■■
変幻自在の桜木曲
<感想と勝手な解説>
ゾンビおよび新未来といった令和9人体制曲は、前述のとおり誰かに偏ることなく9人全員を推しだす歌割りになっていました。
でもこの曲の歌割りは、桜木さん率がメンバーの中で最大となっています。この曲を思いだす際、まず彼女のラップパートが頭に浮かぶ人、かなり多いのではないでしょうか。そうなんです。この曲は桜木曲なのです。
エビ中さんは、近年キーワードに多様性という言葉をよく用いるようになりました。多様性の解釈には色々あって、各人平等な歌割りをすることも解のひとつだけど、誰かを活かすため敢えて偏りを入れるのも解のひとつ。ぼくは効果的に後者の方法論を採り入れてくるエビ中さんのディレクションが大好きです。生誕祭エンディングで楽しそうにこの曲を歌う桜木さんを見て、今後もバンバンその方法論で進めてほっしーなと思ったのでした。
余談ですが、力強い桜木ラップと平坦な小久保さんの歌声のギャップも、この曲の展開と相まって非常に楽しく聴こえてきます。
13. ヘロー
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■■ ポイント ■■
全員歌唱部が最後のみ
9人の群像劇開演
<感想と勝手な解説>
自分で書きながら大袈裟だと思うんですけどね、この曲には歌詞に加え歌割りにも大きなメッセージを感じるのです。曲のテーマが歌詞と歌割りのシナジー効果でうまく増幅されるように思うのです。以下長くなります。
まず歌いだしの小久保さん。レツゴー!という元気の良い言葉で始まっているものの、あまり勢いの感じられない声。だけどもちょっとした明るさはあって、どこだかワクワクしているような感じも見受けられます。
続くのは柏木さん。いつもの綺麗な歌声で、少しコ慣れ感のある落ち着いた歌唱をもって小久保さんのフレーズを受け止めます。
楽曲後半では、まやまさんが小久保さんと全く同じフレーズを歌っています。小久保さんとは違うアプローチで、少し大人の空気を醸し出しつつ、変わんないバカな暮らしへの想いを吐露しています。
スタートラインの人、旅立つ人、続ける人。色々な立場の人がここにいることが描かれているのです。
そのほか、この曲では各メンバーのどの部分のどの歌詞も、ワンフレーズ内でそれぞれの想いが描かれた短文として完結しています。短文たちがずっと重なり合った果てに、最後の段落で3人ごとの合唱になって、最後のフレーズで初めて9人での歌声に落とし込まれる構造。ちょっとした群像劇を見たような感覚に似たような気分です。
こういったあたりから、この曲はいわゆる小久保曲であり、柏木曲であり、まやま曲であり、そして中山曲、星名曲、安本曲(以下略)であると言えるのではないか。誰かがフィーチャーされた曲ではなく、フィーチャーされている人がいないわけでもなく、全員がそれぞれ個別にフィーチャーされている曲になっているのではないか。そんなことを思うのです。9人誰の目線で聴いてみても楽しめる曲。そんな感じです。
そんな曲をディレクティングするにあたって、歌いだしに平坦で未知数未完成な小久保さんの歌声が起用されたこと、言い換えると、可能性と未来の詰まった小久保さんの歌声が起用されたことの見事さには、ぼくはもう唸るしかないのです。おわり。
まとめ
ここまで長々と失礼いたしました。そしてマジメにくじけずに読み進めて頂いた方、ほんとうにお疲れ様です。同情いたします。
そんなわけで、最後にアルバム全体を通しての各人の歌割りをまとめます。
アルバム全体のパーセンテージ
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ザラっとまとめると、10年選手の4人 > カホリコさん > ココユノノカさんという順序で歌詞が配分されていることがわかります。ぼく個人的な印象ですが、思ったよりも差分は小さくなっているなと感じます。
アルバム自体がメジャーデビュー10周年記念盤という企画モノですので、この割り振りが一番腑に落ちる形なのではないでしょうか。
割り振り一覧

すべての曲を並べるとこんな感じ。均等チックに配分された曲もあれば、偏りを含んだ曲もあったり。全員でたくさん声をあわせる曲もあれば、その逆の曲もあったり。そのバラエティーの大きさに比例して、この13の楽曲たちはいろいろな表情を見せてくれるのです。
曲ごとの文字数一覧
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各曲の各メンバ担当文字数を表にしたものがこちら。
二人一緒に歌っている部分は両人にてカウントしていますので、歌詞カードの文字数とこの表の合計文字数にはズレが生じていますのであしからず。
歌詞の文字数が最も多いのはファミコン、最も少ないのは青春ゾンビィィズです。全曲中で最も多くを唄っているのはファミコンの安本さんで192文字。最も少ないのはYELLの桜木さんで15字です。
アルバムを通して担当文字数が最も多かったのはまやまさん。そうです。エビ中とはつまり、まやまさんのことだったのです。
曲ごとのパーセンテージ一覧
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各曲のパーセンテージを出したものがこちら。
