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デザイナーの考え方はすべての人に必要なスキル

どうも、中村です!

「デザイン」という言葉を聞くと、多くの人が「視覚的に優れたものを作る」仕事をイメージすると思います。でも、僕が考えるデザインの本質はそれだけではありません。デザインとは「設計」すること。そして、デザイナーとは、課題を発見し、それを解決するための方法を設計する「設計者」なのです。

この「デザイン思考」は、実はデザイナーだけに必要なものではなく、すべてのビジネスパーソン、そして自分の人生をより良くするすべての人に必要なスキルだと僕は考えています。

デザイン的思考が活きる場面

例えば、コンビニのコーヒーマシンを見たことはありますか?最新式で多機能なマシンですが、手書きのPOPが貼られていることがあります。「ラテはこちら」「大きいサイズはこちら」といった案内がされているものです。

なぜわざわざ手書きで追加の案内をしているのでしょう?

それは、ユーザーが誤操作をしやすいという課題があるからです。ラテを頼みたいのにブラックコーヒーのボタンを押してしまったり、MサイズのつもりがLサイズを選んでしまったり。

こうしたエラーを観察し、「どうすれば間違いを防げるか?」を考えた結果、わかりやすい手書きのPOPが貼られるようになったのです。これこそ、課題を発見し、解決策を設計する「デザイン的思考」が活きている例です。お店の人は「行動をデザイン(設計)」しているということです。

また、仕事でよく使う「企画書」もデザインの考え方が活きる場面の一つ。相手に伝わらなければ意味がないので、受け取る人の立場に立って内容や見せ方を考えますよね。文字が多すぎるなら図を入れる、具体例が必要なら写真を追加するなど、伝えやすい方法を工夫する。これは「どうすれば伝わりやすくなるか」を設計していることであり、まさにデザイン思考の実践です。

こうしたデザイン的な思考は、日々のメールや会話にも通じます。相手に伝わるように工夫して文章を書いたり、誤解のないように配慮して話したり。どんな場面でも応用できるのがデザインの力なのです。

人生を豊かにするデザインの力

さらに、このデザイン思考は、仕事だけでなく人生そのものを豊かにするためにも重要です。

たとえば、自分のやりたいことや目標を見つけ、それに向かってどう進むべきかを考えるとき。現状の課題を見つけ、目指すべきゴールを明確にし、そのためのプランを設計する。それは「自分の人生をデザインする」ことそのものです。

僕自身、独立してから何度も試行錯誤を繰り返してきました。新しい挑戦をする中で、必ずぶつかる壁。それを突破するために役立ったのが「課題を見つけて解決策を考える」というデザインの力でした。この考え方があれば、たとえ困難な状況に陥っても柔軟に対応でき、自分が描いた未来に向かって進むことができます。

デザイナー的な視点は特別なスキルではありません。日常生活、仕事、そして人生そのものをより良くするための普遍的な力です。

僕はこれからも、こうしたデザインの視点や思考について、noteを通して発信していきたいと思っています。デザインに興味がある人も、そうでない人も、少しでも「デザイン的な視点」が役に立つことを感じてもらえたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!

それでは、また!

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nakamura hiroki | 全ての人にデザインの視点を。
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