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協働する家族ということを考える

家族に協働ということを考えています。

協働は、言葉の通り協力して働くと言うことになるけど、

家族の協働というと、
一緒に仕事をするとか、
一緒に子育てをするとか、
一緒に料理等の家事をするとか、
そういうことがイメージされるのかな?

とはいえ、それだけでは無さそうなので、
もう少し考えてみたいと思います。

仕事での協働

仕事の面での協働を考えてみると、

異なる会社の人が何らかのプロジェクトを共に進める
というイメージが出てくる。

同じ会社の中の同じ部署のメンバーでプロジェクトを進める。
もしくは、別の部署も交えて同じプロジェクトを進める。
というような同じ会社の中の場合は、
協働というイメージでは捉えにくい気がする。

そう考えると、
家族という関係の中における協働ということ言葉は、
腑に落ちる言葉ではないのかもしれない。

家族の中にあるやること

協働がプロジェクトを進めるときのことだとして、
家族という関係の中で、
プロジェクトと考えられるものはあるのだろうか?

・家を建てるプロジェクト
・子を育てるプロジェクト
・引っ越すプロジェクト
・介護プロジェクト

っとツラツラと書き出してみたが、
家族としての活動に対して、
プロジェクトつけるのは違うような気がする。

多分、
計画を立てて、予算を組んで、計画に沿って進めて。
っていう活動にならないからかも。

では、
家族は協働するものではないのかというと、
一緒に協力して暮らしを創る関係だと考えているので、
協働しないと成り立たないではと考える。

なので、家族には協働する関係は存在するでしょう。

協働する関係

例えば、コーアクティブ・コーチング®では、
コーチングは、コーチとクライアント(コーチィ)の
協働関係と言っている。

コーチとクライアントが
お互い100%と100%の力を発揮することで、
クライアント自身が望む人生の物語の主人公として歩んでいく、
その為の協働関係。

コーチとクライアントが
コーチング以外になにかを一緒にやるわけではないけれど、
協働関係と謳っていることもあり、
Doingとしての行動以外のことも、
協働という言葉には含まれるんじゃないかなぁ。

そういうことを踏まえて、家族の協働を考えてみる。

家族の中にある協働

家族でいるということは、
共の暮らしを過ごし、そのために共の暮らしを創っていくこと
と考えている。

共に暮らしを創っていくという中には、
プロジェクトのようなことよりも、
日常の小さいことの中に
小さな協働が沢山あることでしょう。

そんな小さい協働を積み重ねていくこと
その中で必要なことは、
やっぱり、会話をすることなんでしょうね。

何かを一緒にやるという中で、
あーだこーだと、どう進めていくか
小さい会話を繰り返していく。

会話を繰り返していくためには、
どちらかが一方的に話しているだけだと、
続いていかない。

相手から話されたこと、相談毎などに、
Yes, No を回答するだけだと、
検討する人と決める人という関係があり、
主従関係というか、上下関係があるように見えてしまう。

上下のある関係での会話では、
判断的な会話や批判的な会話が含まれることがあるでしょう。

なので、そういう会話をしないためにも
横並びの関係で創っていくことが、
協働関係の中には必要だと思います。

協働する家族

日常の暮らしを創っていく中で、
会話を進めていくこと。

そのためには、

普段から雑談することはもちろん、
続く会話を意識すること。

そういう会話を創るためには、
Yes だけ、または  No だけの一方的に終わらせる会話を減らし、
Yes、And や No, But を活用していくことも大事なことでしょう。
一つの方法として。

例えば、

A「旅行に行きたいんだけど」
B「疲れるから行きたくない」
A「…(もうこれ以上言いたくない)」

って会話や

A「旅行に行きたいんだけど」
B「いいよ~」
A「××温泉がいいって聞いたんだよね」
B「いいよ~」
A「…(話しを聞いているのかな?)」

って会話より、

A「旅行に行きたいんだけど」
B「最近疲れているので、旅行に行くのは、温泉でのんびりするならいいかなぁ」
A「温泉なら、××温泉っていいって聞くよ」
B「××温泉はよくわからないけど。ゆっくり出来るなら行く温泉は任せるよ」

っと、Yes, And や No, But でつなげる会話の方が
建設になりやすい。

なので、困ったことや、やりたいことがあった場合に、
Yes、And や、No, But 等で、会話を続ける習慣をつけていく。

もし時間が無くて、会話を続けることが難しいときは、
時間が空いた時にそういう会話をする。

こういう会話を繰り返していくことで、
日常のちょっとしたことや大きなこと、
そういうことを一緒にやっているという気持ちも生まれ、
協働する家族として過ごしていくことになるんでしょうね。



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