小説家になる方法 06 ETV特集 令和の“トキワ荘”~熊本から世界をめざせ~
放送 2/17(土) 午後11:00-午前0:00
見逃し配信期限 2/24(土) 午後11:59 まで
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2024021714006
熊本県の阿蘇カルデラの中にある人口6000人の高森町に、
アーティストビレッジ 阿蘇096区 があります。
もともとは温泉館という温泉施設でしたが、
今、世界から選ばれた10人のマンガ家と、編集者が共同生活しています。
コアミックス社長の堀江信彦(68歳)さんが考えた企画です。
堀江さんは、マンガ界のレジェンド編集者で、
週刊少年ジャンプの編集長をつとめました。
1号あたりの発行部数 653万部は、いまだに誰も抜けない金字塔です。
北斗の拳の作者、原哲夫さんを、若い頃に見つけ育てた方でもあります。
漫画界の編集者は、キャラクターの設定からストーリーの構築、スケジュール管理まであらゆる面で漫画家をサポートする日本独自のやり方です。
番組では、マンガ家と編集者が切磋琢磨する1年間の取材の様子が、描かれます。
堀江さんが、あるマンガ家の作品に、「当たり前すぎる。起承転結が重要」と言っていたのが、印象に残っています。
これは、漫画家になる方法 としてすばらしく、小説家になる方法 としても採用してほしいシステムですが、
堀江さんは、この方法で育てた、海外の若手が、自国に戻って、マンガ文化を育てるシステムが発達していないその国で、マンガ文化を育ててもらうことが、目的なのです。
また、高森町にある県立高森高等学校は、定員割れが続き、分校化などの整理が検討されていましたが、マンガ学科を開設することにしました。
公立高校としては全国初で、堀江さんの会社が、教育に協力します。
全国から応募があり、定員の40名が、満杯となりました。
これも。すばらしい試みですね。
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