理想の彼女を望む子どもな男
私には恋人がいる。ちなみに私は男性。恋人は女性。
彼女は、積極的とは相反する性格をしている。
デートに誘うときはいつも私から。手を繋ぐときも私から。キスするときも私から。
そんな彼女と過ごしていると、本当に私の事が好きなのか?と疑問に思うことが多々ある。彼氏である私からすれば「もっとわがままを言って欲しい」「もっと積極的になって欲しい」と思ってしまう。
それはきっと、自分が求められているという満足感を得たいからだ。
そんな自分を冷静になって見直してみると、子どもだなぁ、と心底思う。
初心に返れば、そういった性格も含めて好きになったのだから。
地球には74憶人もの人間が存在している。
今の彼女と出会ったのが運命なのか、そうでないのかは誰にも分からない。
ただ唯一、事実であり真実なのは、私が彼女の事を愛しているということ。
彼女に対する願望、不満を言っていたら日が暮れてしまう。
それなら、一言「愛してる」と言って、少しでも長くの間、彼女の事を見つめていたい。日が暮れるまで笑って話していたい。
なぜなら、私が愛しているのは私の理想の彼女ではなく、今隣にいる彼女だから。
以上
thinking_men