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日本保守党の研究 06 女の闘い

 飯山陽(いいやま あかり)さんが、東京(第)15区補選に出馬することになりました。
 日本保守党の衆議院選挙への初挑戦の初陣に、有本香さんの盟友が立ったわけですが、東京(第)15区は、江東区で、豊洲市場のあるところですので、もう一つの意味合いが加わりました。
 今朝の「あさ8」でのお二人の対談の開始部分でも、その件に関して、詳しく自在に語り合っています。

 東京(第)15区の補欠選挙に、東京都知事の小池百合子さんが、立候補するのではないかといううわさがありました。今でも、あります。
 小池さんは、都知事になってすぐ、築地市場の豊洲移転に関して、「安全だが、安心ではない」という迷言をはいて、移転を混乱させました。豊洲市場に開業予定だった観光施設「千客万来」も、着工を見送りました。
 その千客万来施設が、5年遅れで、今年の2月に豊洲で開業し、オープニングセレモニーには、小池都知事が、大久保朋果江東区長とともに出席しました。大久保区長は、昨年末の区長選で、小池都知事の後押しを受けて当選したばかりでした。
 小池さんは、こういう経緯のある江東区で、出馬を計画しているかもしれないのですが、そこに、先手を打って、飯山さんが、出馬を発表したわけです。

 小池さんは、カイロ大学に留学し、帰国後、アラビア語通訳・講師として働いていたときにきっかけを得て、ニュースキャスターとしての活躍を始めたのですが、カイロ大学卒業疑惑とか、語学力の疑惑が指摘されてきました。
 飯山さんは、イスラム思想研究者で、アラビア語通訳も務めておられる方なので、実力は、折り紙付きです。
 3月5日の日本保守党の記者会見で、飯山さんの擁立を発表したとき、百田尚樹代表が、「小池都知事が出てきたら、ぜひ私は小池都知事と飯山さんのアラビア語対決をやってもらいたいなと思ってます」と、けしかけました。
 今、小池さんの一挙一動が、注目されています。

 そして、もし、小池さんが、今回の補欠選挙で衆議院議員への転向をあきらめ、今年、6月20日公示7月7日投開票東京都知事選に、小池知事が3選を目指して立候補したときに、今度は、有本さんが対抗馬として立候補しそうな雰囲気が満々なのです。

 有本・飯山コンビ対、小池の争い。面白いですね!

 夕刊フジの有本さんのコラム「有本香の以読制毒」の3月8日分のタイトルは、
日本保守党初陣、東京15区を選んだ5つの理由 われわれは「小池百合子都知事との戦い」を望んでいる 飯山陽氏を擁立

です。その3頁に、こう書かれています。

 そして、第5の理由は、ここで初めて明かすが、「小池百合子都知事との戦い」をわれわれが望んでいることだ。これには少々説明がいる。
 現在、小池氏には2つの選択肢がある。
 1つは、7月7日投開票の都知事選で3選を目指す道。もう1つが、かねてから取り沙汰されている東京15区補選へのくら替え出馬である。
(中略)
 そのために、私たちは「4月の衆院補選」と「7月7日の戦い」を併せた、二段構えでのロードマップを考えてはいる。
 とはいえ、勝算があるわけではない。相手は巨象、私たちは「蟷螂の斧」だ。「Go for broke(当たって砕けろ)の精神」と言ったら嘲笑われるだろうが、それでも意志なきところに道はない。

 「7月7日の戦い」が、どんなものになるのかわかりませんが、ちゃんと、視野にいれていることの表明ですね。

 まずは、飯山さんが、東京(第)15区の補欠選挙4月16日告示4月28日投開票の補選で、どういう結果を出せるかに注目しましょう。

つづく

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