松下幸之助の部下たらし
Hello world,はーぼです。
松下電器(現パナソニック)を一代で築き上げた松下幸之助は、今太閤ともいえる存在だったと思います。
いささか神格化されすぎた感もありますが、良くも悪くも人の心を魅了する、それこそ秀吉のようなところがあったのかも知れません。
あるとき、尊敬していた上司に転勤命令がくだり、代わりにやって来る新しい上司が人間的に今ひとつだったこともあり、その人事異動に抗議するため、部下たちが辞表を出すという事件がありました。
勢いで辞表を出したものの松下電器を辞めるのは、いざとなったら踏ん切りがつかない。
辞表をだした部下たちは、最終的には社主である松下幸之助に謝って、辞表をだしたことを、なかったことにしてもらいました。
「ご心配をかけて申し訳ありません」と謝る部下たちに、松下幸之助は「なぁ、君ら、(明智)光秀になるな。上の者の欠点ばかり見ていたら、結局は成功せん。(豊臣)秀吉のように上の者のいいところを見なさい」と諭したというエピソードがあるそうです。
松下幸之助の歴史観はさておき、こんな風に社主から言われたら、感極まって松下幸之助に心酔してしまうかもしれませんね。
豊臣秀吉は人たらしな印象がありますが、その点でも松下幸之助は今太閤にふさわしい人心掌握術の持ち主だったと言えそうです。
松下幸之助、そして義理の弟で三洋電機の創業者となった井植歳男、関東大震災ですべてを失い大阪で再起しシャープを創業した早川徳次。
大阪は世界に名を馳せた家電企業を育んだ土地でもあるのです。
ではでは、本日はここまで。Good-bye world,はーぼでした。
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