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「Pとある魔術の禁書目録 2」でパンクが起こる原因と回避方法

 2024年1月9日に全国的に導入されたパチンコ台「Pとある魔術の禁書目録インデックス 2」(以下、Pとある2)。
 初当たり出玉が1500発or3000発、RUSH突入率が70%、RUSH右打ちの継続率が77%で3000発出玉の振り分けもあるという非常に魅力的な機種になっています。

 このPとある2は、先バレポキューンが非常にウケて現在も好評稼働中の「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.(以下、鬼がかり)」に勝るとも劣らない一撃出玉性能ポテンシャルを有しています。
 Pとある2の方がRUSH突入率が高いので、鬼がかりの上位互換だと好意的に感じ、打ち込んでいる人もかなりいることでしょう。鬼がかりから人気に火が付いた先バレ機能も、Pとある2にはちゃんと搭載されていますしね(通称「先ロリ」)。

 2024年新年一発目の新台入替の目玉として導入されて人気をはくしているPとある2は、一方で、ある理由●●●●によってその評価を落としている面があります。
 そう。
 パンクによる通常落ちです。

 いち早くネット上にアップされた動画によれば、リミットブレイクチャンス突入直後に、不可解なパンク通常落ちが起こっていました。
 その様子は以下の通りでした。

▶大当たり終了後に突入したLBCで、画面上のカウントダウンが一つも進まずフリーズしたようになったと思ったら、突然右打ち指示が出て、すぐに打ち出すも全然間に合わなくて電チューに玉を入れられず、うずくまったキャラインデックスと「モード移行準備中」というテロップが表示されて通常状態左打ちに戻ってしまう。

 最初この映像が出回った際には、
「こんなに早いんじゃ防げるわけない」
「こんなの台の欠陥だろ。藤はまたやらかしたか?」
「止め打ちした奴の自己責任」
などといったコメントが散見していました。

 そして2024年1月時点で現在、このパンクの原因を検証・考察しているサイトや動画が多数あります。
 しかし、全て見当違いハズレです。
 再生数や閲覧数を稼ぐためにパチンカスおバカさんがそれらしいことを並び立てているだけのお粗末な頭が悪い内容であり、このLBC突入直後にパンクした原因の究明には全くなっていません。

 結論から言います。
 LBC突入直後のパンクが起こったのは、Pとある2に独自の仕様●●●●●があるからです。鬼がかりと差別化するため、そして遊技者お客を更に楽しませるためであろうこの仕様が原因で、LBC突入直後のパンクが起こったのです。
 決して台の欠陥ではないので、メーカーの藤商事は悪くありません。あえて追及するならば、藤商事が意匠いしょうらし過ぎてしまったのです。
 ですから、パンクしたらぶっちゃけ自己責任です――とはいえ、何の情報もなしにこの状況に初めて遭遇したら、パンクを起こしてしまう人は多いでしょう。

 つい先日、Pとある2を打っていた際に俺は、この仕様(原因)を突き止めました。
 そのおかげで俺は、LBC突入直後のパンクがなぜ起こったのか、合理的にちゃんと説明できます。藤商事が回答してくれれば、正解だとお墨付すみつきをもらえるでしょう。
 ですから、俺が突き止めた原因を知れば、それがLBC突入直後であっても、パンクのリスクなしに遊技を中断止め打ちしたりできます。

 繰り返しますが、Pとある2でパンクが起こっても台の欠陥が原因ではないので、もしもパンクが起きても自己責任です。
 そもそもの話、初当たりして画面に右打ち表示が出たら、リーチなどになっても止め打ちを一切しないで、左打ち表示が出るまで右打ちし続ける――これを厳守すればパンクは回避できます
 この打ち方を厳守したのにパンクが起こったならば、それは店の釘調整などが原因ですので、そんな悪辣あくらつな店には行くべきではありません。
 このことを肝に銘じてから以下を読み進めてください。


【パンクが起こる原因】

 Pとある2でパンクが起こるのは基本的に電チューへの入賞、もしくはV入賞をミスした時です。
 ちなみに、勘違いしているアホが結構いますが、C時短(残り回転数のリセット)の当選時にはパンク通常落ちのリスクはありません(電チューとVの入賞が不要なため)。

 まずは、代表的ありがちなケースから見ていきましょう。

 ――なおくだんLBC突入直後のパンクは、他のケースとおもむきが異なるので注意してください(その種明たねあかしは最後の項目に書きます)。


①3000発大当たり中に止め打ちした

 鬼がかりでもあったパンク理由ですね。
 Pとある2でも3000発の大当たりは、実際には二回ある大当たり(1500発+1500発)をシームレスに継ぎ目なく繋げることで、一回の大当たりで3000発の出玉があるように見せかけて演出しています(Pとある2と鬼がかりの仕組みは同じ)。
 要注意なのは、最初の1500発消化直後に開く電チューとVに玉を入賞させないと、次の1500発の大当たりが消滅する上に通常状態に戻ってしまうことです。この時の電チュー開放は極短時間で終わります。止め打ちすれば間違いなく電チューへの入賞を逃しますから、3000発大当たり中には玉を打ち出すのを絶対に止めてはならないのです(右打ちし続けていればパンクは起きない)。
 今では常識とも言えることですが、鬼がかりが導入されて間もない頃にはこの仕様が周知されていなかったので、ネット上にパンク報告が多数上がっていました。