赤字になっているのはその曲において最も多くを担当したメンバ。そのアプローチでまとめると、星名さんがスタダラ・ハイタ・ゾンビ・ヘローと4曲で最多をマーク。次いで安本さんと柏木さんの3曲。若者のなかでは桜木さんがBang Bang Beatでトップをゲットしていらっしゃっています。
そうなのです。エビ中とはつまり、星名さんのことであって、安本さんのことであって、柏木さんのことであって、桜木さんのことであっ
全てを書く必要はないと思うので途中で切りました。
もうみなさん気付いていらっしゃいますよね。エビ中の歩んだメジャー10周年というのはメンバー9人によるものであって、松野さんや廣田さん、瑞季さん杏野さん鈴木さんのものでもあって。みんなで作り上げてきたものなのです。つまりエビ中とは、みんなのことなのです。
うん。すごく当たり前のことしか書いてない。
まとめっぽい言葉として
この中吉というアルバムは、エビ中さんのメジャー10周年を祝った企画盤としてのプロダクトとなっています。
リーダーもセンターもいないグループであったエビ中さん。
でも全員が中心になったり、それぞれ色々な役割を果たしたりで、気づいたらみんなが本気になって、いつのまにか骨の太いパフォーマンスを見せられるグループになっていた。
ターニングポイントがどこにあったのかは不明瞭で、逆にいえばいつだってターニングポイントのさなかにあって。その道標にはさまざまな楽曲があって、その作品群が現在進行形のものに置き換えられて。
このアルバムに詰まっているのは、並々ならぬ10年分のパワー。そして、彼女らの過去と現在、未来なのです。
こうやって歌詞の文字数からアルバムを読み解くなんて所業は、単なる揚げ足取りでしかなくって。それでもじっくり見ていると、なんだか興味のひかれるデータが隠れているような気になって。けっか、自分としては、中吉はベスト盤・企画盤ではあるのだけれど、オリジナルアルバムに並び立つ大きな意義を持った作品なのだなという結論に辿り着いています。
とかとか考えてる途中に、新メンバー2人が転入してきました。
まだまだ未来に向かって道なかば。今後はどのような歌声の変化を、表情の変化を、メッセージの変化を、楽しむことができるのでしょうか。
よき未来が待っていますように。
そんな感じにまとまりが良くなったフリをしつつ、今回の第一回!アルバム中吉Disk2でメンバー様それぞれの歌詞の割り振りを数えてみよう大会!を謹んで〆させていただきたいと思います。
はぁ疲れた。
それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。
おまけ資料館
応援しているアイドルさんのアルバムが出るたびに、各メンバが担当した歌詞の文字数を数えパーセンテージを出すことでアルバムの方向性とグループの現在位置を確認した気になっている#多分私しかやってない pic.twitter.com/BBPsJdjS1V
— コー(考えてる途中。) (@thinkingslowly1) August 22, 2022
各曲ごとの歌割り表
01. エビ中出席番号の歌 その3
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02. 仮契約のシンデレラ (中吉ver.)
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03. スターダストライト(中吉ver.)
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04. パクチー(中吉ver.)
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05. ハイタテキ!(中吉ver.)
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06. 全力☆ランナー(中吉ver.)
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07. 紅の詩(中吉ver.)
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08. YELL(中吉ver.)
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09. Family Complex(中吉ver.)
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10. 青春ゾンビィィズ
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11. 新未来センセーション
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12. Bang Bang Beat
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13. ヘロー
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新旧パクチーの歌い分け比較
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以上です!
それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。