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『和ろうそくは、つなぐ』つながり
愛知県岡崎市の松井本和蝋燭工房三代目和蝋燭職人松井規有(のりあき)さんと写真家・映画監督の大西暢夫さんのお話し会が、開催されました。
岐阜県岐阜市のフェアトレードとロシア雑貨のお店『flamant(フラマン)』さん2階ギャラリーで開催された写真展『和ろうそくは、つなぐ。ちいさな灯り展』会期中のイベントで、岐阜県揖斐郡にお住いの大西さんのご友人の店主高橋純子さんが企画され、おふたりの念願の地元開催が実現したそうです。
お話し会の参加者のおひとり、和蝋燭作家の窪田月菜さんは、松井さんが主人公の大西さんの写真絵本『和ろうそくは、つなぐ』(アリス館、2022年2月28日初版発行)をきっかけに和蝋燭をつくりはじめられたそうです。松井さんの工房に高橋さんとご見学に行かれたこともあり、憧れのおふたりに同時にお会いできるこの機会を楽しみにされていたそうです。
窪田さんが松井さんに、和蝋燭にまつわるさまざまについて勉強中で、「灯芯引き」なども体験され、灯芯草栽培や木蝋(和蝋燭の原料:櫨(はぜ)の木の実を搾ったもの)の原料の櫨についてなどにもご興味をお持ちとお話しされました。和蝋燭づくり60年の熟練職人の松井さんが駆け出し和蝋燭作家の窪田さんの真摯なご質問などにご丁寧におこたえするやり取りは、論語の「子、日く」を思わせるようなほほえましいご様子でした。窪田さんは松井さんについての掲載のある矢野眞由美さんの書籍『櫨の道』(松山櫨復活委員会、2015年8月1日発行)も読んでおられ、おふたりの会話の中には「ショウワフクハゼ、ブドウハゼ、リュウキュウハゼ」など櫨の種類や「玉締め式圧搾機」を使用する長崎県と和歌山県の製蝋所さん、櫨の産地(主に九州だそうです)へのご言及などもあり、その場をご共有のみなさんの興味関心にさらにつながったようでした。お話し会終了後も松井さんを囲まれ、ご参加のみなさんそれぞれ和やかに活発に交流される素敵な時間でした。
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