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強みが見つからない原因は見ている市場が広すぎるから

どうも、中村です!

「うちの会社の強みって何だろう?」
会社を経営していると、こんな悩みにぶつかることがありますよね。特に、幅広いサービスを提供している会社ほど、「自分たちの得意分野」がぼんやりしてしまいがちです。

実は 「強みが見つからない」原因は、見ている市場が広すぎることにあります。広い市場を狙おうとすると、何を軸にするか分からなくなり、結果として「どんな会社なのか分からない」と思われてしまうんです。

では、どうすればいいのでしょうか?

その答えが、「特定のお客様」×「特定のニーズ」にフォーカスすること です。

「特定のお客様」×「特定のニーズ」とは

簡単に言うと、 「誰のために」「どんな悩みを解決するのか」を明確にする ということです。

たとえば、次のような状態を考えてみてください。

広い市場を狙った場合
「私たちは、すべての中小企業のためにデザインを提供します!」

 誰にでも当てはまりそうですが、これだとお客様は「本当に自分に合うのかな?」と感じてしまいます。

少し絞り込んだ場合
「地方でがんばっている中小企業をサポートします!」

→ これだけでも、「自分たちみたいな企業のことを分かってくれそう」と感じてもらいやすくなります。

さらに、ニーズを絞った場合
「地方の中小企業が、新商品のプロモーションを成功させるためのデザインを提案します!」

 ここまで絞り込むと、「これなら自分たちの課題を解決してくれそう」と思われます。

このように、「誰のために何をするか」を具体化するだけで、お客様に「頼む理由」を伝えることができるんです。

「特定のお客様」×「特定のニーズ」に絞るメリット

お客様に「自分ごと」と思ってもらいやすい

広く「誰でもOK」ではなく、「地方の飲食店」や「開業間もない士業の先生」など、具体的に伝えることでお客様が自分に合うサービスだと感じやすくなります。

自社の専門性をアピールできる

幅広くサービスを展開するより、「この分野に強い!」という印象を与えることで信頼感が高まります。

選ばれる理由が明確になる

顧客のニーズを絞ることで、「ここに頼めば解決してくれる」と思ってもらいやすくなります。

どうやって絞るべきお客様とニーズを見つける?

①過去の仕事を振り返る

今まで手がけた仕事の中で、「特に得意だった分野」や「お客様から喜ばれた案件」をリストアップしてみましょう。

②ターゲットを少しだけ絞る

最初は「中小企業」「地方の飲食店」「開業間もない士業」など、少し広めの枠で絞るのがポイントです。

③お客様の具体的な課題を考える

たとえば、飲食店なら「集客を増やしたい」、士業なら「信頼感を伝えたい」など、業界ごとのよくある悩みをリサーチします。

強みが見つからない理由は、市場を広く見すぎていることにあります。
まずは「特定のお客様」×「特定のニーズ」に少しだけ絞り込むことで、自社の得意分野が見えてきます。

「地方の飲食店向けに集客を支えるデザイン」
「開業士業の信頼感を演出するブランディング」

このように「少し絞る」だけでも、選ばれる理由がハッキリしてきます。
ぜひ、自社がどの分野に強いのか、今一度考えてみてください!

それでは、また!


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