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強みが見つからない原因は見ている市場が広すぎるから
どうも、中村です!
「うちの会社の強みって何だろう?」
会社を経営していると、こんな悩みにぶつかることがありますよね。特に、幅広いサービスを提供している会社ほど、「自分たちの得意分野」がぼんやりしてしまいがちです。
実は 「強みが見つからない」原因は、見ている市場が広すぎることにあります。広い市場を狙おうとすると、何を軸にするか分からなくなり、結果として「どんな会社なのか分からない」と思われてしまうんです。
では、どうすればいいのでしょうか?
その答えが、「特定のお客様」×「特定のニーズ」にフォーカスすること です。
「特定のお客様」×「特定のニーズ」とは
簡単に言うと、 「誰のために」「どんな悩みを解決するのか」を明確にする ということです。
たとえば、次のような状態を考えてみてください。
広い市場を狙った場合
「私たちは、すべての中小企業のためにデザインを提供します!」
▼
誰にでも当てはまりそうですが、これだとお客様は「本当に自分に合うのかな?」と感じてしまいます。
少し絞り込んだ場合
「地方でがんばっている中小企業をサポートします!」
▼
→ これだけでも、「自分たちみたいな企業のことを分かってくれそう」と感じてもらいやすくなります。
さらに、ニーズを絞った場合
「地方の中小企業が、新商品のプロモーションを成功させるためのデザインを提案します!」
▼
ここまで絞り込むと、「これなら自分たちの課題を解決してくれそう」と思われます。
このように、「誰のために何をするか」を具体化するだけで、お客様に「頼む理由」を伝えることができるんです。
「特定のお客様」×「特定のニーズ」に絞るメリット
お客様に「自分ごと」と思ってもらいやすい
広く「誰でもOK」ではなく、「地方の飲食店」や「開業間もない士業の先生」など、具体的に伝えることでお客様が自分に合うサービスだと感じやすくなります。
自社の専門性をアピールできる
幅広くサービスを展開するより、「この分野に強い!」という印象を与えることで信頼感が高まります。
選ばれる理由が明確になる
顧客のニーズを絞ることで、「ここに頼めば解決してくれる」と思ってもらいやすくなります。
どうやって絞るべきお客様とニーズを見つける?
①過去の仕事を振り返る
今まで手がけた仕事の中で、「特に得意だった分野」や「お客様から喜ばれた案件」をリストアップしてみましょう。
②ターゲットを少しだけ絞る
最初は「中小企業」「地方の飲食店」「開業間もない士業」など、少し広めの枠で絞るのがポイントです。
③お客様の具体的な課題を考える
たとえば、飲食店なら「集客を増やしたい」、士業なら「信頼感を伝えたい」など、業界ごとのよくある悩みをリサーチします。
強みが見つからない理由は、市場を広く見すぎていることにあります。
まずは「特定のお客様」×「特定のニーズ」に少しだけ絞り込むことで、自社の得意分野が見えてきます。
「地方の飲食店向けに集客を支えるデザイン」
「開業士業の信頼感を演出するブランディング」
このように「少し絞る」だけでも、選ばれる理由がハッキリしてきます。
ぜひ、自社がどの分野に強いのか、今一度考えてみてください!
それでは、また!
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