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ハセツネ振り返り 補給編

ハセツネの振り返り、まずは重要な補給について。

周知の通り、ハセツネは71.5kmの長丁場で、エイドは40km地点の1箇所のみで、補給できるのは水かスポーツドリンク1.5リットルのみ(後半に3箇所自然水を補給できる箇所はあり)。
水分や食べ物など、補助を受けるのは禁止のため、行動食はすべて自分で持ってスタートしなくてはならない。

どのようなプランを立て、どのような結果だったのかを残しておこうと思います。

今年の気候は、昼間も曇りで暑くなく、夜は雨で冷える予報。
水はそんなにいらないかなと思いつつ、足りなくなる方が怖いので結局3リットル持つことに。
背中のハイドレーションで水2リットル、前のソフトフラスクに、アクエリ500ml、エネルギー高めのハイポトニックパウダー水500ml。
ハイドレーションを横にしたらなんか漏れるっぽいので、2リットルのペットボトルを持っていき、会場でハイドレーションに移し替えるときに気づいたのは、2リットル以上入るということ。少し水を足しました。

結局水は余裕あり。
そんなに汗もかかなかったけど、スポドリから先に消費して、月夜見までには空になって水を補給する状況。
水はトイレのあと水道無いときに手洗ったりにも使えたので、余裕あってよかったかな。
月夜見ではスポドリ1リットル補給、迷ったけど、水も500ml補給。
最後の10キロの下りはほぼ走りどおしのため、ソフトフラスクではなくハイドレーションの方が水分とりやすい。
それもあって水も入れといたけど、結果として水が不安になることはありませんでした。
もし2018年のように気温が高ければ、もう500mlか、小さめのスポドリを持っていたでしょう。

さて、エネルギーについては、以下をザックに積みました。

VAAMはスタート前に摂取したのと、小さいおにぎりを2つ用意。
お腹減りそうだったので、固形食もいるかなと。

BCAAゼリー x10
エネルギーゼリー(amino shot) x3
マグオン(カフェイン入と無し)x2
それ以外のエナジージェル x1
VESPA x1 (疲れたとき用に)
MEDALIST 9000 (カフェイン入、これも疲れたとき用に)x1
羊羹 x2
スポーツ羊羹 x1
エネ餅 x1
小さいおにぎり x2

補給計画について。
基本、1時間に1本ずつBCAAかエネルギーを摂取。
途中お腹が空いたらおにぎりや羊羹を摂取。
辛くなったらVESPAやカフェイン系。
エネ餅はリタイヤ時など、最後の保険。
完走した場合は遅い場合でも15〜16時間くらいと見積もり、毎時間プラスアルファと、お腹が空いた場合はエネ餅で凌ぐという準備。

結果として、消費したのは以下。
BCAAゼリー x6
エネルギーゼリー(amino shot) x2
マグオン(カフェイン入のみ摂取)x1
それ以外のエナジージェル x1
VESPA x1
MEDALIST 9000 x1
羊羹 x0
スポーツ羊羹 x0
エネ餅 x0
小さいおにぎり x2

おにぎり以外はジェル系12個。
レースは12時間20分だから、1時間1本プラスアルファと、ほぼ見積もり通り。

前半、西原峠から三頭山登り口あたりがズルズルで、補給は登りを歩きながら取りたいのだがなかなか歩きでも補給しづらい状況だった。
三頭山登りくらいでお腹空いてきて、後半下り基調だと固形物は取りづらくなると考え、ここでおにぎりを摂取。
良いタイミングだった。

後半は御前山の登りがしんどくて、下りで脚が動かなくなったところで、大ダワ過ぎでVESPA注入、少し復活し動けるように。
大岳山でカフェイン入のマグオン、日ノ出山頂上でMEDALIST9000と、カフェインをとって下りを頑張れた。

経験してわかったのは、雨が降るとめちゃくちゃ補給しづらい。
雨と土で手(手袋)もザックもドロドロ。
取り出して摂取するのがだんだん億劫になっていくが、補給が送れるとハンガーノックで動けなくなるので、山の頂上や開けた場所などポイントになるところで立ち止まって摂取した。

基本的にはこのペースでの補給で良かったところだが、より距離が長くなったり気温が上がってエネルギー消費が多くなると、もう少し摂取量が増えるのかなという気もする。

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