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WEB制作が先かパンフレット制作が先か
どうも、中村です!
「卵が先か鶏が先か」みたいなタイトルにしてしまいましたが、今日は、意外と見落とされがちな「WEBを新しくする前にパンフレットを作るべき理由」について考えてみたいと思います。
デジタル全盛の時代、「紙媒体の制作は後回しでいいんじゃない?」という意見もよく耳にしますが、実はその逆。パンフレットを先に作ることで、WEB制作の質が格段に上がるかもというお話です。
WEBが先か?パンフレットが先か?
これまでの制作フローを振り返ると、一般的には「まずWEBを作り、それを元にパンフレットを作成する」という流れが主流でした。理由はシンプルで、現代は紙離れが進んでおり、特に企業のマーケティングにおいてはWEBが優先される傾向が強いからです。また、パンフレットには印刷費用や更新の手間がかかるため、後回しにするのが合理的に思えるのも事実です。
しかし、その一方でこんな課題も見えてきます。
「作ったWEBサイト、伝えたいことが散らかっている気がする」
「情報が多すぎて、結局何を伝えたいのか分からない」
・・・
無限の可能性がもたらす混乱
WEBの最大の強みは、物理的な制約がないことです。テキストを増やしても動画を追加しても、容量さえ気にすればいくらでも情報を詰め込むことができます。
しかし、情報が多すぎると逆効果です。現代の情報社会では、端的に整理された情報が求められます。表現の自由度が高いがゆえに、何をどう伝えるかが曖昧になり、結果としてサイト全体のメッセージがぼやけることがよくあります。
パンフレット制作のメリット
ここでパンフレットの出番です。紙媒体にはページ数やレイアウトといった物理的な制約があります。この制約があるからこそ、情報を厳選し、伝えたいことを端的に整理する力が求められます。
例えば、会社案内を作る際には、
・企業の理念やビジョン
・サービスや商品の特徴
・他社との違い
・実績やお客様の声
といった要素を限られたスペースの中に落とし込む必要があります。この過程で、自然と「何を伝えるべきか」「どの順番で見せるべきか」という情報の整理が行われます。
WEBとパンフレットの役割分担
パンフレットで核となるメッセージや構成が固まれば、それをベースにWEB制作を進めることができます。WEBではパンフレットで伝えきれない詳細情報や動画、インタラクティブな表現を追加することで、デジタルならではの魅力を最大限に活かせます。こうして両者を補完し合う形にすれば、情報が一貫した統一感のあるブランドイメージを構築できます。
逆に、WEBを先に作ってしまうと、情報の過不足や表現の重複が生まれる可能性が高くなります。特に「伝えたい内容が定まっていない」「要素を詰め込みすぎる」という状況に陥りがちです。
パンフレットで基礎を固めた後、その情報を元にWEBでの表現を考え、動画や動きを加えるべき部分、補足情報を載せるべきページを設計していく。こうしてパンフレットを起点にすることで、WEBも無駄なく効率的に制作が進められるかもしれません。
参考にしていただければ幸いです。
それでは、また!
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