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短所をあじわいに変えるには…
悪しきとて
ただひと筋に
捨てるなよ
渋柿を見よ
甘柿となる
という句がとても好きです。何においても悪い面ばかりではなく良い面もある…という意味です。
ついつい人は悪いところが際立ちそこにばかり目がいってしまいますよね。私もそういうところがあります。「嫌なこと言うなあ…この人」とか心の中にモヤモヤと湧き上がる感情はなかなか止められません。
だからこそこのような句が古くから読み伝わって現代にまで届いているわけですものね。
科学や技術は進歩していても人の心はなかなか同じようにはいかないものですな。
この短歌の答えになるような、これまた私が大好きな言葉があります。
長所を伸ばすと短所は『味わい』になる
ここのポイントは短所は無くなるわけじゃないということです。短所だと思うところもそれをはるかに上回る長所の前ではかわいげというか、許せてしまうような味わいと解釈できるという。人の心はそういうものなのでしょう。
そういう意味で自分を客観視すると…だいぶ味わいの多いおじさんだなぁと思いますが、それを味わいと思ってもらえるように今日も生きていきたいと思いました。