幸福論
手堅さって何だろう。
愛されるためにそれとなく、忙しなく、当たり障りなく、そんな生活をして得て失うこと、刺激を他人に委ねているように思えた。幸福の委託は危うく脆弱。
愛されて幸せのその前、どうせなら幸せな私を愛して欲しい。
一番良い状態、まずは自分で保っていたい。最も良いものを推し薦めたい。
意味の有る多忙なら喜んで引き受ける。
限りがあり、取り戻せない時間を
その一瞬に存在する富を
対価として犠牲にできない。
生まれた瞬間から全てが異なる人間達、豊かさの足並みを揃える必要はあるのだろうか。
義務を果たし倫理に沿って、それ以上何が言いたい。
抜きん出れば出た杭を打とうと、そして沈んだ釘は浮かせない。ならばこちらも利害のみで判断したい。
守られる為の多様、牽制の為の標準
規格外を嗤い、かといって認めない卑しい物差し
それでは私の幸福を計りきれない
分かるように説明されないと
一切分からないの私
花代