 ネット上でPとある2のパンク動画を検索すると出てくるユーチューバーのパンクの原因がこれでした。今更こんなミスをしているのですから、完全に自己責任バカです。

 もちろん、件のLBC突入直後のパンクはこれが原因ではありません。

 ちなみに、3000発大当たりの場合、最初一回目の1500発の方では電チューへの入賞がありません。V入賞のみで大当たりの消化が始まります。
 ですから、液晶の表示では1500発の大当たりだったのに電チュー開放なしにV入賞して大当たりの消化が始まったら、ラウンド消化中に昇格演出が発生します。

 また、2024年1月時点での現行機種の「P北斗の拳 暴凶星」と「P世紀末・天才バカボン ~神SPEC 凱旋~」でも3000発の大当たりがありますが、これらはPとある2や鬼がかりとは違う仕組みになっています(よく分かってない人は、自力で調べて理解する努力くらいしましょう)。


RUSH右打ち中にヘソ入賞した

 RUSH右打ち中にもかかわらず、左打ちをしてヘソに玉を入れるとRUSHが強制終了して通常状態に戻ってしまう。
 これは、鬼がかりで実際にある機能ペナルティです。
 鬼がかりではRUSH中にヘソでの抽選が7回おこなわれると、通常状態に転落します(初回のRUSHでは、突入時にあったヘソの残保留消化分も含まれる)。
 なぜこんなペナルティがあるのかというと、RUSH中にヘソの入賞を無制限に認めてしまえば、それが攻略法になるからです。
 鬼がかりではRUSH中に、ヘソで入賞抽選があってもRUSHの残り回数が減りません――これは鬼がかりが一種二種混合機だからです(V-ST機のエヴァ15などとは仕組みが異なります)。
 RUSH中にヘソで大当たりすれば、出玉が通常時と同じで1500発or3000発な上に(3000発の振り分けは55%のまま)、1500発の方であっても回転数がリセットされてRUSHが継続します。
 ですから、もしもペナルティがなかったら、ラスト1回転を消化せずにRUSH状態を維持したまま左打ちして、RUSHに100%突入する1/319の大当たりを狙うという攻略法が成立してしまいます。
 これを防ぐための機能ペナルティなのです。
 ネット上には、RUSH中に6回転だけわざと左打ちをして「実質的に継続率が上がる」とドヤ顔している動画が多数ありますが、ボーダーを下回る鬼がかりで実行しても持ち玉がマイナスになるだけなので、真似マネをしない方が賢明でしょう(PF機動戦士ガンダムSEEDなどでも同じことをやっている人がいますが、単なる玉の無駄遣いバカです)。

 鬼がかりと同じ仕様のPとある2にも、同様の機能ペナルティがあると思いますが、LBC突入直後のパンクはこれが原因ではありません。

 また、某パチンコ店のユーチューブチャンネルでは、3000発大当たりの継ぎ目(最初の1500発の消化が終わって次の1500発が始まるまでの間)に、ヘソに玉が入った入賞させたから通常に戻ったパンクしたのではないかと検証していましたが、これも全く違います。
 この動画内では見事(笑)に通常落ちパンクしていましたが、これはヘソ入賞が原因ではなく、ヘソに玉を入れることを優先して電チューへの入賞を逃していたからです。
 そもそもの話、ガラスを開けて手などで直接やらない限り、電チューが開いて閉じるまでのわずかな間にペナルティが発生する数の玉をヘソに入れることは、通常の打ち方左打ちでは不可能です――鬼がかりでは7個必要になりますが、逆に言えばペナルティを発生させるためには7個入れなければならないわけで、Pとある2でも同等の玉数が必要でしょう(当然これは偶然入ってしまうことを考慮した安全マージン玉数)。
 ……そこらのパチンコ店店員の程度オツムなんてこんなもんです。


③LBC突入直後にパンクした原因

誠に勝手ではありますが、
2024年9月下旬をもって公開を終了しました。

 導入から9ヶ月経過していることもあって、一応●●正解●●に辿り着いている人がチラホラいますので、どうしても知りたい人は自力で検索して調べましょう。

 独自仕様の把握までせずとも、初当たりして画面に右打ち表示が出たら、リーチなどになっても止め打ちを一切しないで、左打ち表示が出るまで右打ちし続ける――これでパンクを防げますので、引き続きPとある2の遊技を存分に楽しんでください。


パチンコは適度にやる遊びです。
健全な範囲で楽しみましょう。


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