【創意工夫の日本史】ザビエルが日本にもたらした、あるものをカイゼン
『30の発明からよむ世界史』という本に書いてありました。
戦国期の宣教師で有名な人として、フランシスコ・ザビエルさんがいますよね。
小学校の歴史の教科書にはだいたい肖像画が掲載されています。
いたずら書きされる歴史上の人物では、たぶんベスト5にはいるのではないでしょうか(根拠ありませんが)。
さて、そのザビエルさんが日本にやって来たのは1549年。
その翌年、周防(現在の山口県)の大名、大内義隆へザビエルさんが献上した品物の中には、なんとメガネが入っていました。
そうです、フランシスコ・ザビエルさんが日本にメガネを初めて伝えた人なのです。
だから日本人の多くが、「メガネっ娘」や「メガネ男子」属性に心惹かれるのも、みなザビエルさんのおかげなのです(え?)。
ザビエルさんのお墓に足を向けて寝るなんてことは、日本人として、とてもできないのです。まぁ、ザビエルさんのお墓がどの方向にあるのか知りませんが💦。
メガネ、これは本当に便利です。ボクもお世話になっています。
しかしザビエルさんが日本に伝えた当時の眼鏡は、ヒモを耳にかけてつけるものでした(たまに時代劇でヒモで付けたメガネしてる人が出てきますね)。
彫りの深くない顔立ちの人が多い日本人としては、長時間つけていると辛いです。
しかし、日本人は、海外から入って来たものに対して、日本に会うようにカスタマイズするのが得意です。
なので、ザビエルさんが日本にもたらしたメガネに対しても、カイゼンしました。
一体、どんなカイゼンをしたのでしょうか?
正解は・・・・。
正解は、メガネに鼻当てをつけることを思いついた、です。
すごいですね、日本人ヽ(^^)ノ。
しかーし、日本人は同時にイミフな礼儀作法も考え出します。
それは、『目上の人の前ではメガネをかけてはいけない』というものです。
自分は頭良さそうでしょうという感じを、目上の人に与えては失礼であるという意味でしょうか。
今の、ハンコを押す時は上司の捺印にむかってお辞儀をしましょう的な?なんだそれ?(#゚Д゚)。
日本人は凄いんだけど、ちょっとズレてるところがあるような気がしますね😓。
(参考資料:『30の発明からよむ世界史』造事務所(編・著)池内了(監修)より)