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日常生活の中で企画を生み出す方法

※これは以前CHOCOLATE Inc.内限定で共有した記事です。

クライアントからの要望や上司からのお題に対してアイデアを出すのは得意だけど、ゼロからオリジナルの企画を生み出そうとすると、何から考えていいのかわからない。そんな悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。

この記事では、日常生活を送る中で自分らしい企画を生み出す方法をご紹介します。

その方法とは、「ネガティブを連載企画にする」という発想法です。

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たとえば、「あたりまえポエム」という企画は、Twitterやラブソングの歌詞でときどき見かける「この言葉、当たり前じゃない?」という違和感から発想しました。

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「54字の物語」は、「インスタ映えする生活をしていない」「長い文章を書けない」というふたつのコンプレックスを掛け合わせて生まれました。

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また、自分が嫌いなものを可愛くデフォルメして「絶滅してほしい生物図鑑」を作ったりもしました。

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きっかけは、すべて「ネガティブ」な感情。面白くない。怖い。つらい。出来ない。悔しい。ムカつく。そう感じた時は、絶好の企画のチャンスです。

ここで大事なことは「連載する」(=続けて複数案出す)ということです。

続けていくことで、企画のルール・フレームが出来上がっていきます。また、この連載を意識することで、日常生活で嫌なことがあってもラッキー(ネタが増えた!)と思えるようになります。

たとえば、僕はかつてモーニングルーティンとして、スタバのカップに「店員に書いてもらった」というていで架空のメッセージを書いていました。この企画を続けることで毎朝の楽しみがちょっと増えました。

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それでは早速、実際に一緒に企画を作っていきましょう。

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全部で4ステップあります。

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まずはネガティブに感じたことをリストアップしてみてください。

例えば、こんな感じです。

①違和感/嫌悪/怒り
・変な貼り紙を見つけた
・クソリプが嫌い
・スパムアカウント
・お金がない
など

②不可能
・文章が苦手
・絵が描けない
・動画編集できない
・(人気者になりたいけど)顔出ししたくない
など

③退屈
・毎日の通勤ラッシュ
・毎日コーヒー飲む
・朝起きるのが辛い
など

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次に、Q1のネガティブなことをポジティブに言い換えてみましょう。

クソリプが嫌い
→常識では考えられない発想で相手の心を動かす文学作品

絵が描けない
→イラストレーターには描けない作風の絵が描ける

朝の目覚まし
→人生で一番耳にする音楽であり、一日の始まりを告げる音

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ポジティブに言い換えたものが集まったとき、どんな「作品」と呼べるでしょうか?

クソリプ→文学作品集

絵が描けない→「不学派」の画家による画集「不学派」の画家による画集

朝の目覚まし→アラーム音のBESTアルバム

ネガティブを作品として捉えるには、例えばこんな方法があります。

①誇張する
あたりまえな歌詞への違和感 → あたりまえポエム
クソリプ → 文学
広告うざい → バナー広告だけで作品をつくる
変な貼り紙 → ミステリー小説

②別ジャンルと掛け合わせる
毎日飲むスタバ → 作品のキャンバスにする
迷惑行為 → 古代生物図鑑にする
毎朝の目覚まし → 音楽にする

③できることで考える
長編小説書けない → 超超短編小説を書く
Webサイト作れない → 超超シンプルなWebサイトを作る

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最後に、キャッチーな名前をつけましょう。新しい概念を理解してもらうために、できるだけシンプルな言葉で。新しい概念を広めてもらうために、できるだけ口に出しやすい言葉で。みんなが知っている単語の組み合わせで考えるのがオススメです。

(例)
あたりまえ + ポエム
54字の + 物語
アフィリエイト + 小説

クソリプ+文学 = #クソリプ文学

絶望(的に下手) + 絵画 = #絶望絵画

目覚まし + バンド = 目覚まし専門バンド「Nidone」


こんなフローを経ることで、結果的にこんな企画が生まれるかもしれません。

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みなさんも、嫌なことがあったら、この記事のことを思い出してみてください。


いつもありがとうございます。サポートは次の作品制作に活用させていただきます。