ただの現状ⅩⅩⅡ
4月。
新年度ということで、就活も本格化していた。
名古屋に戻って就職も考えていたため、名古屋の企業を受験すると面接などももちろん名古屋になることが多い。
そのせいで1週間に一回のペースで名古屋に戻っていた。
学校の授業も始まった後は、名古屋に来て東京に戻る生活を繰り返していた。
交通費がバカにならない。
しかし面接のために行かない選択肢はない。
一泊二日程度で実家に戻り、面接に行って帰京する。最初は移動時間で有効活用しようと意気込んでいたが、4回目の新幹線からただ寝るだけに変わった。
また就職活動で今の所、期待すべき結果が得られていない。
せっかく名古屋まで交通費を叩いて行ったのにもかかわらずだ。マイナスが嵩むばかりだ。
面接のため、学校を休むことがほとんどで、GWに入るまでまだ行っていない授業もあるくらいだ。就職のために入った学校だから、積極的に欠席をしている。
結果が伴っていないことの焦り・不安はある。
先日も最終面接で落ちた。
メンタル的にはかなりきつい状況で、持ち駒自体も3月のエントリー開始から着々と少なくなってきている。
果たして来年の4月に雇ってくれているところはあるのだろうかと大学の時の失敗が蘇る。
死に物狂いになるべきか。
いや大学の時に比べれば、死ぬ気だ。
エントリー数も倍近くなっていて、面接の回数も大きく増えた。成長はしているはず。
早めに就活を終わらせたい。
就活以外でいうと、特にイベントがなかったように感じる。
毎月のことだが、振り返るとすぐにひと月が経っている。
あ、今月は高尾山に登った。
東京に住んでいるうちに、と思い休日に登ったら、外国の方ばかりだった。
麓から山頂まで1時間半くらい。かなりしっかりとした運動だった。
中腹にあるケーブルカーまでの道のりが最もきつかった。勾配がキツく、初心者でも登れるレベルじゃないのかと高尾山を舐めてかかっていた自分を責めるくらいだった。
中腹を超え、下からお金を使ってショートカットした人たちと合流すると、先ほどまでの勾配はなくなり初心者っぽいコースに様変わりした。
頂上に着くと、一応写真は撮っといたが曇りで見晴らし的にはそこまで。人が多すぎて、何か一息付く感じも薄れた。すぐ下山。
帰りは吊り橋コースで、下れてる?と疑問に感じながら整備されているギリギリのコースを歩く。道中で膨らんだ吊り橋への期待は軽く下回った。
吊り橋コースが終わると、行きにも通ったケーブルカー乗り場の中腹と合流。乗り場まで向かい金額を確認して、踵を返した。
急勾配の下り坂になり、膝への負担は計り知れなかったが、行きよりはマシだった。
合計で3時間弱で終了。
名産的なものは一つも口にせず、移動してはま寿司を食べた。
あとは名古屋に帰っていた春休み中に、伊勢神宮に参拝した。
就活がうまくいくように。
GWは面接もなく、ESの提出も少なくしばらくぶりのちゃんとした休み。
英気を養いつつも、5月以降の準備を進める。
今年が正念場か。
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