『和ろうそくは、つなぐ』お話し会
愛知県岡崎市の松井本和蝋燭工房三代目和蝋燭職人松井規有(のりあき)さんと写真家・映画監督の大西暢夫さんのお話し会が、開催されました。
岐阜県岐阜市のフェアトレードとロシア雑貨のお店『flamant(フラマン)』さん2階ギャラリーで開催された写真展『和ろうそくは、つなぐ。ちいさな灯り展』会期中のイベントで、岐阜県揖斐郡にお住いの大西さんのご友人の店主さんが企画され、お二人の念願の地元開催が実現したそうです。
松井さんが主人公の大西さんの写真絵本『和ろうそくは、つなぐ』アリス館(2022年2月28日初版発行)を基調に パネル展示とスライドで大西さんが、書籍掲載の職人さんと職人さん同士のお仕事のつながりについてお話しくださいました。そして、松井さんが、和蝋燭の炎の特徴や原料の木蝋、ご製作の思いなどをお話しくださいました。お話し会場は、主催の店主さんの、松井さんの和蝋燭を灯して芯切りなどときどき火の世話をされたり、松井さんの奥さまご製作の灯芯と木蝋の原料の櫨(はぜ)の実を回覧されたり、大西さんと松井さんのお話しに合いの手を入れてさりげなく補足説明されたりなどのご高配で、笑いの絶えない温かく和んだ雰囲気でした。
大西さんが、2024年に公開と発行予定の職人さんの映画のご製作とご著書のご執筆中とのことで「映画は4時間半ほどの長編、本は400頁くらいの分厚いものになるかもしれない」とおっしゃって満席の会場がわきました。
大西さんが、お話し会終了後に慌ただしく取材先の九州へ発たれた後、自然に「松井さんを囲む会」になり、松井さんとご参加の方がたが、さまざまに交流されました。ご参加のみなさんからご購入の『和ろうそくは、つなぐ』にサインを求められ、次つぎにサインをされながら「恥ずかしい」とおっしゃる松井さんが、普段のお仕事場で黙もくと作業をされるお姿と違い印象的でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?